先週は家族で近場に出かけていました。
お天気が良かったので富士山を眺めようと芦ノ湖スカイラインへ。
杓子峠で富士山が頭を出してくれました。
道は空いていて涼やか♪風に秋を感じます。
嬉しかったのはレストハウスフジビューの駐車場で
アサギマダラの幼虫の食草、イケマに会えたこと。
近所でも見ているような気がするけれどたぶん初めての出会い♪
花が咲き始めている株がありました。
アサギマダラの卵や幼虫がついていないか探したもののおらず。
スカイラインをおりた後は箱根湿生花園へ。
訪れるのは何年ぶりだろう?心から楽しみにしていました。
台ヶ岳やすすき草原は青々として人はおらず静か。。
コオニユリにたびたびクロアゲハが訪れていました。
フシグロセンノウ
スズムシバナ
スズムシバナの白花は珍しいそうです。
トリカブトは咲き始め
生き生きとしたシオデ
近所で見るものよりも葉が細くとがっています。
ツヤツヤの実がたくさん☆ルリタテハの幼虫はいないかな?
ギンヤンマにシオカラトンボやオオシオカラトンボ、
薄暗いところにはハグロトンボ
ウスバキトンボや赤とんぼの類もいたようですが撮影しそびれました。
枝にぴたりととまってくれたのはオニヤンマ
うっとりのんびりしていたら17時の閉園時間がせまっていました。
出入口近くの薄暗い小川を見ると
なんとオニヤンマが産卵していました!
おお~っと皆で興奮しながら撮影会。
こちらと次の画像は一番ピントが良かった姉のものを借りました。
腹部を垂直に立てて川底に産んでいるようです。
このような浅い流れでホバリングしながら腹端を打ち付けるように
産むのですね。初めて見ました♪
所々にベンチがあればさらにありがたいのですが、道は平坦で
木陰が多く、杖をつく母も楽しめたようでホッとしました。
早春の蛾に会いたくて近所の公園を歩きました。
クヌギ林には春色が増えていて
一輪、カタクリの花が開きはじめていました。
可憐なミスミソウも花盛り♪
多かったのはこの白い小花
先頭に咲く、セリ科のセントウソウです。
木の花も華やかで
梅の後ろには河津桜
サンシュユは7分咲き
早起きだったウグイスカグラは葉が展開していました。
今年初見のルリタテハは数頭が猛スピードで追いかけあいっこ♪
杉林に行くと美しいドーム網が虹色にきらめいていて
網の作り手はどこにいるかな?と下からのぞき込むと
脚の長~い蜘蛛が。
帰宅してから図鑑で調べるとサラグモの仲間に思えました。
期待したイボタガには会えなかったけれど心晴ればれ♪
久しぶりに汗をかいた春散歩でした。
久々に友と歩きまわりました。せっかくなので丹沢方面や奥多摩方面も
考えたのですが谷内六郎の作品を見たいなと思っていたこともあり
横須賀美術館をゴールに観音崎周りを歩くことにしました。
この日は薄曇りで風が強く白波が立っていました。かなり眺望が良く
観音崎灯台からまだ行ったことのないスカイツリーが見えました。
前日、観音崎周りを調べていたら「観音崎自然博物館」のHPに
たどりつき自然観察会が催されるとあったので申し込んでみました。
10時の出発前に館長のご挨拶と解説がありました。
普段は入れない県立観音崎公園の第六駐車場の奥の斜面に
「たたら浜横穴群」と呼ばれている約20基の横穴があり、それは
丘の西側にある腰越に集落を築いた人々の墓と考えられている。
出土品から造営年代は7世紀後半から8世紀後半。
戦後すぐの発掘であったためか正式な調査報告書が作られていない。
すでに盗掘を受けていた。壁画もある。
等お聞きしてから観察会。
館長さんと学芸員の方、研修生の方と専門家が三人付き自然観察の
森に入りました。参加者はほとんどが幼いお子様連れの家族。
3つの穴が一組。このように水が溜まっている横穴もありました。
以前なら上まで行けたそうなのですが倒木があり横穴群見学は一時間で終了。
穴も気になるけれど周りの植物も気になる。水たまりも気になる!
