さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

2024年のひな飾り

2024年04月07日 | ◆年中行事・祭り・イベント

3月には9回目となる海野宿ひな祭り(2024年3月3日~3月24日がありました。

現場がとても大変な時でしたけども

今年も意地で飾りました

 

海野宿ひな祭りイベント期間は既に終了しておりますが、

当事務所だけは旧暦の3月3日(2024年4月11日)までお雛様は飾ってありますので

海野宿へ来られた方はどうぞ格子越しに覗いて行って下さい

 

さて、事後報告的な投稿にはなりますが

今年の栖風采事務所のひな飾りを一挙公開いたします!

 

まずはこちら↓ 新入りのお雛さまです。


SNSで知り合った仕立て屋さんから託されたお雛様です

とても上品で素敵なお雛様

 

更に、私共がいつもお世話になっている職人さんのご縁で

今年はインクアート作家の堀内利江さんの作品も飾らせて頂きました

 

他にも

ロマンドール人形作家さんの作品も友人から頂きましてこの通り

 

このように今年の栖風采事務所の飾りは例年に加えて新たな作品や人形達が増え

とても華やかでした

 

(現場用の資材が窓側に写ってますが、格子越しには見えないのでご勘弁を

 

今年の3月は低温で雪が多く

ひな祭り開催中、何度も雪に見舞われました。

 

 

 

そして海野宿ひな祭りといえば、夜のライトアップ

 

 

 

いつまで海野宿ひな祭りに協力できるか分かりませんが、

来年で10年目。

私としては一つの節目になるかなと思っております

 

 

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古民家の耐震性について思うこと

2024年01月25日 | ◆建築に思うこと

大きな地震が起こる度に、木造住宅の耐震性について色んな話が聞こえてきます。

こういう時こそ、ブログをまとめなければ!と久々に頑張って書いてます^^;;

 

まずは、木造(木造軸組工法)の耐震性確認法について計算方法は3種類あります。

 

・壁量計算(略算方式)
・許容応力度計算(構造計算)
・限界耐力計算(構造計算)
 

他に、既存木造住宅の耐震診断調査方法は3種類あります。

 

・誰でもできるわが家の耐震診断(問診方式)
・一般診断法(略算方式 方法1、方法2)
・精密診断法(構造計算 方法1、方法2)
 

2階建て程度の木造住宅においては、

新築でも改修でも、耐震性の確認方法としては「壁量計算」で確認するのが一般的かと思います。

ただ、ここで問題になるのが、伝統工法の古民家の扱い

 

古民家と呼ばれるような伝統工法の住宅と、

中古住宅として扱われる程度の木造軸組工法(ここでは在来工法と呼ぶことにします)の違いは何かというと、

いわゆる木組み・継手・仕口だけを殊更取り上げての大工技術の違いをいうのではなく、

耐震性を考える場合の根本的な違いは基礎です。

基礎については、石場建てかどうかの違い

♦伝統工法は「玉石・布石基礎」
♦在来工法は「コンクリート基礎」

 

については、斜材である筋交の有無の違い(面材についてはここでは敢えて触れません)

♦伝統工法は貫工法で「筋交無し」
♦在来工法は「筋交有り」

 

ただ大正昭和初期くらいの古民家の場合は、基礎はコンクリートで、壁は貫工法の土壁という古民家もあります。

伝統工法から在来工法へ移行していく過渡期だったと思われます。

 

実は、栖風采プランニングのHPのブログは古民家再生に関する記事が多いため

(さいふうさいブログとほぼ同じ記事をHPのブログにも掲載しています)

古民家 基礎がない」或いは「古民家 基礎」という検索キーワードで、殆ど毎日ブログに訪問者があります

昨今の流行り、と言いますか、

空き家対策 や リノベーション に伴って、それが古民家だった時に、

あれ?!(コンクリート等の連続した)基礎が無い~~!

ってなるのでしょうね。多分(笑)

 

恐らくそこで「古民家 基礎 ない」等で検索して私のブログ(特に↓の記事)に辿りついているのだと思われます

 

ちなみに、「古民家 基礎が無い」と言われるような基礎は、石場建てと呼びます。

礎石(玉石)の上に直接柱を建てたり、玉石や布石の上に土台を敷く(置く)やり方です。


玉石基礎(石場建て) 柱建ての場合
(図は『伝統木造建築事典』より)



玉石基礎(石場建て) 土台敷きの場合
(図は『伝統木造建築事典』より)


布石基礎(石場建て)
(図は『伝統木造建築事典』より)


 

今のようにコンクリートが住宅の基礎に一般的に使われるようになったのはいつからか

地域性もあってはっきり分かりませんが

私が今まで関ってきた古民家から推測するに大正頃じゃないかと思われます。

なので、

明治期までの古民家は殆どが石場建てといっていいと思います。

 

コンクリートが使われるようになった大正から昭和、戦前くらいまでの古民家の場合は、

コンクリート基礎になっていたとしても、コンクリートには鉄筋は入っておらずフーチングもなかったりで

単に土台敷きのためのコンクリート(それまでの布石に代わるもの)というものだったと思います。

 

参考まで

私共が関わった古民家の中に、建設当時の設計図が残されている家がありましたので、一部お見せしたいと思います。


長野市東和田 住宅設計図(大正14年9月)

 

この矩計図の本屋部分の基礎をみますと、

栗石の上にコンクリート(無筋)の布基礎が描かれています。

一方で下屋は沓石。

この図には描かれてませんが、本屋内部の大黒柱などは石場建てです。

 

このように、建築基準法が制定される(建築基準法は昭和25年施行)の古民家は、

玉石基礎の石場建てであったり、玉石基礎とコンクリート製の基礎が混在しているものなどがあり、

これら伝統工法の場合、

耐震性の確認方法として建築基準法に基づいた壁量計算をしようにも

壁量計算では、耐震要素として評価される「耐力壁」はコンクリート基礎と土台と筋交等のある壁が一体で評価されるため、壁量計算自体不適切

 

市町村で実施されている耐震診断の一般診断法(方法1)も壁量計算とは若干違いますが、

「壁」を耐震要素として考えているため、壁に依存していない伝統工法には同じく不適切

 

耐震診断の一般診断法(方法2)が辛うじて伝統的構法向けに用意されている計算のようですが、

実はこれも柱が140㎜以上ということで使えません。

伝統工法の古民家を測量したことのある人はお分かりかと思いますが、

一棟の建物の中で柱の太さは一律では無く、大黒柱・中黒柱・小黒柱のような太い柱以外は

案外4寸(120㎜)前後の柱だったりもしますので

柱が140㎜以上と条件が付けられてしまっては耐震診断の一般診断法(方法2)も使えないのです。

 

この通り、伝統工法(石場建て)に対して耐震性を確認する術が、実は不適切な方法ばかり

 

一般の方にとってはそんな実情も知らず

昔から受け継いできた古民家などを自治体で無料でやってもらえる耐震診断をしてもらったところで

壁の少ない伝統工法は耐震性がない という残念な結果を受け、

不安になる古民家所有者の方も多いのです。

 

それでも、永い年月、耐え残って来た古民家を受け継いできた所有者ならば

本当に耐震性がないのか?

と疑問に思う方もいらして、私のところへ相談へ来られる方もいらっしゃいます

そういう方々へは、その耐震性の確認法が不適切、という話から説明を差し上げてる次第です。

 

ここから本題になりますが、

じゃ、古民家の耐震性の確認、更に耐震改修はどうすればいいの?って事になりますよね。

考え方としては2通り。

 

① 伝統工法の古民家を、在来工法の考え方で建物全体を壁量計算をして、

玉石基礎→コンクリート製の基礎+土台+耐力壁(接合補強金物も含む)にする耐震改修をするというもの。

壁量計算は建物全体で計算しますので、部分的な改修、表面的なリフォーム、リノベーションにはこの方法は使えません。

 

② 伝統工法の古民家を、限界耐力計算法を使って、

耐震要素として評価できる壁の設置制振金物などを使って耐震改修をするというもの。

こちらは石場建てのまま耐震改修することが可能になり、

コンクリート基礎を作らずとも、壁を増やしたり、耐震用の金物(制振金物など)を使って耐震性をあげることが可能です。

在来工法の手法と大きく違うのは、コンクリート基礎と壁の量に依存せずに建物の耐震性を上げることが出来る点です。

とはいえ、コンクリート基礎が不要ということを言っているのではありません。

耐力壁を作るためのコンクリート基礎が不要なだけであって

地盤や建物の不陸を起こさないための補強用にコンクリートを使った基礎は有効です。

 

私も数年前までは、伝統工法を在来工法の方法で耐震改修していました。

一番ネックだったのはコンクリート基礎と合わせて耐力壁の新設。

在来工法の考え方として耐震要素として重要なものは「耐力壁」ですからね。

耐力壁はコンクリート基礎に土台を緊結した上で耐力壁を作らないといけないので必ず基礎工事が発生します。

耐力壁の量は、壁量計算をして必要な耐力壁の長さを求め、それをバランスよく配置しないといけないのですが、

そうすると、

それまで広々と建具だけで間仕切られていた古民家特有の間取りを変更して壁を増やしたりしなければならなく

結構な改造を強いられます。

しかしこの方法できちんと耐震改修すれば新築並みの耐震性を得る事が可能ではあります。

 

【伝統工法を在来工法で耐震改修した事例】

小諸市 古民家再生
佐久市 古民家再生
扇屋主屋 保存修理工事

 

ただ、伝統民家をコンクリート基礎でやり直すというのは、本来の伝統工法とは異質なものにしてしまうため、

伝統を受け継ぐ、残す、という観点で不自然さが拭えず、これでいいのだろうか、、、と

自問自答を繰り返しておりました。

 

阪神淡路大震災が起こった1995年(平成7年)から5年後の2000年(平成12年)に建築基準法の大改正が行われたのですが、

この2000年の法改正により、最初に書いたように、耐震性の確認法として

壁量計算のみならず、許容応力度計算限界耐力計算などが適応されることになりました。

 

そのような中で2009年頃だったでしょうか。

栖風采の仕事がほぼ古民家の再生改修関係ばかりになってきたところで

限界耐力計算による伝統工法の耐震設計法の書籍に出会い

以来、ずっと限界耐力計算による耐震補強設計を取り入れたいと思っておりましたが

自力での計算も難しくなかなかその一歩が踏み出せずにおりました。

 

このように私自身の課題として、

限界耐力計算法による古民家再生設計をやりたいと十数年前から考えていたところ、

4年程前に念願のスタッフが入所したのをきっかけに

人手が増えたことと、その時設計していた古民家再生計画のお施主さんから耐震設計についてご理解を頂き

初めて限界耐力計算法を取り入れた古民家再生にこぎつけたところです。

(とはいえ計算そのものは外注です^^;;)

 

【限界耐力計算で耐震改修した事例】(現在進行形)

 

画像☟は今やってる古民家再生現場(1900年に建てられたとされる農家型茅葺屋根の伝統家屋)の限界耐力計算、一部抜粋になります。


 

 

まずは既存現状の間取りで計算すると、限界耐力計算上だと、現状のままで耐震性能が安全限界内

というような数字が出てしまってます。

どうでしょう!

