さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

再び大雪

2014年02月17日 | ◆海野宿での暮らし

先週の大雪に次いで

今回の積雪には本当に驚きました

聞くところに拠れば

120年程前にもあったそうですが、

まさかこんな記録的な積雪になるとは思いもよりませんでした。

 

我が家、どこに主屋があるのかさえも分からなくなるくらい

すっかり雪に埋もれてしまいました。

2014215

(15日、8時半頃)

  

14日はバレンタインで、

午前中から雪が降り始めていたのですが

息子からはチョコを期待されていたので

雪が本降りになる前にチョコを買いに行き、

その際に、

先週の大雪みたいになると買い物に出掛けるもの大変になるなぁ

と思いまして

食料も買っておいたのが

結果的には大正解となる破目に 

 

息子へのバレンタインチョコ

P1050691

 

もちろん旦那さんにも

日頃の感謝を込めて?

プレゼントしましたけども、

 

翌日15日には

まるで雪山遭難みたいな状況になってしまったので

食料だって買いに行けなくなるかもしれない、

   

チョコを食べないよう

大事に取っておきなさい

 

と言い渡したのですが(ちょっと大げさ?)

 

息子はやはり我慢できず食べ始め、

旦那さんも雪かき疲れのエネルギー補充?に食べちゃってました

 

それにしても

今回の積雪量は本当に凄かったです。。。

 

深さを測ってみると

玄関先で75㎝~80㎝くらいも

P1050709

 

私達が暮らしているのは

江戸時代末の主屋ではなく

昭和の家の離れです。

 

離れは敷地の一番奥に建ってまして、

表の道路まで出るためには

敷地内を50m行かないと出れません

 

なのでまずは

離れから主屋までの50mの雪かきから始めないといけないのです。。。

P1050711

ちなみに、息子の身長は130㎝程。

 

屋敷内を主人と手分けして雪をかき

やっと街道へ出れました

 

わぉー・・・こんな海野宿、初めてです・・・

P1050700

主人には、街道沿いの雪かきをしてもらい

P1050703

  

私と息子は屋敷内の灯油タンクまでの道のりを雪かきです。

P1050720

離れの裏にある灯油タンクまで歩けるようにしておかないと

灯油の給油が出来ない。

とにかく灯油が切れてしまっては

床暖房と補助暖房のストーブが使えなくなるので

それは絶対に避けたい。

 

幸いにも灯油の備蓄があり

1週間は問題なさそうですが

何があるか分からないので

灯油はなるべく節約して使いたいものです。

 

さて、車もご覧の通り

2台共、完全に埋もれてます

P1050738

 

駐車場の積雪も測ってみました。

P1050736

こちらは65㎝くらい。

 

この車を発掘するだけでも大変でした。

P1050741

笑うしかないような状況デス

 

このように15日は

自分の家の事だけで手一杯でした。

 

大雪から一夜明けた16日は

これまた先週と同じく快晴

P1050751_2

お隣の屋根と繋がってしまってます

 

一応、自分の家の廻りの雪かきは

昨日で何とかなったので

今日は地域の雪かき協力です。

  

うちの旦那さんは町会の役員にもなっているので

除雪車の入らない道路やゴミステーションの雪かきに出動。

地元消防団や町内の方々と

皆でひたすら雪かきです。

(こういう時は男性の力が有り難いです。)

 

私は息子の通学路が気になっていたので

(17日は臨時休校となりましたが)

散歩がてら様子を見に行ってきました。

 

P1050753

P1050756

こちらは地元保育園に通じる道路なのですが

除雪されてません。

この後、ご近所皆さんで雪かきをして開通しました。

 

P1050764

白鳥神社。

 

P1050767

しなの鉄道の線路 ↑

復旧はいつ頃になるのでしょうか、、

 

さて肝心の通学路・・・

案の定、雪かき手つかず状態でした。

P1050771

折角様子を見に来て

手ぶらで帰るのも嫌だったので

息子と少し雪かきしてきました。

P1050772

P1050773

二人で15mか20mくらい?かけたでしょうか・・・

この通学路は300mくらいはあると思うので

開通までは程遠く

通りすがりの方に

「ここは小学生が通る道だものね。ご苦労様。

でも一人でここ全部やるの?!!」

って言われましたが、

  