と思っていたら学芸員の方が持っていた網をさっと一振り。
おお。。
周りの子供たちはにわかに活気づき一緒に生き物を探しだしました。
ガムシにアブの幼虫にええと・・記憶しきれない♪
ヒナカマキリを敏捷にとらえた虫好き女子もいました。
「これから生き物観察をしたいひと手をあげて~」の声に反射で手をあげた
大人は私ひとり、子供たちは全員。虫に興味のない友にもつきあってもらいました。
様々な成長過程の多種類のヤゴにマツモムシの仲間などいろいろ。
弱肉強食。。
驚いたのはお腹の大きいヤマアカガエルがいたこと。
産卵は来年1月末~3月頃のはずなのにもうお腹はパンパン。
こんな早い時期から待機しているのですね。お母さんお大事に☆
アサギマダラの食草のことをお聞きしたら
「キジョランならさっきありましたよ 」
食痕があるから幼虫がいるかも♪と探してくださいましたが、残念。
ツルツルとした手触りのこんなに大きい艶のある葉っぱなのか~と驚きました。
ハナミョウガ
ハナミョウガの実
フウトウカズラ
三浦半島の東側でやはり暖かいのでしょうか、植生に南国の雰囲気。
照葉樹が多く秋なのに森は青々としていました。
最後にすべての生き物は元の水場に戻され観察会は終了。
こういう会に初めて参加しましたが楽しかった~!
専門家のお話にワクワク♪ありがとうございました。
観音崎自然博物館の展示もじっくり見て
ムラサキハナギンチャク
谷内六郎展をみて横須賀美術館を出る頃には辺りは真っ暗。
観音崎は自然豊かで歩き甲斐あり!また訪れたいと思います。
リュウキュウサンショウクイに出会った森では
コウヤボウキが花盛りでした。
丈は低く華奢な印象の植物ですがキク科の小低木。
花にはクチナガガガンボの類が集まってきていました。
コウヤボウキに似た花の
カシワバハグマも咲き残っていました。
コウヤボウキと同じキク科で葉っぱは大きいですが多年草。
カシワバハグマの花にもガガンボやツチバチの仲間がきていました。
見上げると高いところに
紫色のサヤが美しいノササゲ
アオツヅラフジ
ゴンズイの実も熟していました。
足元を低空飛行していたのは
センチコガネたち♪
なかなかとまってくれず落葉の中に潜り込むので撮影が難しい。
ふわ~っとホソミイトトンボが舞い降りました。
接写しても逃げないな~と思ったら大きな獲物を捕まえたところでした。
小鳥のさえずりが響く秋の森の陽だまりは心が安らぎます。
顔まわりにまとわりつく虫を両手で払いながら森を行くと
枝先にピカっと輝く大きな蝶がとまっていました。
アサギマダラだっ!
お、落ち着いて・・嬉しさに興奮しながら一枚♪
南下の旅の途中でしょうか。この夏も高原に行くことができなかったので
アサギマダラに会うのは難しいかな~と思っていました。
近づく前に飛び立ち、辺りを優雅に舞いはじめました。
幼虫の食草のキジョランやイケマが近くにあるのかもしれません。
キジョランは常緑ということなので寒い時期に探しに来よう!
アサギマダラの幼虫も見てみたいな。。
初秋の花に他の蝶たちも訪れていました。
今が盛りのオトコエシにはアオスジアゲハ
シラヤマギクにミドリヒョウモン
フジバカマにはキタテハと
ツマグロヒョウモン
昨年この場所でアサギマダラを見たのでしばらく待ちましたが
この時はやってきませんでした。
アサギマダラに出会った森では素敵なキノコも出ていました。
おおっ大きい!カラカサタケです。
一昨年この場所で見たカラカサタケは丈が20cmほどありましたが
今回見たものはひとまわり小さめ。
黄色いタマゴタケに似たキノコがありました。
全身黄色、ツボがあります。
ヒダも黄色いのでキタマゴタケなのかな?