すごい。


いわゆる現行法において耐震性の評価として壁量の少ない古民家は

耐震性が無い無いと言われ続けておりましたが

きちんと建てられている古民家は(小屋とか粗造なものを除く)、経験的といいますか、直感的に、

ぺしゃんこに潰れるようなものではなさそうだと感じていたものでしたけれども、

こうして計算されてみると(計算上に過ぎないけれど)

伝統工法では安全限界内だということが数字的に分かって何だか嬉しい

 

これが一般的な耐震診断をすると、古民家はNGとされるんですから、たまったものじゃない

 

ただ、これはあくまで計算上に過ぎず

古ければ古いほど、劣化があったり、

下手な改造がなされていればかえって悪影響を及ぼしていたりしますので

そこは計算に頼らず、古民家の劣化状況構造的建物見れる目を養う必要があります


(ちなみに夫は昨年、木材劣化診断士を取得しました

 

こうして限界耐力計算してみれば、なーんだ、とつい言いたくなりますが

私には今、自力で限界耐力計算する能力がないので
60歳までに限界耐力計算を身につけたいなと密かに思ってたりします


その前に、今、建築学科に行ってる息子に構造系へ進むようにそーっと仕向けているのですが、どうなるやら

 

ということで


古民家の耐震改修については、大きく2つの考え方があることを書きました。

方法については個々の事例毎に詳細に考えるべきことで、

一律の指針で進めることではないと思っています。

 

今回の能登半島地震をうけ、

ニュースや専門家の間では、様々な論議が繰り広げられていますが

大地震は発生する度に事象が違い、その都度、新たな耐震的な課題が浮上し論争、議論がなされます。

 

いつの時代も木造の耐震については同じような論争を繰り返していたことが

こちらの本を読むとよく分かります。

再度読み返してみたのですが、かなり面白い。

これを機にじっくり読みたいと思っています

 

 

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2024年 大変な幕開け

2024年01月15日 | ◆いろんな事・・・

2024年 今年初めてのブログです。

とんでもない大変な新年となった日本。

 

私は喪中にて新年のご挨拶は控えさせて頂いておりますが

新年早々の能登半島地震に私達も大慌て

 

息子が金沢で大学生活を送っておりまして、今年のお正月は信州に帰省しておりませんでした

焦りましたね。。。

取りあえず、アパートは無事ですが、いつまた大規模な余震が来るとも限らないので未だに気は抜けません。

 

 

 

新年早々大変だったのは、実はそれだけではありません。

 

昨年仕事が納まらなかった長野の古民家再生現場

仕事始めを1月5日に予定していたのですが、、、大工さんダウン

まじか、、、

昨年、本当に頑張って頂いていたので疲れが溜まっていたのかもしれません。。。

 

それだけではなく、私までダウン

 

大工さんはなんと年末からトータルで2週間近くダウン

も1月8日前後くらいから丸1週間ダウン

 

という緊急事態

 

今日は小正月ですが

何とか本日より大工さん復活され(まだ本調子かどうかわかりませんが)

私もこうして事務所のデスクにようやく腰掛けられるようになり(正直まだ本調子ではありません

日本も大変ですが、我々も大変な新年幕開けとなりました。

 

 

ワタクシは12/30から本日まで、家から一歩も出ていないので

インフルエンザに罹ったとも思えず、

1週間も微熱、頭痛、吐き気、倦怠感が続くなんて、、、なんかオカシイ

 

昨年暮れから年始にかけて、息子が帰省しなかったことと

喪中につきお正月の用意もしなくて良かったことが

逆に自分の時間が増え、返って別の無理をしてしまった気がします。

ゆっくりすればいいのに。

日頃から、あれも出来てない!これも出来てない!そんなストレスの中で

ちょっとでも時間あれば、あれやろう、これやろう、みたいな事になりまして

 

1月4日が私の仕事始めだったのですが、

昨年中に出来なかった薪ボイラーの灰取り等、結構な肉体労働をしてしまい

こういうのがいけなかったのかもしれません


薪ボイラーに溜った灰の始末


2024.1.4
8ℓバケツ×14杯の灰を篩にかけて始末します

 

 

2024.1.4
薪ボイラー 炉内の灰取り終了
ちなみに薪ボイラー 使い始めて丸10年経ちました!

 

 

更に、1月7日頃に雪の予報が出たので、雪降る前に自宅現場の片付けをしなくては、と

また肉体労働。。。

 

そんなことやってたせいで、1月8日頃から体調に異変が

 

 

何の病気かも分かりませんけど、

病院へ行くような重い症状ではなかったのでひたすら1週間程、寝てました。

ただ、もしインフルだといけないので夫とは距離を置き、食事も別々。

家庭内別居を実行しておりました(笑)

お陰様で、ひっさしぶりに休息させてもらった感じではあります。

 

しかし、1月第2週の仕事は全てキャンセルな事態になってしまいまして

折角、遠方からお問い合わせ下さってたお客様もいらしたのに

残念な思いをさせてしまいました。。。

 

ということで

私共も大変な幕開けとなった2024年ですが

兎にも角にも人手不足の中、体が資本ということで

 夫の気管支系の改善

 私の足腰筋力強化

そこら辺を今年の目標として頑張って参りたいと思っております

 

では今年も皆様、さいふうさいブログをどうぞ宜しくお願い致します

 

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今年一年を一言で表すと『立つ』

2023年12月31日 | こんな設計事務所です(^^)

大晦日です。

 

この2ヶ月程、仕事の追い込みが続いており

ブログの更新が滞っておりました

 

一応、29日が仕事納めではありましたけれども

仕事は残念ながら納まりませんでした

今年、引き渡す予定だった古民家再生現場がとうとう引き渡せず。。。

理由はいくつかありますが、結局は人手不足の一言に尽きるでしょうか。


長野の古民家再生現場

座敷の天井の張替が綺麗に納まりました

竿縁だけは既存のまま。

古い天井板は傷んでいたので板だけ新しくする作戦。

ただ、これが結構、大変な作業だったそうです

因みに天井板の塗装はお施主さん☆

 

 

人手不足、職人不足、、、

何年も前から感じてまして、私なりに手を打っていたものの

そう簡単にはいかず

しかし、そんな中でも今年は

流れが変わる

世代交代を感じる

そんな一年となったように思えます

 

タイトルにも挙げましたが、私にとって今年一年を一言で表すとすれば

立つ

 

まずは

息子の巣立ち

県外の大学進学が決まり、息子は一人暮らしになりました。

 

息子の進学を待ってたかのように

次は義父の旅立ち

 

このように今年は家族との別れが続きました。

 

ただ、悲しみとか寂しさとかはあまり無く

とにかく人手不足を埋めなければと

私も夫もひたすら仕事に奔走

 

あと、コロナが5類に引き下げられたお陰で

今年は海野宿のふれあい祭りも復活し

建物公開という企画に我が家も協力したところ

思いがけず職人さんとの出会いがありました!!!

 

嬉しいことに

今年は30代な職人さんとのご縁が3人も出来まして

とても好感触

出会いのきっかけはインスタと海野宿のお祭り。

ブログやHPがきっかけには全くなってない感じ

これも時代の流れなのでしょうか。


これからの時代を担う若い職人さん達には

私の目指している手仕事の建築を繋げてくれる職人さんとして

是非ともこちら側へ来てもらいたい!!!

と期待です。

 

私共の抱えている案件が

今年は古民家再生案件の他、

海野宿の保存修理工事があと3件、

更に、メンテナンス工事関係が4件程、

どう頑張っても私達夫婦2人でこなせる量ではなく

 スタッフ募集

 職人さん募集

 多能工歓迎

 よろずや歓迎

 アルバイト歓迎

そんな状況です

 

なんてぼやいているうちに

あと4時間程で今年も終わります。

相変わらずバタバタな大晦日

 

ということで

投稿頻度の少ないさいふうさいブログでしたが

今年も有難うございました。

それでは皆様、よいお年をお迎えくださいませ

 

 

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古民家リフォーム その後 ~パン食堂 開店一周年!~

2023年09月22日 | 現場24~上田市 古民家リフォーム

今日は2019年にお声掛け頂いた上田市の古民家改修設計案件 その後のお話です。

さいふうさいブログ 現場24)

 

4年前、明治期の蚕室造りの古民家を購入されたお施主さんより

住まいとして改修したい そして将来パン屋さんと軽食を出す店をやりたい 

というご要望を受けまして

パン製造&飲食が出来るよう予め厨房計画を含めながら住まい部分の改修計画をし、

取り急ぎ、住まい部分だけを先行工事をして、厨房関係の工事は給排水配管のみに留め

2021年にお引き渡ししてあった家です。

 

昨年2022年、いよいよパン屋さんを具体的に進めるという感じになり

業務用厨房機器の追加や営業許可(飲食と菓子製造)等、お施主さんの方で少しずつ進められていました。

 

そして2022年9月に  パン食堂 まほろば  満を持してオープンされ

ちょうどこの9月で開店一周年です!

おめでとうございます!

 

昨年オープンした時にブログを書こうと思いつつ書きそびれてしまいまして

1周年となった今、遅ればせながら、パン食堂まほろばさんについて書きたいと思います。

*写真は全て、2022年9月オープン直後にお店に伺った時に撮影したものです。

 

パン食堂 まほろば

パン食堂まほろば

とても印象的な暖簾の掛っている立派な門が出迎えてくれます。

実はこのお屋敷、上田市の景観ウォッチング~信濃国分寺編~(平成26年10月)にも載ってます。

 

 

門脇の看板

手作り感がとても独特で面白い!

 

 

こちらはお店のカード

凄くいい味を出してます!

独特な世界観♪

 

 

駐車場は2~3台くらいまで。

 

こちらは店内土間

パンのショーケースが素敵過ぎます!

他の小物達も気になるものばかり

 

食堂
インテリア、布類のチョイス、色合いが奥様らしいセンス☆

 

古民家リフォーム 栖風采プランニング

こちらの写真は昨年オープン直後に伺った時にこっそり撮影したものです。

まだオープンしたばかりで旦那様も厨房でお手伝いされておりました。

 

パンとスープランチプレート

私はリフォーム計画から工事まで関わっておりましたけども

どのようなパン屋さんをされるのか、全く知らなかったのですが

出てきたランチプレートにびっくり

ええっ どこで修業されてたの?

