闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

コンピューター進化の限界?

2015年10月21日 21時13分09秒 | Weblog
まだ私が十代の時から、コンピューターというものに強い興味を持ち、
現在においても、プログラムを創る意欲に駆り立てられる。
それ程、魅力的なコンピューターというものの進化が、最近鈍化しているように思われる。

以前は、1年もしたらCPUの処理能力は格段にアップし、
それを動かすクロックもますます早くなって、パソコンが快適に動くようになってきた。
ところが、最近のパソコンは、1年前のパソコンと比べて、
CPUの能力が格段にアップしたとは言いがたく、クロックもそれ程早くなっていない。
現在のコンピューターの流れに、限界が見えてきたような気がしますね-。

少々技術的な話になるが、CPUの演算スピードを上げるには、クロックを早くするか
半導体の集積度を上げるのが一般的だが、クロックを早くすると消費電力が増え、
CPUの発熱を如何に抑えるかが問題になる。CPUを構成する半導体は、熱には弱いからだ。

半導体の集積度を上げると、半導体の上に形成される素子が小さくなり
素子をつなぐいわば電線も細くなり、電気を流しにくくなると同時に
発熱が増え、結果、やはりCPUの発熱を如何に抑えるかが問題になる。
ところが現在CPUを冷却する方法は、CPUに扇風機がついているだけなので、
冷却するにも限界がある。

勿論、マニアの中には、CPUを液体窒素などで冷やして、クロックを早くするなどして
性能をアップさせている人もいるが、それでもある程度まで来ると
液体窒素を使っても冷却させられなくなる。

現在のコンピュータの性能が飛躍的に向上しないのは、もはや現在の方法では
発熱を抑えるのが難しいので、進化が鈍化したのでは無いかと推測している。
ここでのポイントは、「現在の方法では」という点だ。

熱に強い半導体を開発する方法もその一つだが、これには莫大なお金がかかる上
たとえ成功しても、製品化すると大変高価なコンピュータになってしまう。

そこで私が思うに、これ程ネットワークが進化したのだから、
もはや1台のコンピュータだけで処理を行うのではなく、
他のコンピュータも連携して処理すれば、1台1台のコンピュータの性能が
大したモノで無くとも、理論的には連携するコンピュータが増えれば増えるほど
処理速度が上がる。(勿論、それにもいろいろな限界があるのだが)
映画ターミネーターに出てくるスカイネットのように意思を持つことにはならないと思うが
そのような方式で、スピードアップしたコンピュータで最も有名なのが
「スーパーコンピュータ京」である。

個人では、なかなか複数台のコンピュータを持っている人は少ないだろうが
オフィスなどでは、複数のコンピュータがあり、すべてのコンピュータが
常に使われている事は無いだろうから、
寝ているコンピュータに稼働中のコンピュータの処理の一部をやらせれば
見た目の処理速度はアップするという訳だ。

そういうコンピュータを連携させる技術が出てきても良さそうに思うのだが
残念ながら、現在、巷にはそういうモノがありませんねー。
となると、今後、コンピュータの性能が飛躍的にアップする可能性が無いとすると
そこがやはり現在の方式のコンピュータの限界という事になるなぁ。


今日目についた記事:
 ・今年の訪日客、早くも1500万人=年間最高更新、旅行消費は7割増
  これを一過性のブームと見るか、それとも継続するものか・・・

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 人類は更に高性能のコンピュータを欲している。

今日読んだ本:
 教科書