昨日の続き。
案の定、渡辺は自分勝手な解釈をして、まったく、ムカつく男である。
「そうこうしているうち、半年後に、彼女は突然、配置転換になった。それは彼女が希望したのか、それとも単なる人事異動であったのか。わたしにはわからなかったが、彼女は意外に簡単にそれを受け、整形外科を去っていった。」
「わたしはほっとしながら、同時に、なにか、もの淋しさを覚えたが、それ以来、彼女からの連絡は途絶え、そのまま会うこともなく半年が過ぎた。」
「むろん、彼女は同じ院内にいて、さらに彼女のアパートも知っていたので、会う気になれば会えないわけでもなかったが、それでは、わたしが追いかけていることになる。」
「決して、会ってはいけない。このままじっとしているんだぞ」
「厳しく自分にいいきかせているうちに、わたしは大学院の4年生になっていた。
この1年で論文を完成したら、学位を得て大学院を終えることができる。」
結局、学位を優先して、彼女を捨てたのである。結婚なんかする気もなく、テキトーに付き合って子どももろとも棄てたというわけである。
私は、本人および、日経新聞は、この話にでてくる「内田理恵」」さんに事前に了解をとっているのか、確認したい気持ちである。
男女だから、別れることもあるだろう。官能小説家で売っている渡辺だから、そういう話を持ち出したい気持ちなのだろうが、これは相手がいる話、自分ひとりで悦に入ってる場合ではない。
そういう事実があったとしても、日経の履歴書に書くのなら、美しくぼかして書いてあげるのが紳士だろう。
自分勝手などうしようもない男。
「・・・・彼女は突然別の地域に移り、大学病院に勤めている、という噂が流れてきた。これで、彼女とのあいだは完全に切れた。
わたしはそのことに、大きな安堵と、ある淋しさを覚えながら、納得した。」
やはり身勝手な男としては、大きな安堵がまず先にくるのだろう。何が「納得した」だ。
「内田理恵」さん!あなたは、なぜ、だまって去っていったのでしょうか。今もご健在なのでしょうか。
どうせ別れるなら地獄の底まで追い詰めてどん底を味わらせなければ。あなただけが傷つくことはなかったのです。こういう時は黙って去っていってはいけません。クセになりますから。一種の病気だから。
朝からホント胸糞悪い「私の履歴書」である。
明日から読むまい。
案の定、渡辺は自分勝手な解釈をして、まったく、ムカつく男である。
「そうこうしているうち、半年後に、彼女は突然、配置転換になった。それは彼女が希望したのか、それとも単なる人事異動であったのか。わたしにはわからなかったが、彼女は意外に簡単にそれを受け、整形外科を去っていった。」
「わたしはほっとしながら、同時に、なにか、もの淋しさを覚えたが、それ以来、彼女からの連絡は途絶え、そのまま会うこともなく半年が過ぎた。」
「むろん、彼女は同じ院内にいて、さらに彼女のアパートも知っていたので、会う気になれば会えないわけでもなかったが、それでは、わたしが追いかけていることになる。」
「決して、会ってはいけない。このままじっとしているんだぞ」
「厳しく自分にいいきかせているうちに、わたしは大学院の4年生になっていた。
この1年で論文を完成したら、学位を得て大学院を終えることができる。」
結局、学位を優先して、彼女を捨てたのである。結婚なんかする気もなく、テキトーに付き合って子どももろとも棄てたというわけである。
私は、本人および、日経新聞は、この話にでてくる「内田理恵」」さんに事前に了解をとっているのか、確認したい気持ちである。
男女だから、別れることもあるだろう。官能小説家で売っている渡辺だから、そういう話を持ち出したい気持ちなのだろうが、これは相手がいる話、自分ひとりで悦に入ってる場合ではない。
そういう事実があったとしても、日経の履歴書に書くのなら、美しくぼかして書いてあげるのが紳士だろう。
自分勝手などうしようもない男。
「・・・・彼女は突然別の地域に移り、大学病院に勤めている、という噂が流れてきた。これで、彼女とのあいだは完全に切れた。
わたしはそのことに、大きな安堵と、ある淋しさを覚えながら、納得した。」
やはり身勝手な男としては、大きな安堵がまず先にくるのだろう。何が「納得した」だ。
「内田理恵」さん!あなたは、なぜ、だまって去っていったのでしょうか。今もご健在なのでしょうか。
どうせ別れるなら地獄の底まで追い詰めてどん底を味わらせなければ。あなただけが傷つくことはなかったのです。こういう時は黙って去っていってはいけません。クセになりますから。一種の病気だから。
朝からホント胸糞悪い「私の履歴書」である。
明日から読むまい。
自分も含めた人間の弱さや醜さを冷徹な洞察力で作品化するのが作家の仕事だとは思いますが、単なる愚鈍なエロエンターテイメント?
巻き込まれないよう、絶対に、読まない、買わないこと。
この方より辛い思いをされた女性を昔知っています。その女性は、渡辺氏結婚前、結婚を考えた方でしたが、親の猛烈な反対により、破談になりました。渡辺氏はその女性を本気で愛していた為、とうとうお書きにはならなかった。
その方は確かお嬢さんを産み、のちに手離す事になるお嬢さんを追い、東京へ行きました。その後その方とお嬢さんはどういう人生を送られたのか…風の噂では20数年前に、その女性は多発性骨髄種というご病気で亡くなられたとか…。お嬢さんは確か35年生まれですから、今年54才と記憶してますが、亡くなられた女性はとても聡明で美しい、良識のある方でした。1人残されたお嬢さんが、その後幸せな人生を送られている事を、願わざるをえません。。。
そうですか。結婚したい女性がいたんですね。しかも、「その女性」にも子どもを産ませたんですか。
何人の女性が心身ともに傷つき人生を狂わせられたのかと思います。70代80代の方々の時代は結婚を親に反対されたら、やはり親に従って破談になるのが常だったのでしょうか。そんなこともないと思うのですがどうなのでしょう。
いつの時代も親の言いなりになるどこまでも脳天気なぼんぼんはいるものですが。
「その女性」は子どもを産み、シングルマザーになったのでしょうか。あの時代にひとりで子どもを産み育てていくというのは並大抵のことではなく、「その女性」とお嬢様はどんなにか苦労なさったかと思います。しかも、骨髄腫でなくなったとは!あまりに悲しいものがたりです。
その頃、本人は女性遍歴を肥やしに小説家としてとにかくうれるための努力をしていたのでしょう。
医師という人の命に係わる仕事をしているにもかからず、女性の性は侵害しても平気なんでしょうか。
渡辺淳一は最初の結婚が破談になり、男女関係いおいて自暴自棄、いびつな性の追求に陥ったのでしょうか。
親の言いなりになる所詮気骨のないどうしようもないただの平坦な男。なんの魅力も感じませんが。大衆小説家としてはそれなりに売れたのですから、本人は満足でしょう。
今、お嬢様は父親の訃報を触れ、どのような心境なのでしょう。54歳のお嬢様が幸せであることを願うばかりです。
どんなに愛し合っても、別れることはあります。その後は、その人のいない人生をそれぞれ歩んでいくのでしょう。しかし、出会ったことは消し去ることはできない。そう思うとどんなに小さな出会いも大切なものに思えてきます。
実際は、ひとりの女性を5回も中絶させています。
医師なのに。