 

私は設計する際、あまりお施主さんに対してあれやこれや根掘り葉掘り聞かないタイプでして

(どうでもいいような話はよくする癖に)

打ち合わせの会話から好みや考えを出来るだけ汲み取るようにしているのですが

こうして最後、お施主さんの暮らし等をみて驚くパターンが多いです

 

食後のデザート♬

 

こちらは縁側スペース

扉の桟に小物が飾られているのも可愛い

 

お店は、お施主さん(奥様)の多国籍なセンスがそこかしこに光って、更に手作り感も相まって

とても愛らしく素敵な空間になってました

古いモノが上手く活かされていて、昭和感もあれば異国的でもあり民藝的でもある感じでしょうか。

ボキャブラリーが乏しくて上手く言えません(泣)

 

私共に依頼をしてくださるお施主さんって、ホント皆さん、それぞれ個性的で感心させられっぱなし!

お施主さんのご要望、そして影響を受けながら

私の感性だけでは生み出せないようなデザインを絞り出すがとても楽しい現場でした

 


パン食堂まほろば

客席は10席程(駐車場も3台くらいまで)
営業日 :火水木金 平日4日間のみ。
営業時間:午前11時~15時半(ランチは14時半)
場所  :長野県上田市国分1775
メニューやお休み等の情報はインスタグラムで発信されてますのでチェックして下さいね。→@mahoroba24

 


 

地域密着のささやかなパン食堂です!

パンとスープランチ、デザート、どれもとても美味しかったデス😋

パンのみ購入も出来ます

お近くの方やパン好きな方、是非どうぞ

 


 

~追記 イベントのお知らせ~

まほろばさんの古民家の2階(旧蚕室)で
上田市で演劇に取り組まれている石坂杏子さんfatriipmの演劇が開催されるとのことです。

場所:パン食堂まほろば 2階(*階段は昔のままです)
   長野県上田市国分1775

日時:2023年9月23日(土)①14時②17時

   2023年9月24日(日)③14時④17時

※要予約(まほろば公演では当日券のご用意もあるようです。インスタグラムをご確認ください
※受付・開場は開演の30分前

詳しくはfatriipm HP等をご覧くださいませ。

 


 

 

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古民家再生~断熱工事中~

2023年09月19日 | 現場21~長野市 古民家再生計画

長野市で進んでいる古民家再生工事。

只今、絶賛断熱工事中でございます

 

断熱工事 セルロースファイバー
勾配屋根断熱 セルロースファイバー ブローイング中

 

この夏の猛暑の中、

屋根工事と同じくらい暑く過酷な断熱工事です。

 

断熱材はセルロースファイバー。

栖風采プランニングの定番な断熱素材

 

新聞紙から出来ている断熱材で

気密を確保しにくい古民家には相性が良い断熱材だと私は考えて採用し続けております。

 

形のない屑状の断熱材なので、断熱専門業者さんに断熱施工をして頂きます。

なので、なかなか敷居の高い?断熱仕様にはなるかもしれません。

セルローズファイバーは一般販売されてませんし、ブローイングの道具も専用機械ですから

大工さんは出来ませんし、もちろんDIYも出来ません。

 

断熱専門業者さんにお願いしてまでやるような断熱仕様を採用するのには

幾つか理由があります。

一番の理由は、古民家だから


新築だったら何も断熱材をセルロースファイバーに拘る必要は無いと思います。

要は、防湿気密施工が完璧に出来るような建物であれば

別にセルロースファイバーでなくてもいいと思っています。

 

古民家はどうなのか?

古民家では完璧な防湿気密は出来ない、と私は考えてます。

出来ないから、セルローズファイバー、という選択です。

 

防湿気密って何?!と思われる人もおられるかと思います。

専門性の高いブログを目指しておりませんので詳しくは説明しませんけども、

寒冷地では、繊維系断熱材(グラスウール等)を使う場合、

防湿気密シートを室内側に張らないといけません。

しかも防湿気密シートは切れ目なく連続して隙間なく張る事が求められます。

 

古民家のような まっすぐではない、角材ではない材、様々な自然素材で作られている空間に

切れ目なく、連続して、隙間なく、防湿気密シートを完璧に張れるのでしょうか?

 

完璧な防湿気密とは、

例えていうならば、食品のプラスチック個別包装を思い浮かべてみてください。

賞味期限が刻印されプラスチックで個別密閉包装されたパンとか。例えばですけども。

もし、何らかのミスで密閉包装が出来て無かった場合

(以前実際に密閉の不良の和菓子にあたってしまったことがありました)

包装内部に空気や水蒸気が出入りし賞味期限前にカビたり腐敗してしまいます。

 

もしこれが、プラスチック包装ではなく、昔ながらの紙袋包装だったとしたら、

そのまま放置していると、パンならば知らぬ間に乾燥してカチカチに干からびることでしょう。

(これも経験済み 笑)

 

食品保存の観点から考えてみると、包装に瑕疵が無かったとしても

プラスチック包装にしろ紙包装でも消費期間を過ぎれば

どちらも食品としては安全に食べられない状態になりますが

長期間放置した場合、プラスチック包装の食品腐敗と、紙包装の食品乾燥とでは状態が違います。

 

建築の場合、

断熱材の室内側に防湿気密シートとしてビニール素材を使う考えは

(これを防湿層といいます)

室内で発生する水蒸気を断熱材内部に入れない事を目的としているため完璧さが求められています。

もし防湿層に隙間や穴が開いてしまっていては、断熱材内部に水蒸気が出入りしてしまい、結露のリスクが高まるのです。

ビニール素材と結露の組み合わせは木造にとっては最悪です。

 

ここで思い浮かべるのが、先程の食品の包装の話。

食品と木造建築を同じに捉えてはいけないとは思いますけども、

プラスチック包装による腐敗と、紙包装の乾燥。

乾燥の方が断然、いいですよね。

 

古民家に完璧な防湿気密、まるで食品のプラスチック包装みたいなことなんて

そもそも無理

と思ってますので、

古民家を長持ちさせたいがために敢えてビニールを使った防湿気密はやらない、という姿勢で臨んでいます

ただし、気密用のペーパーバリアはやります。でも防湿はやらない

しかし、防湿をやらないのなら水蒸気が断熱材を出入りしますので、

断熱材の裏側での結露のリスクは常にあり、策を考えないといけません。

 

あともう一点、防湿層について疑問に思っているのは、

断熱材の室内側だけ防湿しても、外壁側に通気層を設けている限り、

水蒸気の出入りを完全に止める事は出来ないと思っています。

更に日本的な建築であれば、真壁という柱の見える構造を活かそうとすればするほど、

建物自体の気密だけでなく、壁自体の気密も難しく、

断熱材の室内側だけ防湿しても他に隙間があるので意味がありません。

ビニールによる防湿層は結露した場合、建物に害しかないとさえ思っているので、

慎重に断熱材を選定し施工していく必要があると考えています。

 

ちなみに

大壁で古民家の外壁内外全て多い隠すような改修デザインなら

完璧な防湿気密施工が出来なくもないかもしれませんけども

それって古民家の風情もへったくれもない、現代的なものに変容してしまいますので

それもやりません。

 

では防湿気密施工が出来ないとどうなるのか。

床下、壁の中、天井裏に水蒸気が出入りする状態になる、という事です。

 

室内から床下・壁の中、天井裏に水蒸気が入ってしまうと

高断熱仕様であれば床下や壁内、天井裏で結露しやすくなりますので

対策としては

床下、壁の外側、天井裏を通気良くすると共に

吸放湿性のある建築材料を使っておく、いう考えです。

 

あとは少し専門的になりますが

材料の透湿抵抗値のバランスを考えて材料を考えます。

合板などはよく使われる材料ですが、あれが結構、湿気を通しにくい材料なため、

ビニール程ではありませんけども、

木造建築には本当はあまり相応しくない材料の一つとして私は考えています。

湿気を通しにくい合板って、通しにくいがゆえに

常に相対湿度の高い部分(温度が低い部分、床下回りなど)

に使われると湿気っぽい状態が続きます。

と、どうなるかといいますと、脆くなりますし、カビや木材腐朽菌が発生しやすくもなります。

 

解体現場を経験すれば、建材が劣化してどうなるかって分かるのですが、

新築や計算ばかりしている分野の人には計算至上主義みたいになっていて

性能だけで材料を判断しがちなため、耐力壁に合板とか平気です。

耐震補強とかに合板を使っている事例もあるのですが、湿気が無いような所ならいいですけども、

そもそも湿気をコントロールすること自体が難しいのに

湿気に弱い合板のような材料を、強度があるからと耐震に使うなんて考え、私には理解できません。

ので、合板は下地には使っても、構造上、重要な部分には使わないという考えで現在は設計をしています。

 

ということで、話は長くなりましたが

今のところ、断熱材としては古民家にはセルロースファイバーかな、

というところで落ち着いている感じです。

ただ確実に経年でセルロースファイバーは吸湿します!

 

実はワタクシ、セルロースファイバーを始めて使う時に

素材の実験として布袋にセルロースファイバーを入れてお風呂場にずっと吊るして置いておきました。

2年くらいかな?

どうなったかといいますと、

吸放湿はずっとしていたとは思いますが、一旦吸湿してしまえばフワフワな膨らみは減りました。

 

恐らく、防湿気密が取れてない建物に施工したならば、

セルロースファイバーがフワフワなまま持続する事は無理じゃないかな、と思っています。

 

と、どうなるか。断熱性能が落ちます。

なので、吸湿して断熱性能が落ちてもいいくらいの厚みを入れておかないといけません。

それってどんな理屈なんだ?って言われそうですけどね。

性能を重視する人ならば、吸湿することを前提にして断熱材を考えないと思います。

ただ、私としましては、性能よりも健全に建物が存続することが大事なんです。

これが古民家に携わる者として譲れないところ。

 

セルローズファイバーが吸湿してフワフワで無くなっても、そこは元新聞紙(笑)

手前味噌な吸湿実験ではカビたりするようなこともなかったので

私としては木造建物には害のない素材として勝手に認定しております。

 

ただなにがなんでもセルロースファイバーがいい、とは言いません。

私は硬質ウレタンフォーム断熱材も使いますし、炭化コルク、羊毛なども使っています。

適材適所が大事だと考えています。

 

あと、断熱とは別の話になりますが

私共では古民家の防腐防蟻として、ホウ酸を使った防腐防蟻処理用薬剤を使っています。

(夫が認定施工店)

セルロースファイバーもホウ酸系薬品にて処理されていますから、類友かなと(笑)

私共が使っているセルロースファイバーは、日本製紙のスーパージェットファイバー。
栖風采プランニングも夢創も取扱事業所として掲載されてます。

 

土台周りの木部にはホウ酸系防腐防蟻処理用薬剤、

加えて床の断熱材にもホウ酸系薬品処理された断熱材、

全部がホウ酸系で守られているようなものです。

もちろん、これで絶対、白アリ予防になるとは言えないとは思いますけども。

 

防腐防蟻処理 ホウ酸


土台・大引・床下断熱押えの板、ホウ酸系防腐防蟻薬剤散布

 

