3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

稲田はやめるべきである 国会議員としての資質に欠けると思う

2017-03-15 18:14:43 | 現代社会論
偏りすぎている。
稲田をなんとかしてほしい。やめてほしい。
教育勅語を支持しているというし、自衛隊の南スーダンへの派遣の際だったか、血を流せ、といったとか。
なら、「先づ隗より始めよ」で、本人が南スーダンでもどこへでも出かけていって血を流してほしいものである。
自分は、危険なところにはいかず、平気で血を流せ、とは、いったいどういう精神構造なのだろうか。そんなことまじめに考えているとすれば、大問題である。
人の命をどう考えているのだろうか。

そもそも教育勅語がよいなどと公言する神経が理解できない。頭がおかしいとしか思えない。
戦後、全否定された教育勅語を持ち出して、血を流せ、というなんて、公人としての仕事は到底任せられない。
狂信的な右翼の活動家みたいなのが、教育勅語を持ち出したのだら、バカだなあ、で終わりだが、防衛大臣という要職にある人物がそれをいうか?
心の底で教育勅語に親しみがわくということがあってもそれをおくびにも出さないのが公人としての立ち位置だろうに。

しかも、任命権者である安倍は咎めることもない。一つ穴のむじなであり、そもそも安倍がそういう人だから、お仲間なのだからどうしようもない。かばっている。



オランダの極右が躍進するといわれていたが、ウィルダースは第一党にならなかったようだ。ほっと胸をなでおろす。
ルッテ首相の与党、自由民主党(VVD)とウイルダースの討論会(in エラスムス大学)をNHKの国際報道でやっていた。学生が、教育を受けていたら、99%はルッテを支持するだろうとコメントしていた。
健全な反応である。しかし、アムステルダムから離れ郊外にいくとそうでもないらしい。
イスラムの人々の仕事を奪われ、難民の人たちのために予算が使われて、自分たちのところに投入される社会保障サービスなどがへらさていることに不満を募らせていた高齢女性は、オランダ第一を掲げるウイルダースを支持するといっていた。

結局、良い教育を受けた人々は高所得でリベラルに、低学歴で仕事がえられず不満を募らせる地方の人々や高齢者は、ますます貧困となる。学歴が低いので、世界の動きがどうなっているかより、明日の自分のごはんのことのみしか考えられなくなっている。それは、仕方のないことなだろうが、それで、政治が動いて極右になってしまうと、大変である。オランダをEUから離脱させてはいけない。ヨーロッパだけでなく世界が大混乱に陥るから。

稲田、安倍の思想的な位置をみると、この極右に分類できると思う。世界の動きとか平和を維持するとかそういうものには関心がない、そいういう大衆を味方につけようとしている。

女性活躍だとかだれもが反対しない飴をちらつかせ、支持を獲得する。マスコミ対策もぬかりなくやって、TV見ている一般大衆は、すっかりこれで騙されてしまう。
マスコミも安倍に取り込まれてしまい、森友学園の問題などの取り上げ方が緩すぎる。視聴率稼ぎに取り上げているだけで、問題の本質をはぐらかせるというやり方がみえみえで胸糞わるい。

稲田、安倍は世界で台頭し混乱に貶めている極右と同じで、狭い了見、自国のことのみしか考えられない、世界の平和を維持するというところからみるときわめて危険な思想の持主なのである。

女性活躍で大臣になった稲田、しかし、一皮むけば、とてんでもない狂信的極右の戦争突入も辞さないやからで、これからの日本はこれでは暗い闇の時代に再び入って行ってしまう。
絶対そうはさせない。

韓国が揺れていて、北朝鮮も不穏な動きをしている、トランプは到底思慮深く考えられるわけもなく、場当たり的な素人。
今ほど、極東が不安定な時はない。とにかく、アジア、世界の平和をどう守ることができるか、自国のことだけでなく、アジアや世界が動揺しないようにするためにはどうしたらよいかを真剣に考えるべきである。
そういう時に教育勅語なんてもちだしてアジアの国を刺激する防衛大臣って、あほと違うだろうか。


日本の左翼とジャーナリズムは全力投球をして、正常な政治体制に変える必要がある。
このままだと、大変なことになるのである。反体制は大同団結して、再編すべき。
森友学園の問題はよい機会なのである。この問題が表面化したことは、日本にとっていいことなのである。
この際、全部、なにからなにまで、明らかにして、腐った今の政治、官僚組織、文科省の右傾化もふくめ、徹底的にやるべきだ。



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