似たものにタマゴタケモドキという毒キノコがあるそうです。
数多く出ていたのがこちら、裏も鮮紅色のヒイロチャワンタケ
近くでは崖が崩れ大木が倒れたということで長期工事中。
辺りには枯死したコナラやカシも多く親しんだ森の環境が変わりつつあるようです。
近所の公園の端っこコースは陽射しと人を避けるにはうってつけ。
はじめは生き物の気配が薄くつまらないなと思っていましたが
度々通るうち日向コースとは異なる味わい深さに気づきました。
今のいろどりはヤマジノホトトギス
ノダケの花にヤブミョウガの実
杉林ではお尻をぐりぐり地面にこすりつけているアブに出会いました。
産卵しているように見えたけれど礫の詰まった場所にするわけがない、
と不思議に思い帰宅してから調べると、名前はスキバツリアブ。
腹端に砂粒を取り込み産卵の際、卵にその砂をまぶしカムフラージュするのだとか。
初見のアブと言えば、同じ公園のクヌギ上で
こんなアブにも出会いました。触覚がかわいらしい☆
名前はハチモドキハナアブ。ハチに擬態しているようです。
真夏の暑い時期に減ったように感じたヒカゲチョウ。
今が2回目の発生時期なのか綺麗な個体が見られるようになりました。
笹の葉裏に産卵☆
次の産卵場所を探しフワフワ飛ぶ母蝶を追っていたら、足元に
今年も出ていました!
杉と笹の生える薄暗い場所に昨年もあったウラムラサキシメジです。
傘の表は栗色、裏は綺麗な紫色、ヒダは密です。
発生が進みちょっと乾燥しているよう。
ヒカゲチョウが教えてくれなければ見逃すところでした。
同じ公園でハンバーガーのようなキノコもまとまって出ていました。
ここはカシやコナラや杉も混生している暗い場所
裏から見ると赤褐色でスポンジのよう。
本を見るとイグチ科のイロガワリの仲間なのかなと思えますが
傷をつけて確かめることまで思いつかなかった。。
素敵なキノコに出会うたびHさんがいればな~と思います。
いつも同じに思えた薄暗い端っこコースにもナラ枯れ病は広がっていて
環境は変わりつつあり漠然とした不安を感じます。
朝からスッキリ晴れた日、久しぶりに里山を歩きました。
ここで毎年咲いているコスモスを期待していましたが
花茎は間延びしており、ヒガンバナは見頃を過ぎていて
花周りで黒いアゲハたちが飛びまわっていました。
翅がかなり擦れていたけれどカラスアゲハかな?
一緒に歩いていた母が「大きなアゲハが地面にとまったよ!」
二人で興奮し近づくと、大きい!モンキアゲハのオスでした。
翅を動かし始めたのであわてて側面もパチリ。
久しぶりにモンキアゲハを間近で見ることができました。
草原にはツルボの花
爽やかなシオンに
今が盛りのシュウメイギク
小さなハチやセセリを集めていたシモバシラの花
もう秋が始まっているのですね。。
田んぼのまわりには様々なトンボが飛び交っていて
悠然としたオニヤンマや俊敏なギンヤンマに見とれました。
ようやくとまってくれたのはシオカラトンボ
こちらはメス
足元の水草にシオカラトンボのオス
撮影していた時は気が付きませんでしたが帰宅して画像を見直すと
シオカラトンボがとまっていた茎にもう一頭のトンボが。オオアオイトトンボでしょうか。
シオカラトンボは他のトンボも狩るはずですから
この後観察を続けていたら攻防が見られたのかもしれません。
坂道もある広い公園をよろめきながらも歩ききった母。
おしゃべりしながら嬉々として虫や花を撮影する姿に安堵しました。
先月末はほぼ晴れ続きでちょこちょこ散策することができました。
短時間でも同じ場所を通るとちょっとした変化が気になるもの。
夕暮れ、こんなキノコがでていました。
キノコが出ていた木はこちら。フウの木でしょうか。
傘のおもては白に近いベージュ、表面は少しひび割れ模様。
裏から見ると薄い膜が綺麗にはっていました。
隙間からのぞくヒダはピンクがかった淡い茶色。
ハラタケ科なのかな~と思い帰宅してから本を見ましたが
はっきりした名前はわからず。
三日後また見にいってみました。
表面はこんがりキツネ色、少し乾燥しているようです。
裏から見ると、三日前にあった薄い膜はなくヒダはコーヒー色、
もう胞子を飛ばし終わったのかボロボロでした。
毎日通えば微妙な変化がわかったのかもしれないけれどこれも面白い♪
丈高いノダケに
ノシランも咲き始めていました。
花にはごく小さなアリやクモが集まっていました。
木漏れ日コーナーではコノシメトンボのメス
ハグロトンボのメスにも出会えました。
振り返ればこの夏はほとんどハグロトンボに会えませんでした。
9月に入って早々、雨続きで気温も急降下。トンボたちはどうしているだろう?
