さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

住まいのアフターケア

2013年03月31日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

2年前に長野市で土蔵を住まいとして再生した

Mさん宅に昨日久しぶりに行って参りました

  

もう春だというのに

長野市へ行く途中の菅平高原では

こんな見事な樹氷が! ビックリです

P1280530

桜満開の写真をUP出来るのは一体いつなのでしょう・・・

  

一昨日の晩のことですが

Mさんから

「玄関の鍵(引戸錠)が破損した!」

との連絡を受けました。

 

竣工して2年で錠が壊れるというのは

珍しい・・・

と言いますか

今までそのような事は無かったので

すぐに玄関建具を製作してもらった建具屋さんに連絡を入れたのですが

翌日の対応は予定があり難しいとのこと。

  

防犯上、鍵が壊れていればMさん外出も出来なくて大変困るでしょうから

建具屋さんのアドバイスを受けながら

連絡を受けた翌日には

鍵の修理をしに伺うことにしました。

(修理はうちの旦那さんがやります。)

P1280556

      

Mさんから破損した部分の写真をメールで送ってもらい、

破損していそうな部品の目途をたて

とりあえず同じ品番の鍵の在庫があるかないかを

建具屋さんや近くの金物屋さん、ホームセンター等で

探してみました。

結局、同じ錠の在庫は無く

サイズの合う他メーカー品を用意して

部品交換で対応してみることに。

 

P1280559

割りピンが折れてしまっていたので

そのピンを取り替えることで

直りました~

(よかったよかった)

  

建具屋さんに改めて聞いたところ、

ここ最近、このメーカーの引戸錠のトラブルがあるらしいとの事。

週明けにメーカーに問い合わせてみよう・・・

  

他にもMさんからは気になる箇所があると仰ってたので

その部分も確認してきました

大雪の時に屋根の古い漆喰部分が一部剥脱したので

そういう箇所もこの春には修理をします。

 

このように、

家は完成した後も

思わぬ不具合があったり

メンテナンスなどしなければなりませんので

アフターケアの対応をしていきます

 

携わった物件が増えていくにつれて

アフターケアの対応をする物件も増えていくのですが

以前、勤めていた設計事務所時代の担当物件から

独立以後の物件まで

ちょこちょことアフターケアをさせてもらって

(倒産する工務店が十数年前は多かったので・・・)

それがある程度の実績として積み重なってきまして

そのお陰?で

数年前には主人は建設業許可を得るまでになりました

(私は設計のみですが、主人は施工も出来るようになりました)

  

この住まいのアフターケアに対応をすることが

設計をする上では非常に重要だと感じていまして、

その経験を設計に活かしていくように

心がけております☆

  

さて、久しぶりにMさんご家族にお会いして

お子さん達がとても大きくなっていてビックリ!

設計者として気になる住み心地のことも伺いましたら

2階の方が夏は風通しよく、冬は暖かいとの事でした

特に目立つ結露もないようでしたし、

光熱費も床暖房費も入れても

ランニングコストはだいたい安定しているそうです。

(1年分のデータも頂いて参考にさせてもらってます)

床暖房の入れる時期、温度設定など

Mさんはいろいろ住まいに合わせて工夫しておられました。

こういうことはやはり住んでみないと分からない部分ですので

経験談を出来るだけ伺いながら

今後の設計に繋げていきたいものです。

 

 

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土蔵すまい 竣工写真~居室とキッチン等~

2010年12月12日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

長野市の土蔵再生工事。

ようやく先月末に全ての工事が完了し、

先週には事務的な書類等を交わし、

正式に建物を引き渡すことが出来ました

  

思い起こせば、

2008年にお問い合わせ頂いてから、

2年半もの月日が経っておりまして、

お施主さんには

最後まで辛抱強く私共にお付き合い下さって

素直に感謝の気持ちが生まれます

  

そして、毎度のことではありますが、

建物の鍵をお施主さんに引き渡す時が、

ちょっぴり寂しい気持ちになるものです

  

でも気を取り直しまして

竣工写真を引き続きUPします。

まだ居室とキッチンをUPしておりませんでした。

  

まずは台所から。 

再生前↓

P3318813  

↓ ↓ ↓ ↓ ↓   

再生後

P1110445

P_1100642

露わになっている梁は、

ここまで綺麗にするのが本当に大変でした。

大工さんに皮を剥いでもらい

更にお施主さんが自ら

サンダーをかけ

(過去の記事 「梁を削ってもらってます!」)

