3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

生活保護の話:ハンマー投げの選手の場合

2012-08-23 19:16:50 | 現代社会論
ハンマー投げの選手の実母が生保受給していたという。
離婚して父親についた子どもが大成して経済的にゆとりがある場合の話。

扶養義務などはないだろう。

ずっと昔に離婚して家をでていった母を許せないのだろう。子どもとしては。
この実母、新しい家族を形成し子どもも設けた。いっときは幸せだったのかもしれない。しかし、その新しい男は事業に失敗、行方知れずになった。そこで人生の歯車は狂う。

ひとり残された母は、別れた元夫や子どもたちに頼ることもできず・・。

よくあるケースだ。

結局、この大成した子どもの気持ちの問題なのだろう。

私だったらどうだろう。自分をおいて新しい男に走った?母を一生許せないかもしれない。このあたりは、事実は知らないので想像でしかないが。

そうはいっても、実の母が落ちぶれて、食うや食わずになっているのを知ったら、やはり、援助するのではないかと思う。
父親には内緒にして、小遣いを送り続けるかもしれないと思う。
かってにしろ、生保でももらって暮らせ、とは言えない。
自分の実の母があばら家に住んでいて自分は豪邸、というのは、自分としては許せない。

なんとか援助の方法を考えるだろうと思う。
中学生や高校生ではなく、30もすぎた40近い、れっきとした社会人、しかもメダリストなのだ。泉麻人にいわせれば神格化された存在。
そのくらいの大人の対応はできるのではないかと思う。

これは扶養義務の問題ではなく、親子の葛藤を克服できるか、和解できるかどうか、という問題だ。

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