ということで、断熱材の選定一つとっても深い理由があったりします。

それもこれも設計事務所ですから、しつこいくらい色々考えます(笑)

更に施工上の納まり等考えていかないとなりませんので

断熱材一つとっても、結構、難しい話ではあります。

 

なので、DIYを除いて、

設計事務所や工務店に家づくりを依頼するのではれば、

中途半端な安かろう悪かろうなやっつけリフォームではなく

やっぱり、あの時、頑張ってやった甲斐があったね

と言われるような仕事を提供したいものです。

実際、3年前に引き渡した古民家再生のお施主さんから最近ですけども、
やった甲斐があったわ、と言われてほっと胸をなでおろしました。
この件についてはいずれ改めてブログに書き記したいと思っています。←書く書く詐欺なことも多いですが^^;;

 

大工さんにとっては、このようなブローイング方式の断熱材は

断熱施工の納まり上、気流止めも含めて適切な下地作りを要求されるのでとても面倒だと思います。

特に古民家なんて。

現場監督が納めを大工さんに指示するのですけども

それでも毎度毎度、古民家の状態が違ったり、設計内容が違ったりするので

私の現場ではあーだこーだと 大工さんVS現場監督=漫才のような喧嘩状態(笑)

実に大変そうです。

 

って、どこか他人事になってますが、

設計者が適切に納まりを指示しないと本当はいけないところ

夫が現場監督やってくれてますので、そこは現場監督に任せておりまして

私はいつも二人の漫才を聞きながら現場監理をしています^^;;

 

8月には3回、断熱施工が行われまして、いつもように張り切って現場へ行って参りました!(笑)

古民家再生 断熱工事 栖風采プランニング
こちらは2階 屋根裏部屋な子供部屋

 

茅葺屋根の屋根裏を利用して子供部屋にしていますが、

茅があったとしても、天井には断熱材を施工します。

2階の床にも断熱材をいれます。

2階の床は1階の天井でもあり、1階と2階の間に断熱材を入れることで

1階と2階の室内温熱環境をお互いに影響しにくくしています。

 

なんで?!って思われるかと思いますが、

1階は暖房をして、2階は暖房をしない場合があると思います。

そのような場合の対策として、2階床には必ず断熱材を入れるのが栖風采仕様です。

 

冷暖房計画と合わせて断熱ゾーンを計画するのですが

そもそも断熱ゾーンすら考えられてないリフォームやリノベーションが多いですよね。

以前、ご相談を受けた中には新築なのに断熱ゾーン設計が出来ておらず

結露に悩まされてた方もいらっしゃいました。

これも説明すると長くなりますのでやめておきます。

 

ただ、これだけエネルギーが高騰していけば、古民家のような隙間だらけの家は

快適さを求めれば冷暖房費が大変なことになるのは目に見えてます。

 

今こそ、歯を食いしばって断熱改修の費用を捻出しましょう。

張りぼて、見栄えだけの古民家低予算リノベ、後で後悔します。。。

 

なんて強気発言ではありますが、

こちらの古民家再生工事では予算上、外壁の断熱材はやめました。

(土壁の無い部分には断熱材を入れてあります)

これも、苦渋の選択ではありましたけれども、後で外張り断熱をやろうと思えば出来ますので

そういう可能性を残して止めた経緯があります。

外壁の断熱材を中止しても断熱改修費用は1本に近いです。

 

光熱費、これからのことを考えると心配ではありますが、

1階2階床と天井には全部、断熱材を入れますので、どうにか頑張ってもらいたいところです。

 

前振りが長かった!

今回のブログの本当のメインは、本当はこれだったのですが最後になってしまいました(笑)

セルローズファイバーのブローイング施工様子のショート動画

 

最近、Instagramにリール動画を投稿するようになりまして

インスタをされている方はどうぞ私のインスタ(リール)を覗いてみて下さいね。 

 

 

断熱工事は8月では終わらず、引き続き9月も施工中です。

 

この暑さ、いつまで続くのかと憂鬱になってましたけど

9月に入ってからは朝晩は涼しくなり、熱帯夜♬も終わりになってきましたね。

それでも今日(9/19)は日中、車の温度計は外気温38℃を表示してましたよ

 

 

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一緒に仕事をしてくれる大工さん、募集中です。(長野県) 

2023年09月03日 | おしらせ

一緒に仕事をしてくれる大工さん、募集中です。

かれこれ何年も前から

何度かブログで募集を掛けておりまして

これまで何名かお問い合わせをいただきました

 

そのうち数名に、私共の案件をお願いしたりしておりましたけれども

現場のタイミングの問題や、

個人的な事情を抱えて仕事が出来なくなった方、

大工業そのものを辞めてしまわれる方などで、、、

継続的に私共と仕事を続けていける方が少なく

ここで再度、ブログにて発信してみようと思い立ったが吉日なワタクシでございます

 

大工工事の内容は、ほぼ、古民家再生(若しくは改修)です。

古民家は昭和初期から明治期までいろいろ

規模は大きいものから、部分的改修までそれも色々です。

 

ちなみに現在は

長野市で明治期の古民家再生工事中です


古民家再生 長野

2023.09.02 

 

この長野市の古民家再生現場は

 70代の大工さん(メイン)

 60代の大工さん(応援)

 50代の手元(現場監督)

 40代のお施主さん(週末のみお手伝い)

というメンバーで何とかやっていますが

古民家の改修はとても手間が掛りますので、大工さんが足りません。。。

そもそも、現場監督な夫が大工さんの手元をしている時点で、手が足りてない状況がお分かりかと思います。。。

また週末には若いお施主さんが精力的に現場のお手伝いをして下さって、見習い人工並みです


このような状況につき

工期も長引き、各方面へ色々とご迷惑をお掛けしながら

お施主さんのご理解の元、お施主さんも参加しながら、何とかこうして進めている次第です

  

ただ、次の現場も幾つかある関係で

協力して頂ける大工さんのご縁を少しでも作りたいと思いまして

こうしてブログを書いております。

 

伝統構法に馴染みが無くても、在来工法と真壁作りの経験のある方でしたら有難いです。

 

私の計画した案件を、夫が現場監督しますので、その元で一緒に仕事して下さる方、

お問い合わせ下されば、相談の上、お仕事をお願いしたいと思っています。

もし、私達と仕事をし続けていけそうでしたら、継続的にお仕事をお願いしていきたいとも思っています。


私共がこの仕事を続けられるのも恐らくあと十数年。

残された期間にどれだけのことを遺せるのか、そんな事を考える年頃になりました。

失われてゆく伝統だけでなく、在来の大工技術の継承を、

私達の現場  で  次世代に繋げられる  現場になれば、という想いと、

私達の経験  を  次に渡したい  という気持ちがあります。

 

現場エリアは長野県の東信を中心に、北信、中信あたりの案件が多いです。

労災と傷害保険には加入しておりますので安心して現場入りしてもらえます。

 

建築家作品のような見た目ばかりの張りぼてな仕事ではありません。

地味にきちんとした仕事をお願いしたいと考えてます。

そして、大工仕事が単なる下請として扱われるのではなく、

誰かの記憶に残るようなお仕事として関わって頂けるような現場です。

 

もし、私共に興味を持って下さる方がいらっしゃいましたら

是非ご連絡ください!

 

または、お知り合いの方で、古民家とかやってみたいな~と、ぼやいてる大工さん居ませんか?

このブログを見て、俺が力になってやるぜ!っていうような稀有な方、居ませんか?


ご連絡をお待ちしてます。

*お問い合わせ先は
このブログのメッセージフォーム、若しくは
栖風采プランニングのお問い合わせフォームからお願い致します。

 

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頑張るしかない~長野市の古民家再生現場~

2023年07月25日 | 現場21~長野市 古民家再生計画

信州も梅雨が明け夏本番です

今日は風鈴を出しました

エアコンの無い古民家事務所。

せめて耳から涼を感じましょう


さて、昨年よりやっております長野市の古民家再生現場。

本来なら今年の春くらいには終わる予定でしたけども、

私共の海野宿関係の工事が2件、年度末に重なってしまい

こちらの現場工期が延びてしまっております。

お施主さんには多大なご迷惑をお掛けしながら工事を引き続き続けさせてもらっているところです。

 

外観はまだこのような状態。

土壁の無い部分(白い養生シート部分)にはこれから断熱材を施工し、

その後、全体に通気胴縁と通気水切り(上下)をつけて、縦板張り仕上げにします。

 

先日、エアコンの先行配管をしてもらいました。

南側に位置する居間(天井高 凡そ3400㎜)に設置するエアコンから、台所の天井(天井高2200㎜)の上を通って北側へ。

 

 

屋根裏部屋に設置するエアコンから、1階水回りの天井裏を通って北側へ。

 

 

外壁の仕様上、エアコンの配管を隠蔽にできると現場で提言があり

外壁仕上げは板壁ですし、何かあっても板壁なら大工仕事で対応できると思い、

お施主さんとも相談して見栄え的に隠蔽配管に決めました。

もちろん、ドレン管は断熱仕様です。さもないと壁内や天井裏などで結露して大変な事になりますからね。

北側外壁 エアコン用配管(左は居間用、右は屋根裏部屋用)

 

配管用コア抜き

エアコンを取りつける壁は土壁なのでそのままでは取り付けられません。

なので大工さんに無垢板で下地を作っておいてもらいました。

 

 

コア抜きの残骸

流石です

ちょっとした配慮がなされている事がこの画像から分かりますか?

 

 

現場では相変わらず

ここどーする!

と質問攻めな日々

制振ダンパーの取りついている壁にレンジフードを設置することにしてあったのですが、

防火用の下地の事を考えるのを忘れておりまして、

現場から、このまま真壁でレンジフード付けていいのか?と質問。

レンジフードの背面に梁が。。。

 

いえ、いけません

じゃ、どーする。

 

レンジフードの背面には防火用ボードを張って欲しい。

けど、真壁納めにするなら、梁はどーするんだ?!

となる。

 

現場では、梁を削るか? と提案もありましたが、

それは耐震上、ダンパー上、駄目!

じゃ、どーする。

大壁にするのか?

