闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

スプーキーで、ゾッとした話

2015年10月28日 21時44分57秒 | Weblog
10月31日に、小惑星が地球のそばを通過することをご存じでしょうか?
2013年にシベリアのチェリャビンスク州に落下した隕石の何と約30倍の大きさ。
それが地球のそば48万キロのところを通過するらしい。


月までの距離が38万キロですから、最も地球に近づいた時でも
月より遠くを通過する予定ですから、地球に衝突する確率は殆どゼロ。
なので、天体に興味の無い方は、そんなニュースも知らないかも知れませんね。


「地球に衝突しないのなら、問題ないじゃない」と思われるでしょう。
確かに今回は安全かも知れません。
しかし、私がゾッとしたのは、その小惑星が見つかったのが、何と3週間前。
理由は、その小惑星があまりに小さくかすかなため発見出来なかったのだとか。

つまり私がゾッとしたのは、地球に甚大な影響を与えるような小惑星でも
小さすぎて、ようやく3週間前にならないと見つけられなかった事だ。
今回は、たまたま地球にニアミスの距離を通過するからよかったものの、
もし衝突する軌道だったとしたら、たった3週間で人類は何ができるだろうか?

核ミサイルを撃ち込む? この小惑星は、名前は「スプーキー」というらしいが、
秒速35万キロで高速で飛ぶ弾丸のおよそ30倍にもなる。
それよりずっと遅い核ミサイルですら、迎撃の命中精度はかなり低いのに
核ミサイルで軌道を変えることはおろか、かすめる事すら難しい。
万が一命中したとしても、本当に軌道を変えられるのかかなり怪しい。
映画のようにカッコ良くは行かないでしょう。

そうなると気になるのは、じゃぁ地球の何処に落ちるかって事。
地球の大部分は海ですから、海に落ちる確率が高い事は予想されますが、
秒速35万キロで地球の海に突っ込んだとしたら、
落下地点を中心に津波が発生して、沿岸部に甚大な被害をもたらす事は間違い無い。

勿論、都市部に落ちたら、その都市は壊滅する事は間違いないし、
落下と衝突の衝撃波で、落下地点から広範囲に壊滅的な結果になる。
恐竜を絶滅させた隕石よりはずっと小さいので、
あのような大規模な生態系破壊は起こさないにしても
かなり大規模な被害を及ぼすことは必至だ。


宇宙天体望遠鏡ハッブルやハーシェルの何十光年も彼方の銀河の素晴らしい写真を
見なれているいるだけに、直径数十メートルの小惑星さえ近くに来ないと
発見出来ない私達の天体観測技術は、まだそんなものだったのかとあらためて驚かされた。


今日目についた記事:
 ・東芝リストラ策発表 1100人がソニーへ
  ソニーは復活したとは言いがたいが、明暗が分かれましたな。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 科学技術が進歩したとは言え、自然の前ではまだまだ無力ですな。

今日読んだ本:
 教科書