虫食いの跡はパテで埋め、

そして自然塗装をする。

お施主さんが本当によく頑張ったので、

とても美しい梁になったと思います

  

次は1階居室。  

再生前

P1070557   

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

再生後(居室)

P1110210 

P1110406

   

次は、トイレ。  

トイレは増築した部分に設けました。

P1120425

P1120426

こちらは、カウンターに作った引き出しです。

タモの無垢板と集成板で作りました。

  

最後に

目立たない部分ではありますが

こだわりの部分があります。

P1120165

正面玄関の戸枠下の石↓

P1120442

工事中の玄関土間部分↓ レール石と戸枠下の沓石です。

P1110075

 

玄関戸の敷居部分のレール石と

戸枠下の沓石は

長野県の松代産の柴石 を使いました。

最近、私達の設計では

松代産の柴石をよく使います。

直接、柴石を切り出している石材屋さんまで伺って

詳細図を渡して加工してもらっています

  

今回は戸枠回りの納まりが難しく

石の加工もちょっと複雑になりました。

和風住宅では、

こうした玄関先の納まりは非常に神経を使うと共に

上手く納まるかどうかが決め手になります。 

  

柴石は軟らかい石ですので、

乱暴に扱うと欠けてしまうのですが、

出来るだけ地元の石を使いたい というのと、

長野市の古民家にはよく柴石が使われているので

柴石を使うようにしています。

(価格も御影石に比べればお手頃です

  

 

さて、こちらの土蔵再生工事は

住宅エコポイント(エコリフォーム)を使うことが出来ました。

設計段階では特に意識的にエコポイントがもらえるように

配慮して設計したわけではありませんでしたが、

寒冷地における古民家の断熱には

いつも力を入れて設計していますので、

しっかりエコポイントを頂くことが出来ました

制度の良し悪しは別として

お施主さんとしては非常に有り難いことだったと思います。

エコリフォームのポイントの上限は30万ポイントですが、

満額までには一歩及ばなかったものの、

いろんな追加工事による増額もありましたので、

即時交換で工事費に充てることもできて

良かったです☆

  

また、こちらの家には

かなり設備機械が充実しておりまして、

全館床暖房になっています。

先週、お邪魔した時は、

3㎝の厚みの無垢の赤松フローリングの床暖房の部屋は

合板の複合フローリングの床暖房部分より

足裏の感触も良いし、保温性が違う感じで

なかなか快適でした

  

でも、

床板が透いてきた

とお施主さんは気にされていましてー

そうなのです。

そこが床暖房の欠点といいますか、

床暖房による乾燥によって木部が痩せて透きます。

我が家でもそうなのですが、

床板の継目や、壁の際など2、3㎜は普通に透きます。

家具も痩せてビスが緩むこともあります。

これが床暖房の必要の無い時期になると

また自然と元に戻りますので、

あまり気にしなくても大丈夫です。

でもっ

家具の緩んだビスは、元に戻りませんので

気が付いた時に締め直さないといけません。

(ダイニングテーブルがゆらゆら・ガタガタ

になったりすることもあります)

  

さて、土蔵再生工事も終わりました。

1棟1棟が私達にとりましては大事な経験となります。

設計しっぱなしでは、

実績としての営業にはなりますが、

設計者として真の経験にはなかなか成り得ません。

ので、

今後の設計に活かしていけるように

室内環境の状態や

電気代など継続的に観察することをお施主さんに

お願いをしましたので、

今後、教えてもらいながら住み心地の感想を

聞いていこうと思っています☆

  

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土蔵住まい 竣工写真~玄関~

2010年11月12日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

長野市土蔵再生現場です。

引き続き、竣工写真をUPします。

今日は外観と玄関廻りです。

P1120406

(再生後の玄関内部写真)

-----------------------------------------------------------

  

再生前は、土蔵の大戸がとても印象的な建物でした。

  

再生前 ↓

P1030455

  

再生後 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

P1120165

元々の土蔵の雰囲気を壊さないように

配慮しながら、  

大戸前の下屋部分を風除室のように

玄関にしました。

新設した玄関戸を開けますと

大戸が見えます

  

P1120410

  

P1120411

玄関内部です。

  

もともとは外部空間だったところを

内部空間として取り込みましたので

外部空間では許せる「粗さ」も、

室内空間ともなれば、その粗さが気になります。

  

