さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

作ること~エプロン~

2009年03月29日 | ◆海野宿での暮らし

昨日から体調を崩してしまい、

旦那様と息子がご飯を作ってくれました♪

4歳の息子は、保育園用にと作ったエプロンと

白い料理用帽子がたいそうお気に召したらしく、

「ぼくが つくったる~」と 大張り切り!

P1010851

なかなか神経質な息子。。。

着るもの に日々苦労しているのですが、

エプロンも、案の定、

既製品の子供用エプロンは、1回着用して

すぐ着なくなりました。

                            

保育園用にと作ったエプロンは、

私が息子の性質から考えに考えた

ディテールだったのですが、

やったー  気に入ってくれた様子 

P_1010860

                     

家づくりも 設計も エプロン作りも、

「作る」 ということの、その想いは同じですね。

お客様のことを日々考え、 想像し、

こうしたらどうだろう、ああしたらどうだろう、

そしてそれを具体的に図面化して、

現場で職人さんと対話しながら作る、、、

そしてその結果!

気に入ってもらえるかどうか。

これなんですね。 

                   

出来あがったものを買うのであれば、

こんな簡単なことはないのですが、

うちの息子のように既製品では対応できないものもある。

物が物である以上、物を求めて買い続けて

気に合うもの 使いやすいものを探し続けるか、

それとも、

勇気を出して、「作ること」に賭けるか。

エプロンごときに、大げさな話になってしまいましたけど、

日々、そんなこと考えています。

(k.m)

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「利休にたずねよ」 2

2009年03月22日 | ◆本と雑誌

まだ、「利休にたずねよ」という小説を、

一文一句読み落とさないよう、毎日少しずつ読んでいる。

ちょうど、”三毒の焔” という節を読み終えた。

三毒 とは、仏法と説く害毒で、

貪欲=むさぼり、瞋恚(しんに)=いかり、愚痴=おろかさ

の三つを言うらしいのだが、

人が道を誤るのは、この三毒が原因だと、言う。

この節のお話は、古渓宗陳について書かれているが、

最後に、利休が宗陳に、

人は誰しも毒をもっており、

毒あればこそ、生きる力も湧いてくるのではないか、

肝要なのは毒をいかに、志にまで高めるかではないか、

と説く。

その言葉が、とても私の心に響いた。

高きをめざして貪り、凡庸でることに怒り、

愚かなまでに励まば、毒が志に高まる、

ということである。

                                 

この数年、

設計という仕事に対し、

出産、育児、そして、屋敷のことなどで、

少しのブランクを感じていたところだったので、

この利休の言葉に、鞭打たれたような、

そして、何か心の奥底から奮い立たせてくれるような、

そんな衝撃が走った。

                         

以前、何かの雑誌かなにかで、

年寄りの三種の神器というものがあって、

自慢、説教、愚痴 だという。

なるほどなーと思い、

三毒とは意味が違うのかもしれないが、

それも生きる力(もしかして毒?)なのかもしれない、

とふと思った。

年寄りの三種の神器は、

あまり気持ちの良いものではないが、

生きる力 だと思えば、

その毒も、受け手側が高めることができれば、

それが一番よいことなのかもしれない。

                        

ともかく

「利休にたずねよ」が、単なる小説の域を超え、

私の中で、いろんな想いがめぐり、

大切に読み続けている。。。

(k.m)

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住宅瑕疵担保履行法

2009年03月10日 | ◆建築に思うこと

P1010790

先日、住宅瑕疵担保履行法に関する
講習会に行ってきました。

この法律が施行されるにあたり注意が必要だなと、
感じた点は保障される瑕疵の範囲についてです
一般の方から考えれば、住宅に発生した
瑕疵すべてについて保障してくれる
と思われてしまいそうですが、実際に保障されるのは、
構造的な部分と、漏水に関する部分、
であり、法律の名前からイメージされる範囲より
狭いようです。

このあたりの認識のずれが実務では多く発生して
いきそうなので詳しい説明が重要になりそうです。

この法律の履行義務は、実際に工事を行う施工業者さん、
または売主である宅建業者さんですが、仕様規定等設計
の打ち合わせの段階から考慮しなければならない部分が
あるので法律の内容の把握、実際の現場の状況を見てい
きたいと思います。

(k.f)

コメント (1)
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薪ストーブ

2009年03月05日 | 現場1~小諸の別荘 古民家再生

小諸の古民家再生の物件では
内装工事が進んでいます。
タイル工事がほぼ終了してきたところで
先日、待望の薪ストーブが設置されました。
薪ストーブの佇まいが、
背景の壁の大谷石と相まって
とても良い雰囲気になりました@

今回納入して頂いた薪ストーブ屋さんは
長野県茅野市のケンズメタルワークさん。
オリジナルのクッキングストーブを製作されています!
↓こちら@@

http://kens.oops.jp/

(k.f)

P1010670

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