はい。もちろん無理でございます

  

既に腰の状況が危ない感じなので

諦めて帰ってきました。

 

一応、通学路はPTAで雪かきをすることになってるそうなので、

明日はきっと役員さん達が来てくれるはずだと思うのですが

どこも自分の事だけで大変なので

ちょっと心配です。

 

私もこの春から役員ですから

協力しないといけないのですが

この2日間の雪かきで腰が厳しいので

この続きは旦那さんにお願いしようかなと思ってます。

  

P1050774

雪かきの後のスイーツ

疲れた身体に嬉しいご褒美です。

 

自分の事、地域の事が何とかなれば

今度は現場の事や携わった物件の事が気になります。

 

この大雪による雨樋の損傷、すが漏れ、

或いは、カーポート等が潰れるなどありそうです。

我が家でも既に雨樋が外れたり変形している箇所発見。

また付属屋の倉庫の下屋が崩落したし

 

火災保険で面倒みてもらえるものもありますので

雪が融けた後、よく建物を見回ることをオススメします。

また加入している火災保険の内容も再度確認してみるといいと思います。

 

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大雪から一夜あけて快晴♪

2014年02月09日 | ◆海野宿での暮らし

昨日の大雪から一夜明けまして

朝、外へ出てみると

P1050599

見事なふわふわ雪の帽子を被った我が家

空が真っ青で快晴です

  

P_1050602

街道へ出てみるとこんな感じに。 

たまの雪景色もいいものです

それにしても

スカイブルーがとても綺麗で

雪とのコントラストが美しい~

 

なんて、言っている場合じゃない

昨日は1回しか雪かきをしていなかったので

今朝は駐車場廻りを雪かきデス

 

 

P1050608

この辺は寒冷地ではありますが

雪は少なく

こんなに積もることは

滅多に無いです。

 

私が信州に来てから

記憶に残っている大雪は

松本で経験した2回くらいかなー?

なんて思い出していると、

ニュースでは昨日の大雪、

松本市が全国で2番目に多い49㎝の積雪だったそう

松本の1日の降雪量の過去最大は

2001年1月の63㎝、

2番目は1998年1月の56㎝、

それに次ぐ今回の大雪だとか。

 

そうそう!思い出しました

  

2001年の63㎝を記録した時には

松本の主人の実家にちょうどお泊りした時でしたし

1998年の56㎝の時は松本の設計事務所にまだ勤めていた時で

自宅と会社の雪かきで大変だった記憶が!

 

海野宿でも、

今回より積もった時があったと思うんですが、

うーん、思い出せません

  

確かまだ主屋を修理する前で、

引っ越す前だったように記憶しているのですが

写真のデータを探しても見当たらない。

もしかして2001年の時だったのかもしれない。

デジカメを始めて買ったのは2000年だったので

デジカメで写真を撮ったかどうかすらも覚えてない

   

すぐに色んな事を忘れてしまう私なので、

今回の大雪のことは

備忘録としてブログに記しておきます

 

さて今晩は

雪かきやら色々で腰が辛いのですが

一杯 やって

明日からまた頑張りましょう!

P1050622

う~ん お施主さんから昨年頂いた手作りビール

やっぱ美味い~

 

 

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久々の大雪♪

2014年02月08日 | ◆海野宿での暮らし

今年は雪が少ないなと思っていましたら

きましたね~

久々の大雪です

犬じゃないですが

なんとなくウキウキしてしまいます

  

海野宿も雪景色~

P1050576

 

昨夜、ついつい

ソチオリンピックの開会式を観てしまい

朝寝坊な我が家

 

昼過ぎに

息子と旦那さんに雪かきをしてもらいました

(私はまだ腰の調子がイマイチ

P1050590_2

ご近所さんも雪かきされてました

 

今日は30㎝くらい?