既存の石をそのまま利用しておりますが、

石を据え直したり、

隙間を埋めたり、

石の表面に塗ってあった化粧モルタルのめくれを

小叩きで剥がしたり、

大戸廻りを綺麗にするため、

結構手間がかかりました。

それにしても、

欅の格子の大戸が素敵です~

この格子の大戸の外側にもう一本大戸がありまして、

2枚の重たい大戸を日常生活で

開け閉めするのは大変ですので、

戸車を交換するなどの補修もしました。

  

P1120419

 

P1120415

下駄箱は実用性を重視して設計しました。

上部には分電盤が隠されています。

下部には、普段履き用の靴を置いておいたり

長靴や、子供達のいろんな物を置けるように

スペースを開けておきました。

床はタタキ風に見える

左官屋さん考案の土入りモルタル仕上げです。

こちらの玄関土間には、床暖房も入っています。

冬場の濡れっぽい靴等は結構乾くので便利です。

実は、こちら土蔵再生の家は

全館床暖房にしています。

     

私達はテーマとして、

特に寒冷地における室内環境、

暖房、断熱材に対して

いつも考え続けております。

(寒冷地における古民家の室内環境と

暖房や断熱材については

またの機会に書きたいと思います!)

  

夜はこんな感じです。

P1120190

  

窓から梁が見えます~

P1120194

  

----------------------------------------------------------

今日はこの土蔵再生現場に行ってきました。

引き渡しは終えておりますが、

まだ残っていた工事や手直し等がありまして

そうした残工事がそろそろ終わりそうでしたので

チェックをしてきました。

あともう少しです

  

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土蔵住まい 竣工写真~洗面脱衣室~

2010年10月11日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

前回に引き続き

長野市の土蔵再生現場の竣工写真をUPします。

今回は洗面脱衣室です。

  

再生前の様子です↓

P1070561

こちらの倉庫部分に間仕切りを追加して

洗面脱衣室と浴室を設けました。

  

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

  

再生後の洗面脱衣室です。

P1110555

洗面脇には、木製の可動棚を設けました。

可動棚ですので、

収納する物に合わせて棚を調節することができます。

P9041188

これだけ棚があれば

洗面道具や化粧品類、

更にタオル、

それからいろんな洗面廻りのストック品など

たくさん収納出来ると思います

P1110550

洗濯機置場の上部にも

タモの収納棚を付けました。

  

出来るだけ小物類はこうした棚を利用してもらい、

脱衣・洗濯用の籠やゴミ箱、バケツなどは

足元に置けるように

洗面台の下はオープンにしておきました。

  

洗面脱衣室の隣は浴室(ユニットバス)です。

P1110432

P1110431

 

******************

  

さて、長野市の土蔵再生現場。

引き渡しも済みまして、

あとは、

エコポイント申請の書類作成のお手伝いと、

竣工図面や監理報告書の提出など

残すところあと僅かとなりました。

 

連休中は、  

連休明けには新しく女性スタッフが入るので 

現場の書類の整理や

沢山の記録・資料等の片付けに追われていました。

こうした事務的な整理・整頓には

かなりの時間を使います。

設計した物件の帳簿や図面は

15年間保存しなければなりませんので、

こうした書類の整理はとても大事なお仕事なのです。

保存しなくてもよいような記録も

私は出来るだけ保存するようにしていますので、

私が生きている限り?!

いやいやお仕事を続けている限りは、

設計させて頂いた建物の記録は

大事に保管して、

何十年か後も、(それは大げさかな)

なにかしら対応していきたいな、と思っております

  

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土蔵住まい 竣工写真~子供部屋~

2010年09月25日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

長野市の土蔵再生工事。

もうじき竣工です!

ので、竣工写真を随時UPしていこうと思います。

  

まずは子供部屋から。

  

土蔵の2階のこちらの部屋を子供部屋に再生しました。

再生前の様子↓

P1070550

  

再生後はこんな感じになりました☆

P1110390_2

子供用の家具も少しずつ搬入されてきました。

ビビットなオレンジのロールスクリーンが映えます

  

子供部屋の建具には、

可愛いタイルを嵌めてみました。

P1110567

P1090131

P1110569

こちらのタイルは、

陶芸を目指して歴史ある窯元で修業に励んでいる

若手の作り手さんにお願いして

特注で作ってもらったものです♪

やっと、建具に納まりました。

  