いや、しない。

じゃ、どーする。

というやり取りのオンパレード(笑)

 

一応、私なりに解決策の提案をしたのですが

(レンジフードと取付部分だけ大壁)

そうすると見切りが必要になったり、

レンジフード下部のタイル貼りの納まりにも影響が出る。

さて、どうする。

ということで、見切り部分の納めだけが未だ課題検討中となっております

 

 

インスタでも呟いております↓

 

こちらは対面式キッチンの手前、カウンターになるところです。

既存差鴨居より左側は居間、右側は台所。

既存差鴨居が、プラン的に微妙な位置に掛っていたので

ここをカウンターにすることで居間にも台所にもしないゾーンに。

 

そのため、天井が複雑になりました

お陰で、断熱材の納めもちょっと複雑

(断熱材は基本的には連続になるよう納めるもの)

図解してみましたが、、、分かりにくいですよね

そう、分かりにくいんです。

ので、うっかり断熱材を拾い忘れたりする部分です

(私が拾い忘れた張本人デス

 

 

断熱材は基本的には乾式のセルローズファイバーを入れますが

セルローズが吹きこめないようなところは各種断熱材を使います。

(高性能硬質ウレタンフォーム、羊毛、炭化コルク等)

 

さて、そんなことでガタガタと現場では

どーする攻撃を受けておりますが、

取りあえず只今、断熱施工待ち

いつもの断熱屋さん

複雑な現場工程なため、部分的にブローイングしてもらう予定です。

 

このとおり、なんだかんだと私の古民家再生現場は工期が長いのですけども、

コロナ禍中に始まったこの現場は

 ウッドショック

更にウクライナ危機を受け

 資材高騰

 建材メーカーの値上げラッシュ

という荒波の中、

これらの影響を受けたり、受けずに済んだ部分もあったりしながら

どうにかこうにか頑張っています

 

ウッドショックについては、

影響はあったにはあったのですが、

一周回ってこのところ、材木価格は落ち着いてきて助かった~という感じ。

とはいえ、材種によっては相変わらず入手困難な材料もあり、

代替品を考えるのが毎度、頭の痛いところです。

 

ただ、建材製品は軒並み値上げでどうにもなりませんですね。

設計で選んでいた建材や設備品が、この工事の間に何度も値上げされ

先に購入しておくという手もあるものの

そこは古民家再生なので、既製品と相性が悪く、

大工工事が終わらないとオーダーを確定できないものもあり、

ストックしておくわけにもいきません。

 

メーカーさんの中には

値上げの口実といいますか、品番シリーズ毎、廃番にして一新するメーカーもあり、

ここ2年の間で3回の値上げ、というメーカーもあります。

 

品番と価格が安定しないということは、こちらも都度、余計な労力(確認作業、納まり再検討等)を割かなければならず

事務所では悲鳴を上げながら一人頑張っております


インスタ見れる方はこちら↓

 

 

さて、次々と値上げが決行される中、

私の現場では、まだ大工工事が終わって無いという状況ではあるのですけども

設備機器関係を本決めして(←これは私の仕事)

注文の段取りに入りました(←こちらは旦那の仕事)

 

私達のこんなに長丁場の工程でも、

見積時のまま値上げせずにやって下さる有難い職人さんもいて感謝しかありません!

 

一方製造メーカーはそんな義理人情はなく、淡々と値上げしてあとは知らんという感じですが

取引先の営業マンに救われたり(救われなかったり)、いろいろです。

 

こんな調子だと我々はお盆もままならない感じになりそうですが

とにかくこの現場を形にするまで頑張るしかありません

暫く追い込みが続く見込みですので

関係者の皆様、どうか宜しくお願い致します

 

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3月・4月ダイジェスト版~息子こと 卒業設計そして巣立ち~

2023年05月06日 | ◆いろんな事・・・

もう5月、GWです。

1月22日にお正月の記事を投稿して以来、4ヶ月ぶりのブログ更新です

 

こんなにブログをお休みしたのは始めてかもしれません!

それくらい2月~4月は数々のミッションを果たさなければならず

本当に大変でした

取りあえず、複数あったミッションは概ね完了しましたので

少しずつまたブログに纏めていきたいと思います。

 

さて今回は、複数あったミッションのうちの一つ息子のことについて書きたいと思います

 

この3月に高校を卒業した息子

高校は県立の総合専門高校で、息子は建築科でした。

ですので

卒業設計なるものがあり

進学する者はJIA長野県クラブ主催「第32回 長野県学生卒業設計コンクール」 高校の部に出展する、という高校の方針でした。

 

高校では昨年の秋頃から卒業設計課題に取り組んでいた様子で

息子は自分の自作PCがあるので、家でも課題をやってました。

なんか凄いことになってます

 

模型も学校で遅くまでやってたみたいでしたが

最後、学校だけでは間に合わなかったみたいで家に持ち帰って制作してました。

 

こうして何とか仕上がった?作品は

2023年2月25日、26日、松本市美術館にて日本建築家協会関東甲信越支部 長野地域会による第17回建築祭にて行われた第32回長野県学生卒業設計コンクールに出品されました。

 

さて結果ですが、惜しくも銀賞でした

金賞とは同票だったのですが、ご覧の通り、和風伝統的な内容だったため「保守的」という審査委員長 建築家 平瀬有人先生の講評により銀賞。

私としましても、そうだろうなぁ、と思いましたですね

これらの図面は全て手描き、インキングです。

図面が綺麗だと評価が高かったようで、息子は手描きの手ごたえを感じたようでした

 

コンクールの結果につきましては JIA長野県クラブ 建築家通信vol.127に掲載されてますので

興味のある方はどうぞ。

 

インスタ投稿はこちら↓

 

ここまでが2月の出来事です。

(今は5月のGWですけどね

 


 

さて、ここからは3月の出来事です!

3月のミッションはこちら

↓ ↓ ↓

①海野宿 我が家の雛飾り

②年度末までに終わらせないといけない海野宿の工事 2件

加えて

③息子の引っ越し

 

それはもう鬼のような忙しさでしたー

 

3月ミッションその1

我が家の雛飾り

 

第8回 海野宿ひな祭りが3月1日からでしたので、それに間に合うように我が家のお雛様を飾れるのか、、、

今年はとにかく色々重なっていたので、最後まで今年の雛飾りを飾るの止めようか、悩んでました。

でもやっぱり毎年やり続けてきた事を止めるということが出来なくて

かなーーり無理して今年も飾りましたですよ!はい。

 

2023.3.2

 

インスタはこちら↓

 

3月ミッションその2

海野宿の保存修理工事2件

一応、工事は完了しておりますが今回はスルーで

工事については改めて纏めたいと思います。

 

3月ミッションその3

息子の引っ越し

 

これがホント大変でした。

一応、進学が決まって、県外(金沢)に引っ越すことになった息子。

大学は建築系です

 

アパートは昨年から下見に行くなどして決めてありました。

で、建築学科への進学なので道具も購入しなければなりません。

 ○製図板、製図道具

 ○ノートPC

製図板は腐るほどありますので

(実家にある製図板も含めると5台あるw)

私が学生の時に使っていた平行定規A0サイズの製図板(製図椅子と専用ライトも)を息子に譲ることにしました。

 

ノートPCは息子が小5の時のクリスマスプレゼントしたゲーミングPCがあったのですが、

さすがに大学の要求するスペックを満たしていないので(8年くらいも前のもので古いし)

これは新しく購入することに。

 

ただ、そこは只者ではない息子。

大学推奨のノートPCは高いだけだと言い、

大学の要求するスペックを満たしつつ、自分に必要な性能機能を付加し、

金額も大学推奨PCと同額程度のものを探し出す始末

もう私にはついてゆけません。

 

こちらが新しいノートPC。

タッチパネル式でキーボードが取り外しも出来るタイプ。

タブレット感覚で使える優れモノ。

で、このメーカーもゲーミングPCメーカーみたいです。(←私はよく知りません!)

グラフィック関係にPCを使うなら、ゲーミング系を選んでおけば安心。

グラフィックボードの性能からみればゲーミングPCの方が一般的な建築系3Dソフト対応のPCより上回るので

大は小を兼ねるという話です。

 

で、今まで息子が使っていたノートPCは私が貰うことに

 

あと、新生活に必要な物で、家にあるもので事足りるものは用意して息子に持たせました。

 

まずは器道楽なワタクシ、食器は山程あるので家にある器を持たせました。

息子はいつも使っている器がいいというので、食器棚の中からあげても惜しくない物をチョイス。

 

こんなものも小分けにして持たせました(笑)

信州のお醤油

  

 

海野宿の手ぬぐいと、重文馬場家の手ぬぐい

 

 

ツルヤのだし入り信州味噌と

麦さんから頂いたドリップパックとお花も♪

 

息子の大好きな断熱屋さんのTさんから頂いた合格お守りをはじめ

私の遠い祖先ゆかりの地、天川村のお守りも持って行くって!

へぇ~

 

取りあえず、家電関係はアパートに備え付けられているので

大物家具は何と言っても製図板関係!

それらはうちの旦那さんがハイエースで運ぶとしても、その旦那さんが年度末工事でめちゃくちゃ忙しく

一先ず、私と息子で先に引っ越しをして(2023.3.24)

後で旦那が大物家具を搬入するという段取りで引っ越しを決行しました(2023.3.26)

 

 

 

引っ越しミッションの中でも一番難易度が高かったのが

息子の計画でデスク周りをDIYするというもの!

 

息子のイメージする設計図で出来るのか!?

 

 

 

詳しくはインスタをご覧ください

 

 

で、こんな感じに仕上がりました。

息子の当初のイメージ図では、コの字の壁を作り、なおかつ天井も作り、防音もやる、という壮大な計画でしたが、

材料費が高額になるためここまでで終了。

一部、2×4材が見えてるところは、パソコン周りの配線のためです。

 

こんな感じのレイアウト。

6帖部分にA0の製図板と幅1800㎜のデスクを並べたの図。

大きいモニターを置きたいがためにこの1800のデスクを計画した息子。

 

ちなみにデスクトップPCの横で私は息子からのお下がりノートPCで仕事をしてました

年度末の仕事があったのでね。

 

 

これで息子の部屋、完了です!

 

いわゆる縁側部分に相当する所にブルーのソファーベッドを置いているのですが、

縁側部分の寸法を正確に測ってからでないとソファーの注文が出来なかったので

引っ越ししてからベッドをネット注文。

その納品が予想以上に遅かったため、私はなかなか信州に帰れませんでした

(予定より1週間も長引いてしまった

 

最後の最後にこの大物家具の搬入で、、、

息子と二人で、既にデスクなどある状態でこれを設置するには大変過ぎました。

これでまた膝が悪化してしまいましたです

 

さて息子の引っ越しミッションを終えた時点で4月上旬が過ぎてしまいました。。。

とはいえ、折角金沢へ来たんですから

信州へ帰る前に、お土産を買うという名目で少しですけど金沢観光しましたです

 

引っ越しも疲れましたが、ダイジェスト版で数ヶ月分の出来事をブログに纏めるのも疲れました(笑)

ということで、

金沢観光ネタは改めて書きたいと思います!

