3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

ニュースの深層は浅薄すぎ コップ21の話

2015-12-25 17:59:15 | 現代社会論
先日、日テレ系のニュースの深層というのをみた。
コップ21のパリ協定の話だった。

地球温暖化をどう阻止するかという話なのに、温暖化で新しいビジネスはないのか、というとんまな質問。
地球温暖化を防ぐにはどうしたらよいかを考えろというのに、なんでその質問。

あまりに不勉強。
環境問題は今や世界の課題で、先進国である日本も待ったなし。

とにかく、マスコミの人々の環境に関する知識のなさにはあきれる。

これでは、日本が環境問題で世界をリードできない理由がよくわかる。
だれもかれもが、無知蒙昧、一刻を争うこの問題、危機意識が全くない。
まじめな小学生のほうがよっぽどましだろう。

結局、天気予報を見ましょう、というようなまとめ方。
そりゃないだろう。

深刻な問題に誰も気づいていないのか。
環境問題への関心は、日々の暮らしに追われていると湧かないものらしい。
それでもやらねばならない。
本当にどこから手を付けたらよいか。
とりあえず、環境に負荷を与えるものはやらないのである。

まずテレビのチャンネルを減らしたらどうか。
電気もったいないからね。
それから、車は原則禁止。
公共交通機関を使えと言いたい。東京はとくにそうである。

氷河が溶けているのである。
水没する島があるのである。
熱帯化する気候、マラリヤなども心配だし、なにより食物の生育があぶない、となれば食糧危機もやってくることになり、ことは深刻なのである。

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あさが来たのヒロイン 妾の話

2015-12-25 11:06:00 | 女性の地位
あさが来たは高視聴率をキープしているらしい。
たしかに、二人の男性、応援してくれる舅、そして、育児を引き受けてくれる姑。
強い運をもつ女性で女性たちはこういう人生だったら仕事を頑張れると思える。

しかし、実の人生は妾がいたらしい。
たしかに、この時代、経済的ゆとりのある層の男どもは妾をかこっていた。
それが、家父長制度、男優位社会のおきてのようなものだった。

蓄妾(ちくしょう)である。

一人二人ではない。蓄財するがごとく蓄妾である。

朝のドラマであるし、視聴者の多くは主婦層であり、男の後継ぎがほしいということで妾をかこい、それに男子を産ませるなんて言う、胸糞悪い展開は受け付けない。愛人が出てくるというような展開は、視聴率の激減につながるから賢いNHKはそういう展開は避けるだろうと思うのである。

しかし、現実のあさの人生には妾がいたという。
円地文子の女坂を読めばわかる。本妻が夫のために妾を探してあてがう。
お家存続のため、男のわがままのため、そんな人生は嫌だというところから女性の権利拡張の運動は始まるのである。
一夫一婦制、参政権、その根源に妾があるのである。女は子産みの機械ではないのである。

夫が妾をあてがわれて後継ぎを作るなら、こっちだって、仕事で知り合った留学帰りのハンサムなやり手と恋愛関係に落ちたっていいじゃないというのが、現代版のあさが来たの展開なのかもしれない。

それにしても、五代様はもう少し紳士的でなければなりませんが、この後はどうなるのでしょうねえ。


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