教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

観音崎を歩く

2021年11月22日 | 自然

久々に友と歩きまわりました。せっかくなので丹沢方面や奥多摩方面も
考えたのですが谷内六郎の作品を見たいなと思っていたこともあり
横須賀美術館をゴールに観音崎周りを歩くことにしました。


この日は薄曇りで風が強く白波が立っていました。かなり眺望が良く
観音崎灯台からまだ行ったことのないスカイツリーが見えました。

前日、観音崎周りを調べていたら「観音崎自然博物館」のHPに
たどりつき自然観察会が催されるとあったので申し込んでみました。


10時の出発前に館長のご挨拶と解説がありました。

普段は入れない県立観音崎公園の第六駐車場の奥の斜面に
「たたら浜横穴群」と呼ばれている約20基の横穴があり、それは
丘の西側にある腰越に集落を築いた人々の墓と考えられている。

出土品から造営年代は7世紀後半から8世紀後半。


戦後すぐの発掘であったためか正式な調査報告書が作られていない。
すでに盗掘を受けていた。壁画もある。

等お聞きしてから観察会。
館長さんと学芸員の方、研修生の方と専門家が三人付き自然観察の
森に入りました。参加者はほとんどが幼いお子様連れの家族。


3つの穴が一組。このように水が溜まっている横穴もありました。
以前なら上まで行けたそうなのですが倒木があり横穴群見学は一時間で終了。

穴も気になるけれど周りの植物も気になる。水たまりも気になる!
と思っていたら学芸員の方が持っていた網をさっと一振り。


おお。。
周りの子供たちはにわかに活気づき一緒に生き物を探しだしました。
ガムシにアブの幼虫にええと・・記憶しきれない♪
ヒナカマキリを敏捷にとらえた虫好き女子もいました。

「これから生き物観察をしたいひと手をあげて~」の声に反射で手をあげた
大人は私ひとり、子供たちは全員。虫に興味のない友にもつきあってもらいました。


様々な成長過程の多種類のヤゴにマツモムシの仲間などいろいろ。


弱肉強食。。


驚いたのはお腹の大きいヤマアカガエルがいたこと。
産卵は来年1月末~3月頃のはずなのにもうお腹はパンパン。
こんな早い時期から待機しているのですね。お母さんお大事に☆

アサギマダラの食草のことをお聞きしたら
「キジョランならさっきありましたよ 」


食痕があるから幼虫がいるかも♪と探してくださいましたが、残念。
ツルツルとした手触りのこんなに大きい艶のある葉っぱなのか~と驚きました。


ハナミョウガ


ハナミョウガの実


フウトウカズラ

三浦半島の東側でやはり暖かいのでしょうか、植生に南国の雰囲気。
照葉樹が多く秋なのに森は青々としていました。

最後にすべての生き物は元の水場に戻され観察会は終了。
こういう会に初めて参加しましたが楽しかった~!
専門家のお話にワクワク♪ありがとうございました。

観音崎自然博物館の展示もじっくり見て


ムラサキハナギンチャク

谷内六郎展をみて横須賀美術館を出る頃には辺りは真っ暗。
観音崎は自然豊かで歩き甲斐あり!また訪れたいと思います。




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