この建具の裏側には、

レトロでモダンなデザインタイルを貼りました。

P1100653

P1100657

  

このような見事な梁組みの子供部屋で

子供達が育っていくことを想像するだけで

なんだかワクワクします 

P1110394

お施主さんのお子さんと、うちの息子です~

楽しそう。

  

子供部屋の建具用タイルを作ってくれた

作り手さんのブログです↓

「土の象」さん

  

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外壁 仕上がってきました~土蔵再生工事~

2010年09月13日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

長野市の土蔵再生工事。

追加工事やいろんな事情により、

工期が2ヶ月以上も伸びてしまいましたが

やっと仕上がって参りました

P9131437

  

只今、残っている外回りの工事をやっております。

下水道接続工事が、これまたなかなか大変で、

敷地が道路よりも2m弱も低く

しかも掘る距離が長く

3m近くも掘らなくてはなりませんでした。

P9011107

  

外壁やポーチ廻りもどんどん仕上がってきました。

  

ポーチと玄関は、たたき風の仕上げ。

左官屋さん考案もの。

P9035468

P1110074

今後もこの仕上げを採用すると思いましたので

施工中にサンプルも作ってもらいました☆

P1110252

  

外壁は

既存のまま の予定でしたけれども

塗り直すことになりました。

再生工事やリフォーム工事では

工事を進めて行くにつれて

既存部分の汚れや痛みが

あちこち 気になってきて

ついでに直したくなる

ということが良くあります。

  

今回はお施主さんが自分で外壁を塗る

ということで進めておりましたが、

工期・工程的に難しかっため

プロにお願いすることになりました。

P9091357

プロにやって頂くということは

増額工事になってしまいます。

なんとかそこは少しでも抑えたいということで、

漆喰塗を予定していたところを

塗装に変更することに。

  

こんな感じに仕上がりました。

P1110217

窓枠は黒塗装です。

元々この土蔵は黒い塗装で大戸廻りや破風など

塗装されていたので、

それに合わせる形で、窓枠を黒にしました。

なかなか重厚な感じで格好良くなりました

  

窓枠については、

土壁を残しながら、サッシを新設したので、

その取合部分をきれいに納めるためにと、

土蔵の意匠として

窓枠を回したわけなのですが、

  

窓枠の下地施工風景↓

P8065381

手間がかかります。

故に、それなりにコストもかかりますので、  

設計では漆喰を塗りこめた窓枠にしておりましたが、

工事金額を調整する必要があり

(増工がいろいろあったので)

漆喰塗を中止して

黒い塗装で窓枠を仕上げることになりました。

  

さて、やっと外の足場も取れ

あともう少し!

現場の皆さんに頑張ってもらいましょうー

  

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キッチンの組み立てと床塗装

2010年08月08日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

日曜日ですけれども、

今日も早朝から長野市の土蔵再生工事の現場に行ってきました

  

本日はキッチンの組み立てをしてもらいました。

楽しみにしていた

トーヨーキッチンの設置☆

こんな感じになりました。

P1100514

養生がしてありますので、

写真ではよくわかりませんね。

スリムハイキⅡも付きました。

  

キッチンを取り付けてもらっている間、

私はお施主さんと打ち合わせ。

ロールスクリーンやブラインドの色を

現場で色見本帳を見ながら決めました。

P8080879

  

午前中にキッチン周りの設置が終わり、

午後は、床の塗装を、

またまた お施主さんファミリーに塗ってもらいました

ちなみに、床材は、

床暖房対応 厚み30ミリの赤松の無垢フローリングです。

P8080906

さて、床の塗装も終わりまして、

こんな感じになりました

P1100537

P1100539_2

   

話変わりまして、

今日は、長野県知事選でした。

すっかり今日が選挙だということを忘れて現場に来てしまい

気が付いたら午後6時~7時近くまで現場にいまして、

またもや

(もう、いつもこんなドタバタで

慌てて、高速で帰り 

  

絶対 間に合わないかもーー

  

8割方、諦めていたのですが、

  

なーーんとっ 

8時 3分前 に投票所に到着 

間に合いましたーーー(ヤッター)

でも、本当に8時直前で片付けが始まっていて

そんな中で投票しましたので、

ちょっと気恥ずかしかったです

  

(k.m)

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職人と化してきた?!

2010年08月03日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

長野市の土蔵再生現場です!

