Kさんの新作を2点続けてご紹介いたします。
「波の華」 日本画 F6
しぶきのかかる岩場。佇む青年に仲良しの黒ラブが寄り添っています。
荒れた海原は晴れた空を映しながら色とりどりにきらめき、波の音が
聞こえてきそうです。静かな物語の中に熱情が感じられる作品です。
近づいてみました。
現実そのままの光景を描くのではなく、次々と頭に浮かぶ音や映像を
組み合わせて全身で表現するKさん。自ずと筆遣いも生命感に溢れ
画面がうごめいているようです。爽快で見ていると元気になります。
2点目です。
「晩秋の朝」 日本画 F6
これから朝日が昇ろうという時間。川沿いの道はまだ街灯がともっており
紅葉の木々はぼんやり見える程度で霧がかかっています。朱色に染まる
空が川面に映る様子に感動して描かれた彩りも鮮やかな力強い作品です。
近づいてみました。
やはりタッチが生き生きとしています。ほぼ黒に近かったという両岸は
何層にも岩絵の具を重ねて量感を出し、味わい深い色となりました。
おかれた絵の具がそれぞれ踊って弾けてエネルギーに満ちています。
明るく自由。ますます伸びやかなKさんの次の作品も楽しみです。
Kさんの過去の作品群はHP「上郷の森 日本画教室」内の
“作品集”の中のKさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
ようやくの青空です!思えば今年の桜シーズンは曇り空ばかり。
作業を進めなければならなかったのですが椅子に座っていられず
家を飛び出しました。
ああ・・まだ少し桜が残っていました。
はらはらと花びらが舞いおちて夢心地です。
もうリキュウバイの花が!
ふと足元を見ると
コロンとしたマルハナバチがゆっくり地面を歩いていました。
目覚めたばかりなのかもしれません。コマルハナバチの女王かな?
見守っていると
まん丸のお尻をぐるんぐるんと左右に回し、翅も左右前へ。
しっかりストレッチをした後ゆっくり低く飛び立ちました。
とっても可愛い貴重な仕草、動画で録りたかったな~!
違うモフモフさんにも会えました。
ブイ~ン!ビロードツリアブがカジイチゴの花を訪れていました。
こんなほほえましい後姿からは想像もできない面が!
早春に出現するビロードツリアブたちはヒメハナバチ科のハチの
幼虫を食べて成長する寄生者だというのです。
お母さんビロードツリアブは地面にあいたヒメハナバチ科のハチの
巣穴めがけて卵を投下するのだとか。
そう聞いて、花はない落葉だらけの地面近くを飛んでいて怪しい動きを
していたビロードツリアブたちをじっと見ていましたが何をしているのか
まったくわかりませんでした。でも楽しい♪
クサボケの咲くしげみに美人さんがいました!
この辺りで見るコはいつも綺麗。
こんなところにも。出始めのササでお腹がチクチクしないかな?
はっ、もうこんな時間!つい歩きすぎて疲れてしまういつものパターン。
春は浮き足立っているのでブレーキが壊れがちです。