いやもっと積もったでしょうか。

P1050587

屋敷内に積み上げていた廃材が

みーんな雪で隠れちゃいました。

屋敷の再生はまだまだ遠い・・・

 

小3息子は

雪だるまでも作るのかと思いきや

雪かきだけして

さっさと家に入ってしまいました

 

南天もすっかりうな垂れてます。

P1050586

サラサラふわふわ~な綺麗な雪。

 

明日くらいに

お雛さんを飾ろうかと思っていたんですが

この雪では

そんな気分では無くなってしまいます。

 

明朝には雪が止んでいればいいのですけどね。

  

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形になってきました(北の間)~上田の古民家改修工事~

2014年02月08日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

形になってきました第二弾。

上田の古民家改修工事現場

北の間です。

P_1040770_2

新設する建具がまだ入っておりませんが

(只今、建具屋さん製作中です。)

こんな感じに仕上がっております。

 

今回は、お施主さんの希望により、

改修した部分の新材には古色を施さないことにしました

天井の高さが凡そ2100㎜という低さで

建築基準法の居室の天井高さの最低基準ギリギリというだけありまして、

天井も梁もいい色合いなのですが

古材の色に合わせて新材の木部を全て古色塗りしてしまっては

重厚感と共に圧迫感もあるため、

出来るだけ明るくモダンされたかったのだと思います

  

改修前の様子 ↓

P_1120636

 

工事中の様子 ↓

既存の床組解体。

P1310930

床下の地は、特に湿気も無く

昭和時代の改修による

コンクリートの布基礎が

周囲を覆っていますが

床下の空気も流れて状態が良かったので

土のままにしておくことにしました。

P1020497

大引を新設↑。

既存の大引は栗材だったのですけども、

新設する大引は理由あって4寸角の米ヒバを使います。

  

撤去した古い大引(栗材)は

釘があまり刺さっていない部分を選んで

挽きなおしてもらい

框などに転用しました

P1030063

  

床には、私共の定番となっている

セルローズファイバー断熱材を入れます。

135㎜もの厚みのセルローズを

密度55㎏/?で吹き込みます。

そのため大引には形の無いセルローズファイバーをしっかり受けるための板を張ります。

P1320153

大引の上に、次は根太を張ります。↓

P1020763

大引と根太の懐を使って断熱材の厚135㎜確保します。

根太はすっぽり断熱材の中に埋もれることになりますので、

断熱材を根太間に入れるよりも隙間なく

床下をしっかり断熱材で覆うことが出来、

床の気密性も増します。

 

セルローズファイバーはこんな材料です。↓

P1050584

この材料は新聞紙から出来ていて

感触は綿屑みたい。

ボード状やマット状の断熱材と違って、

形が謂わば無いといいますか

自立できない材料です。

ですので返って

隙間や歪みのある古民家には

馴染みがいいと思います。

しかし、

隙間があるとセルローズが飛び出してしまうので、

セルローズを吹ける状態にすることは

その反面隙間を防ぐことに繋がり

施工面では難しい部分があるものの

近年、採用し続けています

   

セルローズファイバー断熱(乾式)の

施工の様子です↓

P1320590

大工さんではなく専門の業者さんにお願いして

セルローズファイバーを吹き込んでもらいます

 

次に、この上に下地を張りまして

床暖房パネルを設置します。

P1320817

 

そしてようやく仕上げの床材を張ります。

今回使用した床材は上野住宅建材さんのアドモントです↓

P1040771

出来てしまえばなんてことのない床に見えるでしょうけども

施工の過程の通り

見えないところに材料と手間を掛けています。

  

それもこれも、

寒冷地における古民家生活が本当に半端無く寒く辛いためなのです。。。

  

朝起きたときの寝室が日本一寒いのは「長野県」

というような情報ニュースもありました・・・

一般的な住宅ですらそうなんですもの、

古民家ならどうなるでしょう・・・

   

こちらの改修工事はまだ完成していませんので

床暖房はまだ使えないのですが、、、

この古民家に長年住まわれてきた

お施主さんのお母様曰く、

「足元からガクガクくるような寒さが無くなった

と仰ってました!

 

  

断熱材を入れたからと言って

無条件に暖かくなるわけではないのですが、

気密性が良くなり隙間風がなくなったせいもあるでしょうし、

また、断熱材による保温効果もあるのかもしれません。

 

あー早く床暖房を入れてあげたいのですが、

中電待ちということで。。。うむむ。

 

ちょうど本日、

床材を納品して下さった上野住宅建材さんの営業の方が信州へ来られるというので、現場に寄って頂きました

そのついで?に、現場のお手伝いもして下さったとか。

どうも有難うございました☆

   

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