教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

森の木の花・4月

2016年04月24日 | 自然

4月の森で出会った木の花を並べてみました。
梅雨時の実りが楽しみなものばかりです☆


4月のはじめから咲きだしていたドクウツギ


雌雄同株。赤黒い実がなりますが猛毒で食べたら危険。
森でも注意書きの看板があり、ロープで囲ってあります。


コロンとした方がドクウツギの雌花


下向きに垂れ下がっているのがドクウツギの雄花
昆虫がやってきているのを見たことがありませんが風媒花なのかな?


同じく雌雄同株なのは

ヒメコウゾです。線香花火のように赤紫色の毛が生えているのが雌花で
クリーム色のボール状のものが雄花。
半透明のオレンジ色の実は食べられます。


横浜自然観察の森でもっともよく見かけたのは


ヤマグワです。こちらは雄花。
手をふれていないのに定期的にふわっと花粉が煙のように飛んでいました。


もう実になりかかっているこちらはヤマグワの雌花
雌雄同株の木もあるのだとか。面白いですね。

少し前、4月上旬になりますが
コクサギの花が酸っぱい香りをただよわせていました。

雌雄異株でこちらが雄花


こちらが雌花。さすがミカン科、特有の香りに引きつけられます。

コクサギはカラスアゲハ、オナガアゲハなどの幼虫の食草。
幼虫をいつも探しているのですがなかなか出会えません。
産卵シーンも見たい!

食痕から実りまで、どの木もこれからが楽しみです。


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Nさんの新作日本画

2016年04月24日 | 教室風景

Nさんは昨年誕生したお孫さんを描かれました。


「晃来誕生」 日本画 F8

燦然と輝く未来を想像させる清らかな光が赤ちゃんに降り注いでいます。
細胞膜と卵のようにも見える光の帯と粒は希望と愛の象徴のように感じ
られます。誰をも朗らかにする力のある、生命感に満ち満ちた作品です。

近づいてみました。

目に見えないもの、想いを如何にして表現するか。明確なメッセージに
最も適した構図、形、色、進め方を熟考し下地作りにも時間をかけました。
確かな技術と伸びやかな筆遣いで描かれた画面は溌剌としています。

何人ものお孫さんを描かれてきたNさん。子供たちの成長過程もわかる
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の"作品集"の
なかのNさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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