3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

ビートルズの思い出

2015-12-29 18:04:18 | 日記
ビートルズの楽曲のストリーミング配信がクリスマスイブに始まり、28日までで最も多く聴かれている曲はCome Togetherであることが明らかになった、という。
世の中の人はCome Togetherなのか。

で、私はというと・・・、Rubber SoulとLet IT BEのアルバムを聴いている。
Yesterday と Hey Jude・・・

若いころ、初めて聴いたLPはオールディーズビートルズだったかもしれない。
なぜかB面からきいてCan't buy me love に衝撃を受け、多くの時間をビートルズにささげた時期があった。
それで、クラシックからビートルズに切り替わって、人生が変わったような気もする。そのままビートルズに出会わなかったら今頃相変わらずシューベルトなどを弾いていたかも。

保守的な年寄りがダメというものをやってみるのが若者の特権だった。
髪を長くして、汚いジーパンをはいて、ベトナムに平和をとデモる。
若者が社会そのものに反逆するのが当たり前の時代だった。あれから幾星霜。

私はというと再びシューベルト、ベートーベンに回帰している。

ビートルズが相変わらず好きだし、嫌いになったわけじゃないけれど、それなりに楽しめるんだが、ベートーベンの第九の第3楽章を聞くほうが今の気分にマッチする。そういう年になったんだなあ。





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ニュースの深層は浅薄すぎ コップ21の話

2015-12-25 17:59:15 | 現代社会論
先日、日テレ系のニュースの深層というのをみた。
コップ21のパリ協定の話だった。

地球温暖化をどう阻止するかという話なのに、温暖化で新しいビジネスはないのか、というとんまな質問。
地球温暖化を防ぐにはどうしたらよいかを考えろというのに、なんでその質問。

あまりに不勉強。
環境問題は今や世界の課題で、先進国である日本も待ったなし。

とにかく、マスコミの人々の環境に関する知識のなさにはあきれる。

これでは、日本が環境問題で世界をリードできない理由がよくわかる。
だれもかれもが、無知蒙昧、一刻を争うこの問題、危機意識が全くない。
まじめな小学生のほうがよっぽどましだろう。

結局、天気予報を見ましょう、というようなまとめ方。
そりゃないだろう。

深刻な問題に誰も気づいていないのか。
環境問題への関心は、日々の暮らしに追われていると湧かないものらしい。
それでもやらねばならない。
本当にどこから手を付けたらよいか。
とりあえず、環境に負荷を与えるものはやらないのである。

まずテレビのチャンネルを減らしたらどうか。
電気もったいないからね。
それから、車は原則禁止。
公共交通機関を使えと言いたい。東京はとくにそうである。

氷河が溶けているのである。
水没する島があるのである。
熱帯化する気候、マラリヤなども心配だし、なにより食物の生育があぶない、となれば食糧危機もやってくることになり、ことは深刻なのである。

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あさが来たのヒロイン 妾の話

2015-12-25 11:06:00 | 女性の地位
あさが来たは高視聴率をキープしているらしい。
たしかに、二人の男性、応援してくれる舅、そして、育児を引き受けてくれる姑。
強い運をもつ女性で女性たちはこういう人生だったら仕事を頑張れると思える。

しかし、実の人生は妾がいたらしい。
たしかに、この時代、経済的ゆとりのある層の男どもは妾をかこっていた。
それが、家父長制度、男優位社会のおきてのようなものだった。

蓄妾(ちくしょう)である。

一人二人ではない。蓄財するがごとく蓄妾である。

朝のドラマであるし、視聴者の多くは主婦層であり、男の後継ぎがほしいということで妾をかこい、それに男子を産ませるなんて言う、胸糞悪い展開は受け付けない。愛人が出てくるというような展開は、視聴率の激減につながるから賢いNHKはそういう展開は避けるだろうと思うのである。

しかし、現実のあさの人生には妾がいたという。
円地文子の女坂を読めばわかる。本妻が夫のために妾を探してあてがう。
お家存続のため、男のわがままのため、そんな人生は嫌だというところから女性の権利拡張の運動は始まるのである。
一夫一婦制、参政権、その根源に妾があるのである。女は子産みの機械ではないのである。

