3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

野田(どじょう)内閣に何が期待できるのか

2011-09-08 11:06:16 | 現代社会論
海外に滞在している間にまたもや首相がかわっていた。
滞在先のホテルでBBCをみていて、「日本の総理がまたもやかわりました!」と、呆れ顔で紹介されたのが、野田総理。
自ら泥鰌、ドジョウ、どぜうで、金魚ではないとのたまわっているとのこと。


周囲の女性たちに印象を聞いてみると、
A女:顔がうけつけない
B女:顔がおおきすぎる
C女:かわいくない
D女:趣味ではない


増税、原発推進、自民党的どぶ板的政治家の野田氏に私は期待するものはない。
事務次官を集めて、協力を要請したようだが、事務次官たちは「ふうーん、なんでこんなどじょうにへいこらしなければならないんだ?」というような面持ちだったのでわらってしまった。「ボクたち、子どものころから、金魚のなかの金魚なんだぜ」といっているようにもみえた。最終的には金魚たちのサポートを得られるか否かにかかっているようにも思える。

野田氏は54歳、「○下政経塾」出身だという。この年代、つまり、昭和30年代生まれで「○下政経塾」にはいる人間に対して、私は、これが偏見にすぎないことを祈るが、特殊なにおいを感じる。どうも胡散臭さを感じるのであるが、それは私だけではないだろう。

増税は遅かれ早かれやらなければならないとおもっているので、強く反対はしないが、どのような増税のスタイルをとるかがとわれるだろう。財務大臣は元NHK記者だが、マクロ経済がわかっているとはおもえず、これもまた不安だらけだ。

外交については、まったく期待していない。なぜなら、国政、とりわけ、外交問題については市議や県議レベルのセンスではやっていけないから。
そこに金魚的華麗さと教養がなければならないからね。

とにかく、自民党、小沢的政治手腕とたいしてかわらないと思えるどじょうをうけいれて、支持をしている日本のマスコミをふくむ国民、政治的風土そのものに失望する今日この頃である。

3.11直後の混乱から少し落ち着きを取り戻した日本、暑気払い、お盆休みを終えて、またみなそれぞれ職場にもどると、秋モードに変わっている。節電モードも終了のようである。
震災の話が少しずつ記憶から遠ざかっているようだ。TVもいつのまにか震災前のバカ騒ぎがまた復活している。

首相の首をすげかえても、フクシマはおわらないし、不安定な状態が解除されたわけではないし、汚染された水、土壌はそのままである。
破壊された町や村の復興の道筋はまだまださだまっていないのである。

大学生の内定率は最低だ。生活保護受給者も急増している。国民の生活は苦しくなるばかりだろう。
社会保障とエネルギー政策、このふたつに対してどのようなスタンスをとるか、それをみてから、このどじょう内閣の評価をしたいと思う。

どじょう、どじょうといっていたら、どじょうを食べたくなった。どじょうといえば、やっぱ駒形どぜうでしょう。



コメント
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