闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

成功する人は「小さいこと」を疎かにしない

2015年11月13日 21時13分30秒 | Weblog
東洋経済オンラインに『松下幸之助はなぜ成功したか』という連載がある。
毎回、幸之助さんの様々ななエピソードが紹介されているのだが、
今回は『松下幸之助は座布団の置き方にもこだわった 成功する人は「小さいこと」を疎かにしない

企業経営者は大将であるから「豪快で小さな事に拘らない」と思っている人も多いかも知れませんが、
私が知っている成功した経営者の方々は、それとは逆に実に細かい。
ファーストリテーリングの柳井氏、ソフトバンクの孫氏、ハウステンボスの澤田氏、
欧米では、アップルの故スティーブジョブス氏、GEジャックウェルチ氏等も実に細かい。
まぁすべての成功した経営者がそうではないだろうが、細かいところまで目がいく人が多いのは事実。

上で紹介した記事には、松下幸之助さんのそのようなエピソードが載っています。
座布団の並べ方のエピソードだ。
筆者は『このような「小さな注意」を、私はそれから幾たびも経験することになった。』と書いておられます。

私はそういう細かいところまで気配りができるのが、優れた経営者であり
今日の連載のサブタイトル『成功する人は「小さいこと」を疎かにしない』は
優れた経営者としての一つの条件だと思っています。

細かいところに気がつくから、顧客のちょっとした言動にでも注意が行く。
注意がいくから、提供する商品やサービスもどんどん向上していくだろう。
そうやって日本の製品は高品質になっていったわけで、
日本製の基礎をなしているといっても過言ではないと思いますね。

そういう点から見れば、そんな細かい目を持っていない私はダメですね。
どちらかというと、私の考え方や姿勢は、欧米の経営者に近いかも知れませんね、
気配りより合理性を優先する傾向にありますからね。
座布団の並べ方より、座布団に座って話す内容の方にずっと重点を置きます。
万事こんな調子ですから、幸之助さんにお叱りを受けるでしょうな。

しかし、世の中すべての事に言えると思うのですが、特徴と欠点表裏一体のものです。
細かい事に拘りすぎると前に進まない、今の日本の企業に多いパターンだ。
気を配りたくても、移り変わりの激しい現代において、
世界と勝負している時は、そんなことを言ってられない場合もある。
そんなご時世に幸之助さんが生きておられたら、どのように決断されるだろうか?


今日目についた記事:
 ・<中国>パキスタンのグワダル港確保 「中パ経済回廊」起点
  日米がモタモタしている間に、中国の世界戦略が形になってきた。これは脅威だ。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 『「小さいこと」を疎かにしない』理屈では分かっているが、見えないんだから仕方ない。

今日読んだ本:
 教科書