夫が妾をあてがわれて後継ぎを作るなら、こっちだって、仕事で知り合った留学帰りのハンサムなやり手と恋愛関係に落ちたっていいじゃないというのが、現代版のあさが来たの展開なのかもしれない。

それにしても、五代様はもう少し紳士的でなければなりませんが、この後はどうなるのでしょうねえ。


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下町ロケットはだんだんつまらなくなってきたように思います

2015-12-24 18:51:19 | 現代社会論
下町ロケットが終了した。
基本的には面白かったのだが、どうも最後のあたりになると、息切れ状態。
それに絶叫ばかりでみていてやや疲れる。

技術は嘘をつかない、のはわかるが、それだけじゃつまんない。
技術屋というのはあんなにしょっちゅう絶叫するわけがないのである。
いつでも沈着冷静なのが理系の人間の特徴である。
娘の就活も理系の就活のことをわかっていないのが書いているって感じである。

あの脚本は文科系のやつが書いているとしか思えない展開なのである。
そこがどうも限界の源。
細部の描写が雑で、その結果薄い内容になってしまっている。

医療機器の開発にしても本当はあんなんじゃないだろうに。
いつもお涙頂戴で、またその話かということになる。

ネタが尽きた感じである。

やはり柳の下の泥鰌(どじょう)。

こんどはショパンコンクールとかそういう音楽ネタのほうがいいのではないでしょうか。
環境保護の活動とか、新しいネタを探してほしいものである。
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隈研吾氏の新国立競技場

2015-12-24 18:11:57 | 現代社会論
伊東豊雄も立派な建築家であるが、隈研吾もなかなかよい味のある建築をやる人と思う。
根津美術館に行ったとき、隈研吾のデザイン、和の豊かさを追求しているところがよくてずっとファンである。
梼原町というまちがある。四国の高知の山に入ったところで環境配慮のまちづくりをやっているのでちょっと有名だが、いわゆる過疎の町がある。
ずいぶん前、5年ぐらい前だったか、市庁舎、雲の上のホテルという町営のホテルのデザインを隈研吾が手掛けているのを偶然みつけ、いつか行きたいとおもっている。とても素晴らしいのである。隈研吾がますます有名になって梼原町の雲の上のホテルが混んでしまうと困るのであまり知られたくないのであるが、一度行ってみたいホテルである。

というわけで、新国立競技場のデザインが隈研吾になったので、ちょっとうれしいのである。

競技場の中などがザハのものと似ているとか言われているが、競技場なのだからある程度は似るのが当たり前ともうのだがどうなのか。
専門的な見地からあれこれ言うのはわからないでもないが、悔しさがにじみ出ているとしかいいようがない。

隈研吾も一時はトンネルの中に入った状態にあったらしい。しかし、梼原町の仕事あたりから、地方の名もない町のホテルや市庁舎というものを手掛けたあたりから、独自の存在感を示すデザインに転換したように思う。他を寄せ付けないオリジナルなものだけが能じゃないというデザインにかわっていったように思う。

神宮の森に突然流線形の宇宙船が舞い降りたようなザハのデザインはやはり、我々のものではない。

結局、法隆寺あたりの発想とイメージがいちばんみのたけにあった建造物のように思えてくる。

たびたび書いているのだが、2020年に向けて、東京はもっと緑あふれる木の文化に徹した街づくりを目指すべきと思う。
駅舎、橋、日本橋や銀座の目抜き通り、大手町、東京駅、住宅地の隅々にいたるまで、みな、緑あふれる環境配慮に徹頭徹尾追求した街づくりを目指すべきであり、今が転換のそのときだと思うのである。

赤や黄色の下品な看板は極力なくして、美しいホッとできる緑豊かなそして美しい川のせせらぎを感じることができるそういうまちづくり。
それこそ、我々独自のおもてなし精神の神髄ではないだろうか。






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