仕上げ段階です。

内装工事のクロス貼りも終わり、

壁の左官工事はまだ途中ですが、

2階は終わりました。

P1100243

P1100240

  

天井は和紙クロス(玉紙)。

この和紙クロスは、

重ね貼りをしなくても施工できる和紙クロスということで

選びました。

普通の和紙ですと伸縮してしまうので、

必ず重ね貼りを推奨されるのですが、

玉紙は、機械漉きの越前和紙をプレスして

その上に超撥水のコートが施されているとのことで、

伸縮が少ない和紙クロスになります。

施工性は一般的なクロスに近いだろうと選んだのですが、

内装屋さんは少し悩まれていました。

でも、突き付けで貼ることができましたので、

なかなか良かったと思います。

  

壁はプラネットジャパンで扱っている

モロッコの左官材料タデラクトの“下塗材用”にと用意されている

ドイツのカルクフィールという材料を

仕上げとして使いました。

(なので、カルクフィールはカタログには掲載されておりません。) 

下塗材なので、骨材が入っていてちょっとゴツゴツしていますが、

アルカリ性で防カビに優れた材料です。

下塗りで止めているようなものなので、

左官仕上げであっても、施工単価が安く上がります 

  

さて、

倉庫の中で、お施主さんが建具の塗装を

もくもくとやってました!

その姿は既に、職人と化してきた様子。

P1100184

塗装にはすっかり慣れたご様子で、

相変わらず、丁寧な仕事で綺麗な仕上がりです。

  

ところが

建具の木地の状態によって、シミのような

塗装ムラが出来てしまい、

むむむ。

P1100247

どうしたものかと、相談されまして、

現場で考えていたところ、

  

偶然にも?!!

塗料メーカーのプラネットジャパンさんの

担当の方から電話が入りまして、

  

今、長野にいます

とのこと。

  

それならばー

アドバイスをもらおうと、

長野の現場に立ち寄ってもらいました

  

P1100249

  

お話をしている最中も、

お施主さんは塗装をやり続けています

  

プラネットジャパンさんと相談した結果、

建具に使ったものと同じ合板を送って

実験をしてもらうことになりました。

  

プラネットジャパンさんには

いつもいつも

あれこれと相談に乗ってもらいまして

その都度、見本を作ってもらったりしています。

有り難い!

  

さてー

お施主さんはと言いますと、

台所換気扇の下地のコーキングまで

手伝って頂きました!

P1100268

ここまでくれば、もう職人?!

もともと、電気工事なども出来る方で、

機械設計とかやられているので、

いろいろ出来ちゃうんですね♪

素晴らしい~

  

それから、お施主さんの方で

安く仕入れられるものを

施主支給したりと、

とても積極的に建設に関わって頂いてます。

(私達の知らないOEM品など手に入っちゃうんです。

すごーい!)

  

その一方で、

私とお施主さんの奥様とは

意匠的な部分を決めてます♪

お施主さんの好みを察しながら

私の方で ある程度チョイスしたものの中から、

奥様が、どんどん決めて下さいます。

気持ちのいい決断力

  

さて もう8月!

遅れ気味の現場で、焦っておりますが、

皆さんに頑張ってもらってます☆

  

(k.m)

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和モダンな仕上がりになりつつ

2010年07月25日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

土蔵再生現場です。

だんだんと、仕上がって参りました。

が、工期が少し延びておりまして

やっぱり再生工事はいろいろと

手間のかかる工事だということを

実感します。

 

虫食いのあった古い梁を

丁寧に根気よくサンダー掛けをして、

虫食いの穴を木工用パテで埋め、

更に、自然塗装を塗り、

見事に綺麗に仕上がった梁

ここまでお施主さんが自らやりました。

すごいです 素晴らしい!

P1090897

とても綺麗な仕上がりです。

これはお世辞ではありません。

  

こちら土蔵再生のお施主さんは

実はーかなり細かい方でございます。

私的に見れば

日本人!っていう感じ。

とても神経細やかで、丁寧なのです。

なので、

私の目からみても、美しい仕上がりに納得です。

この調子で行けば、

外壁もきれいに塗れそうです☆

  

本日は、そろそろタイルが貼れている頃だったので、

ちょっと見てきました。

P1100037

こちらは台所。

対面式のキッチンで、

ここにトーヨーキッチン(BAYシリーズ)が納まりますので、

それに似合いそうなカッコいいモザイクタイルを

私と奥様で選びました。

(実は男性陣は皆、このタイルの色に引き気味でした

  

