教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

6月の木の花に集まる小さな生き物たち

2023年06月22日 | 生き物

梅雨の貴重な晴れ間に思い出深い森を歩きました。

アワブキの葉にスミナガシやアオバセセリの幼虫を探していると


首が長~い!


体がべっこう飴のように金色、愛嬌ある顔をしていてよく動きます。


ヒゲナガオトシブミ・・かな。
黄色がかったものから赤黒いものまで色彩変異があるそう。
この個体は黄色が強く出ていました。


大きな翅が格納されていたのですね。


アワブキは開花したばかり。
高いところの花に細長い甲虫が飛んできていました。

ほかにも木の花がたくさん咲いていて


可愛い♪
秋に赤い実をつけるウメモドキの花には蜂がやってきていました。


葉にヒゲナガガの仲間も。


シラキも咲き始め。花序の基部に雌花、上部に雄花の蕾がぎっしり。

シラキはいつも何の木だろうと思いながら見過ごしていましたが
変わった花に昆虫が集まっているのを見て俄然興味がわきました。

ハエやアブの類に


トゲヒゲトラカミキリのペアが数組


ホシベッコウカギバ

他に


コブハサミムシも。
ハサミムシは地面の石を持ち上げると出てくるというイメージだったので
目の高さにいるのにびっくりしました。コブハサミムシは飛べるそうです!

満開を過ぎたヤマボウシの花も生き物を集めており


ヨツスジハナカミキリなどカミキリムシの仲間たちに


虹色に輝くこんな甲虫も。
タマムシの仲間だろうと調べると、シロオビナカボソタマムシが
一番近い♪タマムシの仲間は小さいものがたくさんいて驚きました。

大きな円を描きながら飛んでいる甲虫を目で追っていると


ようやくとまったのは木の根元。
アオハナムグリでした。背面は青緑、側面や腹側は赤紫で全身キラキラ。
すぐ苔のなかに入ってしまいました。

名前のわからない動植物のなんと多いことか。
帰宅後調べるのも大きな楽しみのひとつです。


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