闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
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日米の国策の違いが日本をIT後進国にしている

2015年11月05日 21時11分27秒 | Weblog
今日の東洋経済オンラインに、元ソニーにCEOであった出井伸之さんの対談記事が載っていた。
出井さんと言えば、ソニー時代にAIBOなど斬新な製品を世に送り出した人だ。
この記事では、EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー日本大会の審査委員長を務める出井さん
という立場での対談記事なので、ちょっと興味を引いた。

その対談記事の中で、特に目を引いたのが
『伊藤穰一さん(MITメディアラボ所長)が、BI(Before Internet)、AI(After Internet)
 という言い方をしていますが、現在の日本企業の時価総額トップ10社を見ると、すべてBIの会社です。
 一方、アメリカではAIの会社がたくさん上位にランキングされています。
 つまり、アメリカはAI以降の価値をクリエートしてきた国であると言えるわけです。』
という文章。

出井さん曰く、この日本と米国の差を生んだのは『いわば“20世紀の規制”を解消せずに、
そのまま日本は21世紀、「インターネットの世紀」に入ってしまった』と言っています。
正にそう思いますね-、インターネット関連で何かやろうとしても規制!規制!で雁字搦め。

つまり日本政府が見る目がないというか、頭が固いというか・・・
出井さんも『明らかに日米の国策の違いが関係していますから。』と言っている。
しかし、今に至っても、まだまだインターネット関連で商売をしようと思っても
いろいろな縛りがあって、なかなか起業しずらいのは事実だ。

私自身、インターネット関連の商売のアイデアをずっと前から持っているのだが、
会社法や労基法などに抵触するので、実現出来ずにいる。
これがシンガポール在住だったとしたら、絶対に実現出来ているはずだ。

また、私は以前からTPPには大反対の立場をとっているのだが、
既にそれに足を踏み入れた以上、TPPをチャンスと捉えてTPPを利用しない手はない。
TPPでは国内産業に大きな影響を与えるのは必至だが、日本政府も国民も意識変革して
もっとグローバルな視点、世界と競争することを考える必要がある。

出井さんの話に戻るが、出井さんは『2027年くらいまでに大きく世の中が変化していくと考えていいでしょう。』
と、そのインタビューの後半で述べていますが、私は東京オリンピックを境に大きく変わると思いますね。
何故なら、前回の東京オリンピックを境に、大きく高度成長を経験していますからね。

様々な物事で自動化が進むのは間違いありませんし、それによって斜陽する産業があり、
また新興産業が台頭してくる、という事はビジネスチャンスも沢山あるわけだ。
その記事の最後で『大企業とベンチャーとが両輪となって、日本を元気にしてもらいたいですね。』
と締めくくられているが、結局ネックになるのは、政府の頭の固さと国民の思いきりの悪さだろう。


今日目に付いた記事:
 ・車輸入で米・カナダに特例…TPP全章判明
  米国はTPPでは特例をつくらないという姿勢ではなかったのか? なんと自分勝手な国だ!!

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 ここ10年が勝負やね

今日読んだ本:
 教科書