闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

下流老人に中年フリーターの残酷な現実、どうなってんだこの国は!

2015年10月19日 20時31分28秒 | Weblog
今日の東洋経済オンラインに『「中年フリーター」のあまりにも残酷な現実』という
記事が載っていました。

ご存じの通り、先日改正された労働者派遣法のおかげで、
非正規の無期限雇用が認められるようになり、非正規の固定化が進むでしょう。
正規→非正規は簡単ですけど、非正規→正規は至難の業。
ということは、正規は増えないが、非正規はどんどん増えるということです。
ましてや中年となると、正規雇用を求めるのは絶望的。

非正規の世帯のうち「貯蓄なし」が28.2%、「100万円未満」の世帯も26.6%らしい。
合わせると約50%強が100万円以下の貯蓄でしょう?!
年金だけでは、到底ゆとりある老後は望めませんし、貯蓄がなかったら更に悲惨。

先日、NHKスペシャルで、下流老人の特集をやっていましたけど、
余裕が無いどころか、憲法25条で保障している
「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」
とはかけ離れた生活でしたね、特に老後の貧困は悲惨です。

ある学者の解説では、憲法で保障されているのは「健康で文化的な最低限度の生活」ではなく、
「そういう生活を送る『権利』」だけだと言っていました。
だから、政府にしたら「国民はそうい権利」があるから、
どーぞ「健康で文化的な最低限度の生活」をしてください
「ただそれができるかどうかは国民次第です」というスタンスだと言っていた。
政府が本当にそう考えているとしたら、何とも詭弁ですね~。

TPPの関税撤廃で、また税収が減るわけですから、
政府としては、生活保護を受けている人が減って、納税者が増えた方がいいでしょう?!
それなら、そんな詭弁をゴタゴタ並べ立てる前に、納税者が増える施策をやるべきだ。
大・中企業だけが、納税者では無いでしょう!!!

安倍さんの「1億総活躍社会」というスローガンは大変結構。
でも企業は正規社員を非正規に置き換える事を推進しているし
どうやって国民が活躍できる具体的な施策をやるんだ?
そんな魔法のような事ができるのか?

そこで政府の悪意に満ちた考え方が、ちらほら見え隠れする。
下流老人は、放っておいてもそのうち死ぬ、そんな所に投資するな。
でも一応有権者だから、実現できなくても夢を持たせるスローガンだけは打ち出す。
非正規?政府は知った事ではない、スローガンは打ち出すがあとは企業の問題だ。
非正規が将来生活保護者になったら? なったらなったで、最低限の金だけ与えておけば
そのうちに死ぬから放っておけ。
大事なのは、ちゃんと納税してくれる大・中企業だ、他は早く死ぬように仕向ければいい。
私は、現在の政府・与党の考え方が、このようなものだと強く感じています。


今日目についた記事:
 ・<中国>GDP6.9%…政府目標下回る 7~9月期
  中国政府が発表しているのだから、本当はもっと酷い状況に違いない。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 これだけ酷い政策しかやってない政府に対して暴動が起こらないのが不思議だ。

今日読んだ本:
 教科書