NHK・朝ドラ、「なつぞら」は戦災孤児「なつ」の物語。
4月1日にスタートして以来、欠かさず見ている。私にしては珍しい。
この前、まじめに見たのは・・・花子とアン、あさが来た、トトねーちゃん、それ以来である。
子どものころは、NHKの朝ドラは日曜日の歴史大河ドラマと並ぶ国民的番組であり、だれもが毎回楽しみにしていた。とはいうものの子どもは学校に行ってしまい、残った専業主婦と自営業主の妻たちによって支えられていたのではないか、と今になって思う。
しかし、いつのころからか、それは、必ずしも国民的番組ではなくなった。
日曜日の大河ドラマ、西郷どん、は何とか見ていた。八重の桜も結構みていた。竜馬伝は欠かさず見ていた。
今やっているマラソンの話は見ていない。竹之内豊が出ているので見ようとおもうのだが、なかなか見るチャンスがない。
一家団欒、日曜の夜はさざえさんをみて、NHKの大河ドラマをみる、という生活スタイルが完全に崩壊しているので、大河ドラマも低迷を続けているのだろうね。
で「なつぞら」のはなし、これは、孤児として上野駅で兄と妹と一緒に浮浪児をやっていた主人公が、刈り込みにあい、孤児院にいるところを戦死した父の戦友が表れて北海道に引き取られていく話。今のところの話であるが、毎回、孤児のなつがかわいそうで、涙なくして見られないのである。
昭和20年の8月15日、戦争が終わった。しかし、東京大空襲で親をなくし、また父親や兄を戦争でなくした子どもたちが大勢いて、貧しくさびしかった。貧困は日本全体にひろがっていて今の比ではなかったのだ。
そこから復興していく日本であるが、復興の途上で戦災孤児たちはどのようなつらい思いをしたかが手にとるように知ることができる「なつぞら」なのである。
浅草の孤児院がたびたび出てくるが、かなりひどく表現されているが、ものがない時代にあって孤児院も大変だったのだと思うのである。
孤児院は今の児童養護施設である。今は、虐待児童ばかりになっているが、戦争直後は戦災孤児のための施設のようなものだった。
「なつ」が一生懸命、牛の世話をしながら新しい生活になじもうとけなげに努力しているシーンをみると「がんばれ」と応援したくなるし、お父さんの遺言の手紙を読むシーンでは一緒に悲しんでしまう。
戦災孤児の話はもうすっかり過去の物語として忘れられているのだろうけれど、私は忘れてはいけないと思うのである。
「なつぞら」をみて、二度と戦災孤児を生んではいけないと思う。戦争回避のために何をすればよいのか、考えたい。
明日の「なつぞら」はどんな話なのだろう。楽しみなのである。
4月1日にスタートして以来、欠かさず見ている。私にしては珍しい。
この前、まじめに見たのは・・・花子とアン、あさが来た、トトねーちゃん、それ以来である。
子どものころは、NHKの朝ドラは日曜日の歴史大河ドラマと並ぶ国民的番組であり、だれもが毎回楽しみにしていた。とはいうものの子どもは学校に行ってしまい、残った専業主婦と自営業主の妻たちによって支えられていたのではないか、と今になって思う。
しかし、いつのころからか、それは、必ずしも国民的番組ではなくなった。
日曜日の大河ドラマ、西郷どん、は何とか見ていた。八重の桜も結構みていた。竜馬伝は欠かさず見ていた。
今やっているマラソンの話は見ていない。竹之内豊が出ているので見ようとおもうのだが、なかなか見るチャンスがない。
一家団欒、日曜の夜はさざえさんをみて、NHKの大河ドラマをみる、という生活スタイルが完全に崩壊しているので、大河ドラマも低迷を続けているのだろうね。
で「なつぞら」のはなし、これは、孤児として上野駅で兄と妹と一緒に浮浪児をやっていた主人公が、刈り込みにあい、孤児院にいるところを戦死した父の戦友が表れて北海道に引き取られていく話。今のところの話であるが、毎回、孤児のなつがかわいそうで、涙なくして見られないのである。
昭和20年の8月15日、戦争が終わった。しかし、東京大空襲で親をなくし、また父親や兄を戦争でなくした子どもたちが大勢いて、貧しくさびしかった。貧困は日本全体にひろがっていて今の比ではなかったのだ。
そこから復興していく日本であるが、復興の途上で戦災孤児たちはどのようなつらい思いをしたかが手にとるように知ることができる「なつぞら」なのである。
浅草の孤児院がたびたび出てくるが、かなりひどく表現されているが、ものがない時代にあって孤児院も大変だったのだと思うのである。
孤児院は今の児童養護施設である。今は、虐待児童ばかりになっているが、戦争直後は戦災孤児のための施設のようなものだった。
「なつ」が一生懸命、牛の世話をしながら新しい生活になじもうとけなげに努力しているシーンをみると「がんばれ」と応援したくなるし、お父さんの遺言の手紙を読むシーンでは一緒に悲しんでしまう。
戦災孤児の話はもうすっかり過去の物語として忘れられているのだろうけれど、私は忘れてはいけないと思うのである。
「なつぞら」をみて、二度と戦災孤児を生んではいけないと思う。戦争回避のために何をすればよいのか、考えたい。
明日の「なつぞら」はどんな話なのだろう。楽しみなのである。