 

今日はGW。

我が家の五月飾りで〆たいと思います☆

海野宿の当事務所主屋にて旧歴の5月5日(新暦6月22日)頃まで展示中です

 

 

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2023年 旧元日 新年のご挨拶~お正月ダイジェスト版~

2023年01月22日 | ◆海野宿での暮らし

遅ればせながら、明けましておめでとうございます

(本日はいわゆる旧歴元日でございます)

今年も さいふうさいブログ を何卒宜しくお願い致します

 

 

 


2023年お正月の室礼



さて、

昨年12月からというもの、ほぼノンストップで動いておりまして

新年のご挨拶が  になってしまいました

ちょうど本日 1月22日 は 旧歴の元日だと知り、ならば今日こそブログを更新しよう!と

朝から寒い事務所でブログを書いております

 

1月1日

2023年 栖風采プランニング事務所 注連飾り

 

今年も注連飾りは家族全員で手作りしました

ただし、いつ作ったかは聞かないでください(笑)

毎年ギリギリ過ぎて、きっと歳神様は呆れている事と思います

 

1月1日 海野宿の朝です。

穏やかな新年を迎えました。というのは表向き(笑)

むしろいつも以上にクタクタな新年でした

 

そしてお節料理ですが、

本来なら大晦日には出来上がっていないといけないものだと思うのですが

我が家のお節、整ったのはなんと1月2日でございました

 

1月2日

手作りしたのは、黒豆、数の子だし醤油漬け、栗きんとん、栗の甘露煮、紅白なます、岩石卵、いり鶏、茶碗蒸し、お雑煮、蕎麦の煮汁寒天。

あとは買った物を詰めただけ

なるべく買わずに手作りしたいと毎年思うのですが、忙しすぎて今年も相変わらずの内容。

いつも思うのですが、仕事に追われている身分なんですから、

「そんな拘りを捨てて買えばいいのに!」

というラクしようとする囁きと

「作った方が下手な出来合い品を買うよりは断然美味しいし沢山食べれる!(決して安上がりではないが)」

という心の格闘をし続け

結果、お節料理が2日なってしまうということが毎年恒例になっていたりします

 

2023年1月2日

 

 


 

お節も出来て、やっと一息つけるかなと思う間もなく

1月3日は白鳥神社へ初詣。

恒例のおみくじはこの通り。

息子と私が大吉

相変わらずうちの旦那はほどほどの小吉。

 

初詣の後は主人の実家に新年のご挨拶

いろいろと今は大変な実家なので、松本の桜家のうなぎ弁当をお土産にして行きました

こうして一緒にお正月が無事に迎えられて良かったです。

 

そうこうしているうちに、仕事始めは1月4日!

結局、まともなお正月休みもなく、主婦に休みなし状態

 

1月6日には海野宿関連工事の定例。

年越し蕎麦の蕎麦湯を寒天で固めた栖風采オリジナル和スイーツをお茶請けに

 

1月8日には松代でやってる古民家再生現場も始まり

 

1月9日は大工さん仕事始め

 

そして先週末、1月15日は、

Web3、ブロックチェーンDesoのSNSで知り合ったアメリカのお友達が海野宿に来て下さいました

 

 

そんな訳で、この1月というもの、

ほぼほぼノンストップな状態のまま過ぎていきまして、

ようやく今、少し落ち着いたところです。


さて今年は、いろいろと変化の多い年となりそうです。

一つは

3年前に当事務所に門を叩いてきたスタッフが体調不良にて昨年退職しましたので

また人手不足の状態に

二つ目は、息子がいよいよ進学となりまして巣立ちを迎えます

三つ目は、身内にいろいろとありまして、、、

身辺が落ち着かない状況。

 

そのような中で、

R4年度末までに海野宿工事を2件、終わらせないといけませんし、

更に4月末頃までには長野の古民家再生をある程度に終わらせないといけない、

そしてお待ち頂いている次の案件の設計も進めないといけない、

体が幾つあっても足りない状況が続きます

 

誰か~!と助っ人をお願いしたい状況ではありますが

そうなかなか栖風采に人材が現れる訳でもなく

それでも身近にご縁もあったりして、そんな若者を大切にしながら

今年もマンパワーで頑張って参りたいと思っています!!!

 

 スタッフ募集

 大工さん募集

 器用な人募集

 お手伝いさん募集

↑ ↑ ↑ 

私共に興味をもたれた方、気兼ねなくお問い合わせ下さいませ! 

 

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我が家の屋敷再生は続く~海野宿「扇屋」上雪隠保存修理工事

2022年11月29日 | 現場0~海野宿 扇屋プロジェクト(当事務所)

海野宿「扇屋」の上雪隠(かみせっちん)保存修理工事はじまりました!

と言いましても2ヶ月前くらいからなんですが^^;;

 

ちなみに海野宿「扇屋」は私共の所有する屋敷でございます。はい。

でも私達はこの地に古くから住む者ではございません。

2002年にこの屋敷を競売で取得し移住してきた者です。

今年が2022年ですから、この屋敷で奮闘してきてちょうど20年経ちました

 

「扇屋」という屋号は、この屋敷の前所有者が使っていた屋号です。

ただ歴史的に紐解けば、江戸時代は旅籠屋で「松屋」という屋号だったそうです。

 

私達がこの屋敷を取得した時、確かその当時の保存会長さんだったか(記憶は曖昧ですが)

「扇屋」という屋号を続けて欲しいと頼まれましたので、そのまま扇屋を名乗っております。はい。

 

そんな我が屋敷ですが、

取得当時は凄まじく荒れた屋敷でして、

古民家再生というよりも、屋敷再生がミッションでした。

で、

頑張り続けて早20年、、、未だにミッションは達成できず

屋敷の工事は途切れ途切れながらも続いております。

 

心のどこかでは、もう私の代では無理だと思いつつ、

しかし!

保存指定されている建物は何とか修理をして次世代にと思っている次第でございます

 

我が屋敷で保存指定されている建物は下記の3棟

  主屋
  (上雪隠は主屋の一部としての扱い)

  土蔵

  外便所

 

保存指定されているこれら建物のうち、

主屋は既に2005年度から2007年度の3年に渡って保存修理しましたので、残すは付属屋の修理です。

 

付属屋の修理をやりたいです

と手を上げて、海野宿の保存修理事業の順番を待つこと数年。

ようやく今年、我が家に順番が回って参りました

 

今年2022年度(令和4年度)は、主屋に続く上雪隠を修理(一期工事)。

来年2023年度(令和5年度)以降は、上雪隠の二期工事、そして土蔵の修理へと続く予定です。

 

こうして20年の間にあれこれと屋敷を弄ってきましたが

我が家の屋敷工事を時系列にするとこんな感じなりました

 
1、2004年 離れリフォーム&主屋の補強(自己負担)
2、2006年~2008年 主屋保存修理(基礎、屋根、外壁、耐震)
3、2009年 付属屋工場 補強並びに一部解体
4、2015年 離れ 薪ボイラー導入
5、2016年 工場下屋 大雪倒壊のため改築
6、2017年 主屋座敷、出格子 内部工事
7、2018年 主屋 電気配線工事(ライトアップ可能に)
8、2019年 工場屋根補修
9、2021年 工場下屋 屋根張り替え
10、2022年 上雪隠保存修理工事(一期工事) ←今ここ
11、2023年~2025年 上雪隠、及び土蔵保存修理予定
12、? 主屋の内部工事(未完成部分を完成させたい)
13、? 離れのメンテナンス工事(終の住み家として恐らくやらないといけない)
 
 
恐らくこの辺で我々は6~70代となるので、屋敷を弄るのはこれが限界でしょう。。。

 

いくら建築を生業としていても、自宅の工事なんてものは本当は二の次三の次。

なんですが

伝建地区という事もあり、やらないといけないものはやらないといけませんし

老朽化している建物を放置しているとどんどん壊れていきますから、修理せざるを得ない

 

この屋敷での苦労は、一生、話のネタになりますね

 

ということで、自宅のことを書きはじめるキリがありませんので

いい加減、本題に戻りましょう!

 

令和4年度 海野宿「扇屋」上雪隠保存修理工事

 

上雪隠(かみせっちん)とは、昔のお客様用のお便所の事で、奥座敷の近くに設けられています。

こちらが主屋に続く上雪隠 ↓
保存修理工事前 現状

工事前の状況。

かなり傾いております。。。

 

それより、そのは何?!と思われるかもしれませんが、これは主屋の基礎工事をした時に、土中から出てきた石でございます・・・

未だに始末出来ないでおります。。。

写真左手が主屋で、そこから渡り廊下で上雪隠。

 

主屋は先にも書きましたが、

2005~2007年に主要構造部は補助金の対象となるため保存修理工事をしたのですが(自己負担額は2割)

補助対象外の部分については全額自己資金工事となるため当時は資金が全然足りず

未完成のまま保留。

その後、少しずつ出来る工事はやってきましたが、未だ完成しておりません

 

主屋は未完成の状態ではありましたが、

2008年に初代スタッフ君を迎え入れるにあたり仮設的に事務所として使うようになり

これまでスタッフも4名くらい事務所に出入りしましたが

一向に主屋の整備は進まず、

事務所には水回りは無いまま・・・(お手洗いは離れへ

断熱材も未施工のままで冬は寒く・・・

スタッフ達には辛い思いをさせたと思ってます

 

 

更に知人達からも、早く事務所にトイレを作って!と言われ続けておりましたが

とにかく工事をするためには障害となる物が色々イロイロありまして、なかなか重い腰が上がらず(実際にヘルニア騒ぎで大変だったし

主屋の修理工事をしてから14年くらいも経った今!

ようやく上雪隠の保存修理をやることになり、もしかして念願の事務所のトイレがこれで作れるかも!

という段階になりました

(事務所にトイレを設けるのは当たり前だろうって皆さま、思っていると思いますが^^;;)

 

2004年の離れのリフォーム時に、離れの水回りを下水道に接続したのですが、

その際に主屋(事務所)のトイレ計画もして事前配管はしました!

が、

この古い上雪隠の方は何にも考えてなくてどうしようか悩んでいます

この上雪隠を下水道に繋げて、事務所のトイレとしても使えるようにするべきか。。。

しかしこれを下水道に接続するには、また自己負担で設備工事をやらないといけませんし

その前に石の山を何とかしないと掘削工事が出来ない

我が屋敷の工事は悩む事ばかりです

 

そんなことで、私達、
栖風采の現場と、海野宿の保存修理工事2件(うちと、ご近所さん)の3物件今年度中に形にしないといけないため、

下半期は非常に慌ただしい日々でございます。

2022.9.18 足場組立

 

本当は、このを先に撤去してから工事着手を予定していたのですが、

頼りにしていた基礎屋さんが、もう予定が一杯で年内は無理、とのことで

石の処分を諦めて、石の上に足場を組む事にしたうちの旦那さん

 

そしていよいよ上雪隠の解体が始まりました。

まず貴重な便器を外します。

上雪隠の古便器。染付の便器です☆



上雪隠はいつの時代の建立なのか、また、この便器は何時頃の物なのか。

私はこの屋敷の所有者の変遷から大正期頃ではないかと推測しております。

 

次に屋根瓦の撤去。

2022.10.8

 

 

この鬼瓦はもちろん再利用します。

そして鬼瓦だけでなく、他の古瓦も出来るだけ再利用しよう!ということで進めています。

 

海野宿の保存修理は殆どが瓦を新調しています。

古瓦を再利用する場合、耐久性や雨漏りのリスクがあるため、民家でそこまでやらなくても、という事のようです。実際私共の主屋の瓦も、全て新調しました。

 

ただ今回は上雪隠。

生活で使うトイレとしては考えていないので、保存、見学用として出来るだけ現状維持に努めます。

なんですが、そうはいっても、ただ保存するだけじゃつまらないので、活用も考えたい

願わくば、古便器を使用して水洗化できないものかと考えてたりもします。←そんな事、できるのだろうか?

