さてもう10月![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_3.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_acha.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/c5/f4b3dcf58dc734657a8cd46083f483e1.jpg)
秋晴れの綺麗な空の中、
佐久の古民家再生現場は2ヵ月ぶりくらい?でやっと工事再開しております![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
実はここ2ヶ月間程の間、曳家職人さんのスケジュールの関係で現場はポツポツと中断しておりました。
で、ようやく親方が他の現場終わらせて戻って来たのが9月下旬![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/pampas_mov.gif)
親方、、、各所から引っ張りだこの様子でしたので、
多少、待つ事には覚悟しておりましたけども、
さすがに2ヶ月間程も待つことになろうとは
あ~っ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_fall.gif)
我々も、そして何よりお施主さんも、9月中旬頃から心配になってきたところ、
その心中を察したようなタイミングで![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
9月下旬からまた現場再開してホッとしております![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
一応、8月のお盆前にはこの通り、建物は揚がって
おりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/e3/3375a25fe44b74534b61e4f862237b37.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/70/16ffaa09aa029896e76d83e1cdd839fc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/1a/5dc0aa71dbe55f0074e6bbde070700d7.jpg)
丁張りまではやってあったところで一時中断・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_lazy.gif)
というところから、
10月も目前になって本格的な基礎工事に入りましたー![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_jump.gif)
(待ってました!親方~)
まずは揚がった建物を降ろす基礎を作ります。
揚がってる建物は、近年の増改築された部分などを取り除いた創建当初の本建部分(上屋)と縁側部分(下屋)のみです。
本建部分(上屋)というのは2階の載っている総二階建て部分で、通柱で成り立ってる架構です。
(管柱、胴差という部材は基本的にありません。)
その本建部分の主要な通り芯の基礎を先に造りまして、そこへ建物を降ろします
。
その後、計画した間取りに合わせて基礎を作り込んでいく、という施工方針を今回は採っております。
古民家再生工事。
新築のように更地から建てる訳ではないですからね。
障害物だらけの中での作業。決して簡単ではありません・・・
なので、こういう現場こそ、
経験値の高い職人さんの技術と技能、そして気合というか忍耐?というか根気が必要とされるところです。
(メンドクセーって思った時点でこういう仕事は出来ません)
我々がやってるこのような古民家の工事は、
特別な伝統技能が無ければ出来ないという文化財級なものではありません。
ましてや民家は社寺仏閣とも違いますから宮大工さん等が腕を奮う類のものでもありません。
今の7~80歳くらいの職人さんだった方なら恐らく普通に?出来たものが、
これだけ住宅建築事情が様変わりしてしまい、
私達が必要としている技術を持った職人さんが、なかなか居ない。。。
今、お世話になってる職人さん達が廃業してしまえば、今後増えそうにない、、、
そんな危機感から私は時々、
親方のところでお弟子さんになろうっていう気概のある若者は居ないかな?
とか、
大工さん募集を発信
してみたりしている訳なんです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
おっと、また話が逸れましたネ
基礎工事の話に戻します。
既設の建物がありながら、基礎・土台をやり直すって
どうやって?!って普通は思いますよね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
そのための揚前&曳家技術であります![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/goo.gif)
曳家技術があれば建物を一旦、隣の敷地へそっくり曳いて移動し、その場を更地にしてしまう事もできますから、
新築と同じように基礎工事が出来るというもの。
(そうなれば、一般的な業者さんに基礎工事をお願いする事もできます)
こちらのお宅にだって建物を仮置きしておけるくらいの敷地や畑が無い訳ではなかったのですが、
建物の前には手入れされた立派なお庭がありましたので(だいたい古い屋敷には庭はつきもの)、
大々的に建物を曳いて移動する事は残念ながら不可能でした。
ですので、建物を揚げてその足元で基礎工事をする、という事になります。。。
(よって、新築しか経験したことのないような基礎屋さんには、ちょっと頼みにくい)
こんな感じに。
小型バックホーを巧みに操作して上手いこと建物の下に掘り潜っていく親方デス。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/5a/01cfffab88c4f375e3d9ca214fd5cfdb.jpg)
こんな狭いところで根切をしなければなりませんので
柱通り軸から南北方向へ3尺、東西方向へ1.5尺ずれたところへ布基礎を造る事になりました。
人力と重機で掘り進めます。
寒冷地は凍結深度まで掘らないといけませんからね。人力ではあまりやりたくない仕事です。
面倒な仕事を黙々とひたすらやる親方。
この写真のように、腰と呼ばれる揚前用の梁をくぐって作業します。
小型バックホーが建物の下に入れるように加減して揚前をしてるのですが
親方自ら揚前と基礎を両方施工できるので、その辺の加減がとりやすい。
もし別の基礎屋さんに基礎工事だけをお願いするとなれば、この狭い空間で工夫しながら作業するのは大変かと思います。
という事で、やっと基礎工事が始まりまして、また現場に追われる日々も再開です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
お施主さんをだいぶ待たせてしまいましたが、遅れを取り戻せるよう頑張って参りたいと思います。
(って大変なのは、本当は私よりも段取りする旦那さんではあるんですけどね
)
こちらは、 お施主さんから頂いたお土産(お酒)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
なんかいつもお施主さんからお酒を頂いているような気がします![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
嬉しいなぁ~ 有難いなぁ~
現場も再開した事ですし、つい開栓してしまいました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_happy_s.gif)
ちびちびごくごく![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/drink_sake.gif)
あ~美味しい![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_full_m.gif)
さてさて現場、年末まで頑張らないとー!
今年はあと2ヶ月半しか無い?!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_shock_s.gif)
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