3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

民進党のこれから 若手にしてみたら

2017-07-28 10:02:28 | 現代社会論
自民党がこれだけひどいテイタラクなので、野党、今こそがんばってほしいものである。
民進党、レイホウが辞めた。で、だれがリーダーになるのか。
民進党も右から左いるので、まとまりにくいところが弱いところである。
先日、深層ニュースに前原が出て、小さい政府ではなく、大きい政府をめざし、増税してでもデンマークのように国民の幸福度が高い国をめざす、と言っていた。
言っていることは正しい。ただ、日テレなので小さい政府、規制緩和が一番と思い込んでいるキャスターたちはみな理解できないような顔をしていた。
この20年余、日本は小さい政府への道をまっしぐらに走ってきた。若者は物心つくころから規制緩和、規制にドリルは是という思想が染みついている。自己責任とかしみついている人たちにとって大きな政府は受け入れられないと思うが、ヨーロッパもアメリカもリベラルがちゃんと力をもっていて機能している。うらやましい。日本もそろそろまともな左翼がまとまって一大勢力を形成するべきではないか。北欧型の社会をめざすというのなら支持してもいいと思っている。

ただ、前原がいうのもなんだかなあ、と思うのである。
前原は民進党のタカ派である。細野もそう。山尾は保育園問題でいいと思ったが前原Gときいて、引いてしまう。
前原たちは、自民党に入ったほうがむしろしっくりいくような思想である。共産党とは共闘できないという弱さがある。

北欧の大きな政府をめざすという政策は大賛成である。ただ、民進党内の右にかたよった思想の人たちを何とかしないとまとまらないのではないかとおもう。
小西、玉木など若手が名乗りをあげるといううわさがある。
支える体制がしっかりしていれば一挙に若手を党の顔にしてしまってもよいかもしれない。
時機はいまなので、後になればそれだけ不利になるというもの。

まあ、自民党が安倍をおろして、だれをトップにするか、自民党も人材不足なので、これまた大変だと思う。
いずれにしても、いま、政治は大きく動いており、これからの少なくとも10年のためによく考えるべきである。
アジアの中の日本、人口減少、少子高齢社会の日本、北の脅威にさらされている日本、子供の貧困、ひとり親世帯の貧困など格差社会の日本、非正規労働者が増え、それらの人たちの労働環境が最悪の日本・・・・。経済がよいかというと利益は一部に集まり、一般には回ってこないので不満がたまる一方の日本。過労死の日本、災害国日本である。

課題が山積している日本である。

右から左みんな知恵を出し合う時なのである。

まちがってもお友達を優遇して、キックバックしたりするようなことをしているひまはなく、そういうことしかやらない人たちは政治の世界から即刻退場してほしい。

稲田が辞めるとか。
荷が重すぎた。
田舎から出てきたお姉ちゃん、まつげカールの時間に多くをかけているような人には防衛大臣なんかできるわけないだろう。
そんなこと初めからわかっていたのにねえ。
レイホウももとはグラビアアイドルかなんかだったので、議論をとことんやって論破するというような練習が足りない。中身がいまいちなので、どうしても浅い議論しかできず、核心をつくことができないのが残念。
稲田もレイホウも期せずして男性票(ああいうタイプが好きな)によって成り上がった人のように思える。

なりふり構わずとはいわないが、とにかく人生をかけて政治に没頭する弁のたつ人材がいま求められているのではないだろうか。スーツやカールはいらないんだよ。
市川房枝だって、土井たかこだって、それなりにおしゃれだったが、嫌みじゃなかった。男目線意識のおしゃれでないところが万人に受け入れられたと思う。
市川房枝なんかイッセイミヤケを愛用していたしね。


コメント
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