こうやって、いろいろ考えるのは楽しいことなので(設計屋ですしね)

いろいろ検討し続けたいと思っています

 

古瓦

下ろした古瓦。使える瓦は再利用する予定です。

 

瓦が全部下りたところで、屋根に登ってみました

北側をみる。

(正面に見える土蔵は来年度以降、修理する予定です

 

相変わらずのへっぴり腰で屋根に登り写真を撮っていたら、大工さんに

「おらでも登らないところに、よく乗ったなぁ 笑」

と言われてしまいました。

 

ええっ?!!

 

垂木が大丈夫そうな所を一応確認して登ったつもりだったのですけども

南側(主屋側)を見る。

お隣さんとの屋根の絡みなど普通は見れないのでとても貴重なアングルです。

 

野地板を剥いだ状態。

 

さて、今回の修理方法ですが、

あまりにも建物が朽ちて傾いているので揚前して修理をするのではなく、

一旦、全てを解体し、再構築するという手法を採ることで了解を得ています。

なので、部材に番付けして解体します。

建物を自分でも軽く測量し(私は今回、設計の立場ではなく施主なんですが

その野帳に大工さんが番付。

市の委託設計事務所によって作成された補助金用の設計図面は一応頂いてはいるのですが、簡単な図面しかないので

結局、保存記録用、そして大工さんの施工用として必要な情報は自分で測る破目に

垂木にはマジックで番付。

 

構造材には番付を書いたベニアを釘で張りつけるという方法

 

次に壁の解体。

 

解体した壁土は一部再利用するつもりですので

土壁の表層の漆喰と中塗りを剥ぎ、

それから荒壁を落とし、

最後に小舞を撤去する、

という順番で解体。

 

で、その土壁の解体中に、うちの旦那さんがある発見をしました

荒壁の中に、なんと!漆喰が所々、混ざってるではありませんか。

ということは、この荒壁は転用土だったということです。


漆喰発見

 

荒壁を落とした状態

 

元々転用土だった荒壁ではありますが、一応、また再利用しようと思ってますので保管をしておきます。↓

荒壁土保管用の箱を事前に大工さんに作ってもらってありました。

 

ということで、この荒壁土は再再利用ってことになりますね!

これって究極のSDGsじゃないでしょうか☆

といいますか

保存や再生修理工事そのものが本質的にSDGsなんですよ。きっと!

2022.11.11

土壁を落とし、小舞も撤去し、軸組みの状態になりました。

 

さて、ご覧の通り、、、建物相当、傾いております。。。

奥にみえるガラス戸が水平ですので、梁一つ分くらい下がっています

梁一つ分、落ちているのではなく、

土台がとけて(腐って)無くなっている

ので、その分が落ちているのです↓

さて、これだけ酷い状況ですので、

揚前して基礎工事をやるというのも難しく、足場も悪いので

軸組みを一度、解体をして、再度、組みあげるという方式で修理することになりました。

ですので、一旦、解体した材を保管する場所が必要。

工事用地を確保するために、今年は家庭菜園もやめ、敷地内をいろいろ整理。

これが私にとってはかなりの肉体労働となりまして、、、

また足腰悪くするのではないかと用心しながら無理をする日々

 

大工さんの作業場 兼 材料保管場所としてテントを設置

テントは自腹

今年から数年は工事が続くので、テントはやむを得ないかなぁと。

見ため的に、白いテントだといかにもって感じなので、茶色のテントを購入しました

解体した棟木です。

 

2022.11.22

解体がほぼ終わり、土台と基礎だけの状態。

遺跡の発掘みたいにも見えますがこれは便槽です。

コンクリートで作られているので、建物の年代的には昭和初期か大正期くらいでしょうか?

戦前は間違いないものの、年代を特定するものがありません。

 

ただ、この屋敷を取得して直ぐに片付けをしていた際、年代を想像できる物があって、

それを取ってあったハズなのですが、それが今や見当たらない。。。

私の記憶だけが頼りなんですが、その記憶がアテにならない。。。

確か大正と思った記憶だけがぼんやりと。

あと、上の写真にも写ってますが、この上雪隠には転用材があちこちに用いられています

この柱も転用材。しかもここだけ堅木。

框の跡があったので、もしかして主屋の格子まわりに昔使われてた柱じゃないかと推測。

主屋の保存修理をした時に、格子戸まわりの柱が一本、抜かれてた痕跡があったので。

(また改めて調べてみるつもりです。)

 

自宅だからといって仕事でもないのに(私は一応施主なのに)

こんな事ばかりやってたら本当に仕事になりません(泣)

そしてお金にもならない。それが一番困る

 

今年度の上雪隠の修理は、基礎工事、建前、屋根工事、までで終わりでしょうか。

壁は来年度に持ち越しですって。

 

壁については土壁をまた作り直すことになるのですが

松代の古民家再生現場で既に竹小舞掻きは経験しましたので、我が家でも小舞やります!

なんですが、

現状が葦を使った小舞なので、文化庁的には松代でやったような竹小舞は現状と違うため原則としてNGだそうです。

ま、でも、一応、竹小舞でも民間ですし条件付きで大目に見ましょう、と文化庁には言われましたが、

左官屋さんに相談しましたら、あっさり、葦でやろうよ!

ですって。

 

えええええ

 

実際、海野宿の保存修理工事でそこまで本格的に保存修理工事やってるところは一棟もないんじゃないかしら。

うちの主屋の保存修理だって、当時の市の委託設計事務所の設計通りに作りましたけど、

土壁どころかラスカット下地に土中塗り仕上げでしたし

 

葦小舞

え?

やる?

まじで?

葦、河原から採ってくるの?

どーすんの?!(笑)

 

もう、こうやって、いろんな問題を面白がる人が、我々の周りには多いといいますか

そういう人しか、こんな、保存修理だの再生工事だのって面倒臭い事やりませんよね

ということで唐突に

私達と一緒に面白がれる人、募集中~!

 

大工さん募集中♪

スタッフ募集中♪

 

あーあ・・・


こんな自宅の工事やっても一つも儲かりませんよ(笑)

それなのに面白がっちゃって、やけっぱち(笑)

いえ、これも貴重な経験。学びです。←ということにしないとやってられない。

っていうか、本来、ちゃんと修理が出来るようにと補助金が出される訳なんですが、

そもそも保存修理事業の設計や積算がしっかり事前になされなければ、

本格的な保存工事をこちらがやる気になってても、今の積算では出来ないなと。

いろいろ難問ばかり降りかかる私達ですが、見てみない振りするような事が出来ない性分。

調整しながらやるしかない、と思っております!

 

 

 

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秋の例祭~海野宿での暮らし~

2022年11月06日 | ◆年中行事・祭り・イベント

ここ最近は仕事の投稿が多かったので
久しぶりに海野宿での暮らしについて書こうと思います。

今日は海野宿にある白鳥神社の秋の例祭がありました。
海野宿
2022.11.06 栖風采プランニング事務所

本当ならこの時期は、この例祭と一緒に海野宿ふれあい祭りが行われていたのですが
新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点より今年も中止とのこと。

ふれあい祭りは中止ではありましたけど
海野宿滞在型交流施設うんのわでは
「着物で巡る海野宿」と題して出張楽市楽座などイベントが開催されました。

うんのわの隣の→隣の→我が家にも、何やら朝から賑やかな音が聞こえ
このところ何となく気分が落ち込んでいたところでもありましたし
久しぶりに街道を散歩してこようとカメラ持って出掛けました。←出掛けるって言っても家から一歩出るだけですけどね(笑)


幟旗が連なる景色。
やっぱりいいですよね


白鳥神社 秋の例祭


白鳥神社


白鳥神社境内の欅 紅葉


着物で巡る海野宿


和装が似合う海野宿

 

さて、こちらはイベント会場のうんのわ。
ちょうど私が海野宿を散歩して帰ってきた頃はお昼時。
息子を誘って海野宿内のどこかでランチを頂こうかなと思ったものの
息子はメンドクセーって感じ
家から一歩出るだけでイベントやっているっていうのに!

仕方ない。
キッチンカー麺彌 まめ虎さんがうんのわに来ているというので、ラーメンを持ち帰ることにしました。


テイクアウトラーメン♪

これも海野宿で暮らしているお陰といいますか、
家に引きこもりがちなワタクシとしては、
家から一歩出るだけで観光客気分で楽しめて、
ここに暮らせて有難いなと思いますね。

この後、千葉大学の学生と先生が「海野宿における地域生活と屋敷管理の将来」に関するインタビュー調査に来られました。
どっかで見たような。
あ!
ちょうど、お昼にキッチンカーのところで一緒に並んでた方々でした





秋晴でとても気持ちのいい一日。

あと、いろんな方から収穫物を頂いたりして嬉しい事がいろいろ



新米の謙太郎米
ラズベリーはうちの庭で採れたもの。




!!!
大戸開けたら傘立ての壺に大根が入ってた~!
誰が?!(笑)


そして今年は初めて干し柿作りに挑戦



渋柿を毎年知人宅で採るミッションがあるのですが、今年は豊作!
いつもは義父母が干し柿にしてくれて私は食べる係だったものが、今年からバトンタッチ。


義父から譲り受けた柿剥き。


取りあえず、現時点では320個、干しました。もう本当に時間が無いので、夜な夜な柿を剝き・干す、そんな日々が続いております

そうやって夜、電気をつけて土間で柿を剥いていたら、
これまた通りがかりの友人がりんごやセロリ、キャベツ等、お裾わけに立ち寄ってくれたりで!
感謝しかありませんです

恵みと感謝の秋ですね
 



 

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土壁をやり直すプロジェクト 小舞掻き~長野市の古民家再生現場から~ 

2022年10月10日 | 現場21~長野市 古民家再生計画

傷んでいる土壁をやり直すプロジェクト その1【小舞掻き】

 

長野市で進行中の古民家再生現場。

1900年に建てられたとされている古民家の再生工事です。

 

春に現場が始まり、外壁を覆い隠していたトタンを剥がす等の解体が進んでみると、

既存の土壁の状態が思った程よろしく無く、

どーする となっておりました。

 

 