やっぱり暑い方が好きだと思いながら分厚い靴下を探しました。
☆しばらくコメント欄はお休みいたします
緊急事態宣言中は絵画教室をお休みにしますと皆さんにご連絡。
お話しできた方々はワクチン接種を2回済ませておられました。
私の接種は9月後半予定。今まで通り栄養をとって免疫を高めること、
疲れをためないことを心掛けています。
こんな光景を見ることが一番の癒し♪
ミンミンゼミの歌も元気をくれる♪
セミヤドリガの幼虫に寄生されたヒグラシ。
体色には個体差があるのでしょうが、顔色が悪く見えます。。
セミヤドリガの幼虫に似た白い塊のついた
ベッコウハゴロモがいました。
白い塊はベッコウハゴロモの腹部と同じかそれ以上の大きさ
お尻側から撮影してみました。歩きまわるのでなかなかピントが合わず。
帰宅してから調べると、この白い塊はハゴロモヤドリガの幼虫。
幼虫時代に宿主の体液をうばうヤドリガには似た仲間が色々いるのですね。
何かキノコは出ていないかな?
地面に目を移すと
こんがり焼けたホットケーキに似た大きなきのこ
裏側を見ると細かい穴。イグチの仲間でした。
クヌギコナラ林では
こちらも大きい。何者かにかじられた痕がたくさん。
裏から見てもきれい。カワリハツあたりでしょうか。
いつもの公園をぐるり歩いて栄養補給完了♪
旬の空気を取り入れることで体も新しくなるような気がします。
朝早いうちに近所の公園を歩きました。
きらりタマムシの翅♪
この森で生きたタマムシに会ったのは5年前。命をつないでいるようでよかった。
木陰を選んで歩くと
ナツエビネ☆
可憐で美しい。。初めて見ました。
ツリガネニンジンも咲きだしていました。
先日色々な蝶を集めていたジニアの花にこの日はヒメアカタテハ♪
ワルナスビの花にクマバチ
マルバルコウの葉っぱが穴だらけだったのでよく見ると
食害していたのはヨツモンカメノコハムシでした。
以前サツマイモ畑で大繁殖しているのを見たことがありますが
なるほど、マルバルコウはヒルガオ科サツマイモ属
こんなカップルがあちこちにいました。接写しても逃げず堂々たるもの。
もともと沖縄以南にいたというこのハムシは大きめで勢いがある。。
ジンガサハムシの食草のヒルガオで一緒のところを見たこともあり
やや小さめ、敏感で控えめなこのジンガサハムシが競り負けそう。
ジンガサハムシファンとしてはとても心配です。
マルバルコウの葉には捕食者も。
腹部を見ればワキグロサツマノミダマシなのですが
腹部と頭胸部のバランスが変わっているし毛深い。
いつもの木の実のような愛らしさがない!
気になって調べると、ワキグロサツマノミダマシのオスでした。
こちらは見慣れているワキグロサツマノミダマシのメス。
この腹部がぷっくりしているほうがメス、この日出会った
腹部は痩せて頭胸部が発達しているのがオス。知らなかった。。
いつもメスばかり撮影していたということになります。
気温が高く風もなく気がついたら汗だくでトボトボ歩いていたけれど
気持ちは元気♪森にエネルギーをもらいました。