このような事は古民家再生、古民家リフォームではよくあることで

開けて(解体して)みなければわからない、と言われるリスクではあります。

 

ではそのリスクに対して、予め建設費にどこまでリスク費をみるか、ですが、

20年近く古民家再生をやってきても、その匙加減、正直難しいところです。

 

で、現場では、傷んでいる土壁どーするんだ、と、いつもの「どーする攻撃」に、毎度悩める私

見なかった事にしよう、、、という訳にはいきません。

(そういう業者もいるでしょうけど)

 

兎に角、修理はしないといけない

じゃないと、耐震改修のための構造計算をした意味がなくなります。

 

実は今回初めて耐震改修(耐震補強)限界耐力計算を使いましたが、

既存土壁の欠損・劣化状況について、どう考えるべきかを構造設計屋さんに相談したところ、

復旧して下さいとのこと。

それはそうでしょうけども

復旧の仕方にも色々あるわけで、私が提案する修理方法(乾式)では駄目だと言われてしまい、

これまたどーする、となっておりました。

 

構造屋さんに言わせれば、

傷んでいる土壁は土壁に復旧することが望ましく

(それは分かっているけど)

土壁が欠損しているようなところは、土壁パネルを使って欲しいとのことでした。

 

まずは傷んでいる土壁、補修でいけるのか、やり替えなのか、

その判断は左官屋さんに聞いてみないと私には判断できない部分が多く、

まずは左官屋さんに見てもらうことに。(6月の時点)

 

元の土壁自体が小舞下地から浮いてしまっているものは、

いくら表面を塗り直しして修理しても、ぼろっと剥がれてしまうため

土壁を剥いでやり直さないといけない、と、左官屋さん。

 

それだけではなく、

土壁の表裏、両方の状態、並びに、内壁の仕上げも鑑みての判断が必要で、

そもそも土壁が浮いているところは、小舞も傷んでいる場合が多く

壁を押せばぐらぐら・・・

そういうところは小舞下地からやり直さないといけないね、とも、左官屋さん。

 

そ、そ、そんな・・・土壁やり直しの予算はみてない・・・

 

ほぼ泣き目なワタクシ。。。

訴えかけるように現場監督の顔を見て

左官屋さんの顔を見る。。。

 

そうすると、左官屋さんはニコニコしながら

小舞掻き(こまいかき)はお施主さんと設計事務所でやればいいよ。

簡単だからやりなよ♪

教えてあげるから。

 

と、えらい簡単に言うじゃないですか(汗)

 

小舞掻き(こまいかき)とは
小舞下地を作ること、またはその職人。

小舞下地とは
日本在来の壁下地で、土台・柱・桁に囲まれた面に、通し貫に竪間渡し竹を30㎝間隔に取付け、それに横間渡し竹を抱かせて力骨とし、小舞竹を3~4㎝間隔に掻き付けたもの。「竹小舞下地」ともいう。

(建築大辞典より)

 

実は土壁の代替品として限界耐力計算上、土壁パネルも候補に挙がっていたのですが、

左官屋さん曰く

あんな既製品の高いやつ、使う事ないよ。

 

と、あっさり却下。

 

ということで、

左官屋さん主導で 傷んでいる土壁をやり直すプロジェクトが急遽、立ちあがりました!

とはいえ、土壁のやり直しは増工事になってしまうので

左官屋さんにやってもらわなければならない部分と材料費は増額になることをお施主さんにご説明し

少しでも増額費用を抑えるために、土壁解体と小舞掻きはお施主さんと我々でやることに!

 

そうと決まったら早速「傷んでいる土壁をやり直すプロジェクト」段取りに移ります。

 

 修理しないといけない壁を左官屋さんに確認していただく。

 私が図面上で数量を確認。(修理面積およそ13.5坪でした)*写真1

 耐力計算上の壁かどうかも確認。(計算外の壁は木摺り下地でも可)*写真1

 土壁を解体しなければならない箇所を確認。(解体なのか補修なのかの判断)*写真1

 泥コン屋さんにお取引のお願い行く。(荒壁土を買うのは初めてなので)

 現場で解体箇所の印付。(現場指示)*写真2

 左官屋さんに壁面積をお知らせし、竹小舞の数量を出してもらって竹の手配をお願いする。

 お施主さんに土壁解体してもらう。*写真3

 

 

写真1 土壁やりなおし箇所の諸確認(私の仕事)

 

写真2 解体箇所の指示(私の仕事)



写真3 土壁解体作業(施主作業)

 

写真3 土壁やりなおし部分 解体終了

 

インスタでの投稿はこちら ↓

 

ここまで準備が整ったところで

左官屋さんに小舞掻きのレクチャーを受け

お施主さんファミリー&我々総出で小舞掻き!

 

さて、レクチャー当日です。

左官屋さんが持ってきて下さった割竹。滋賀県産だそうです。

(8分竹 長さ10尺  50本入  10束)

  

私達が現場に到着する前に、間渡し竹まで先にやって下さってました。

 

ここから竹小舞を編みます。

まずはその編み方を教えてもらいました。

ちなみに縄は棕櫚縄です。

2022.8.20 齋藤左官さんよりレクチャーを受けてるお施主さん

 

インスタへの投稿はこちら ↓

 

 

 

レクチャー翌日の日曜日。

黙々と作業されるお施主さん。

猛暑の中での外仕事。

自前の空調服に竹笠で完璧な装いです!

 

 

2022.8.23 暦では処暑とはいえ、まだまだ暑い中での作業。

お施主さん(奥様)とご両親、3人のショットです。

親子で作業。なんだかいいですね。

 

 

室内側からの横小舞編み。

 

子ども達も現場に居ます

 

 

現場が遊び場

 

間渡し竹は現場監督なうちの旦那がやってます。

 

フェイスブックへの投稿はこちら ↓

 

  

小舞掻き、完成です!

実は・・・

小舞掻きに夢中で、小舞の美しさに見惚れてしまっていたワタクシ。。。
この段階で大きな大きなミスを犯していたことに後になって気がつくのでした。その話はまた別の機会に。

小舞がとても美しいですね

さて、次はいよいよ荒壁付けです!
 
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海野宿清水屋 令和4年度 主屋保存修理工事はじまりました。

2022年09月23日 | 現場20~東御市海野宿 S宅蚕室補修工事
始まりました⁉️(いえ既に7月に始まってます😅
令和4年度 海野宿清水屋 主屋保存修理工事。
 
こちらはうちの旦那の請負仕事です。
昨年に続いての工事になります。
私は設計としては関わってはおりませんがご近所なので別の立場で関わっております。
 

さて、いきなり始まりました揚前(あげまえ)。


2022.7.5

 
私の古民家再生現場でお馴染みの曳家さんです😁
超忙しい親方なので、親方のスケジュールに合わせて私達の現場が動きます💦
 
真っ赤なシャツがお似合いの親方♪
 
 
 
 
この揚前(要するにジャッキアップ)は何のためにやるのかといいますと、
土台周りの傷んだところを修理するためです。

建物を揚げて(浮かせて)、その状態で土台を交換したり、柱の根継ぎをしたりするのです。

さて、曳家親方にはここまでやって頂き、あとは旦那がやるらしい👀‼️
えーーっ

・・・

親方が生きているうちに(って縁起でもないですが)
お願いしたい工事がまだまだあるのになかなか体が空かないみたい😭

 

取り急ぎ、今年から来年春くらいまでの間でお願いしたい工事は↓
  • うちの保存修理工事
  • 松代の古民家再生工事の残工事
  • 佐久の古民家再生の残工事

でも今年はもう来れないみたいです。。。
ほぼお一人で仕事されているので手一杯。(私と同じだー)
やっぱりお弟子さんが必要。。。

ということで、

さいふうさいブログで何年か前、親方の弟子入り募集を投稿しました。
が、反応が無い・・・
 
もし、曳家技術+基礎工事に興味のある体力気力ある若者がおりましたら、私、親方に紹介しますので、お声掛けくださいませ‼️
 
そして、例のごとく
今回も私が現場を見に行った時には揚前すでに終わってました😭
なんでいつもこうなるのでしょう😭
 
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長野 古民家再生 部分揚前 ~手動式 箱ジャッキ~

2022年09月08日 | 現場21~長野市 古民家再生計画

長野市の古民家再生現場です。

基礎工事は既に5月には終わっておりまして、
現在は大工工事中です。

ですが、前回の記事の続き
揚前(あげまえ)」についてまだ書いておりませんでしたので
4ヶ月前に遡って少し書き記しておこうと思います。

【揚前(あげまえ)】
jack up
木造家屋の土台まわりなどを修理するとき、ジャッキ類を用いて家を持ち上げること。
(建築大辞典より)

古民家の抱える問題として、一つ、不陸(ふろく・ふりく)の問題があげられると思います。
不陸とは、水平でないこと、面が水平でなく、凹凸があることを言います。
要するに、床が平らでなかったり、建物が傾いていたり。

全面的に改修をする古民家再生工事の場合、
建物が傾いていればそれを起こしたり、
基礎や土台が沈んでいれば揚げたりして、建物の水平・垂直を戻してあげます。

この水平垂直に戻してあげるこことは、かなり重要ポイント

残念なことに
軽微なリフォームや、流行りでリノベーションと謳っているような工事では、
工事費を出来るだけ安く少なめに、と、クライアントも工務店も考えているケースが多いので
表面的な仕上げや設備等には予算を割くものの、
肝心なところ=不陸直しを含めた構造の修理 まで予算を充てないことが多いです。

私の現場は、古民家再生ですので
土台と礎石は昔のまま残す方針を採りましたけども
そのままにしておくわけではありません!

今回、基礎工事をお願いした職人さんは、実は曳家職人さんなので、
建物の不陸も当然ながらみてもらいました!

不陸を起こしている箇所をレベル確認しながら部分的に揚前


2022年5月15日 部分揚前の様子 座敷



2022.5.15 部分揚前の様子 南面



昭和の箱ジャッキ 手動式


実はこの手動式の箱ジャッキ、
油圧式よりも調整がしやすかったり、そもそもがサポートを交いやすく
何故かうちの旦那、この箱ジャッキが欲しいと前々から思っていたようで、

な、な、なんと
箱ジャッキをメルカリで買ってしまいました

  

箱ジャッキ 表

 


箱ジャッキ 裏  

 

いやもう、このジャッキ、買ってきたのはいいのですけども
かなり重く、、、(私は持てません!)
どこに置いておくか。
と言いながら、ずっと事務所の土間に未だに鎮座しております・・・

ですので
箱ジャッキの実物をご覧になりたい方はどうぞ、栖風采プランニングの事務所までお越し下さいませ(笑)

今回は部分揚前でしたが、
全面的に建物を、揚げて曳いた 古民家再生も以前やりましたので
もし関心のある方はこちらもチェックしてみてくださいね。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓


では次回は、
土壁修理について書く予定です!

 

 

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