換気扇は、スリムハイキを採用することにしました。

実は、古民家再生などで良くあるのが、

既存の建物の天井の高さの問題や、

古い梁の位置関係などで、

一般的なレンジフードを取り付けることが

出来ないことがあります。

今回も、排気位置の問題の他、

お施主さんがとても背の高い方で

レンジフードの高さと合わず、

結果、フードの無い、スリムハイキを採用することになりました。

  

P1100049

  

P1100043

  

木部の古色と、白壁と、

濃いブルーの窯変モザイクタイルと、

トーヨーキッチン。

今回はメリハリのある和モダンな仕上がりに

なりそうですー。

  

(k.m)

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みんなで自然塗装!

2010年07月04日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

今日は日曜日。

土蔵再生の現場では、

大工さん等の職人さん達のいない間に、

お施主さんに木部の塗装をやってもらいました

本当なら

私も息子を連れて一緒に参戦したかったのですが

親子で体調を崩し、家でイジイジ 

うちの旦那さんだけ現場へ行って

一緒に塗装をお手伝いしてきました。

  

塗装で浮いた分を他の増額工事分へ!と

本気で頑張っているお施主さんご夫妻!

立派です

P7040232

  

現場の段取りや進行に合わせて

お施主さんに施工してもらうのは

タイミングの問題などで

意外と難しいことが多く、

工期にも影響してくるので、

現場サイドとよく相談しながら

進めないといけませんが、

できるだけ協力していきたいと思います。

  

と、書いている私は、

おうちで休んでおりまして、、、

すみませんデス 

  

(k.m)

 

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土蔵再生現場~セルローズファイバー断熱~

2010年07月02日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

長野市の土蔵再生現場の様子です。

土蔵を住まいに再生するという

今回の現場。

  

寒冷地の寒さ対策として、

* 屋根断熱 (セルローズファイバー 55K 185mm)

* 床断熱 (セルローズファイバー 55K 135mm)

* 開口部 (YKK AP エピソード Type S)

* 全館床暖房(熱源は電気温水蓄熱器 エナーテック)の導入

という仕様にしました。

もちろん 断熱材とサッシは住宅エコポイントの対象になってます

(エコリフォームに該当)

 

  

セルローズファイバー断熱の施工風景です。

まずは、大工さんに屋根断熱の下地を

作ってもらいます。

P1090072

今回は既存の垂木の空間を屋根の通気層として扱うことにしまして、

垂木下端に透湿シートを張りました。

そして、そこから

セルローズファイバー 密度55kg/m3で 185ミリが入るように

天井下地を作ってもらいまして、

(ここまでが大工さんのお仕事です)

  

そこに

セルローズファイバー専用のシート 

を 断熱屋さん に張ってもらいます。

そして、

セルローズファイバーの専用シートに穴を開け、

ホースでセルローズファイバーを吹き込みます。

(ここまでが断熱屋さんのお仕事です)

  

屋根断熱 セルローズファイバーの吹き込みの様子

(セルローズファイバー 密度55kg/m3 185ミリ)↓

P5314599

   

床断熱 セルローズファイバー吹き込みの様子

(セルローズファイバー 密度55kg/m3 135ミリ)↓

P5209786

  

こちらは浴室と寝室の境目の壁です↓

P5209765

浴室の断熱のためと、防音のために

室内の壁にも断熱材を入れました。

  

今回の土蔵再生では、

外壁はなるべく現状のままにしますので、

外壁に断熱材は入りません。

(絶対入らないわけではありませんが、

コストがかかりすぎてしまうので、今回は入れません)

しかし、増築した部分の外壁には断熱材を入れます↓  

P6300130

工程の関係で、外から吹き込んでもらいました。

通常は内部から行います。

   

  

今回使用しているセルローズファイバーは、

日本製紙木材株式会社のスーパージェットファイバーです。

登録施工店さんの断熱屋さんでないと施工できません。

最近、私達の設計でいつも断熱施工して頂いているのが

おなじみ?!徳間さんですー。

  

設計の立場としましては、

直接、断熱屋さんと、

断熱材の情報や、そして施工について、意見交換できることは

とても大事だと思っています。

  

なにしろ、断熱理論は施工あってのことですから。

ここがとても重要

  

そして、私がうるさく断熱を語ろうとするのには

理由があります。

  

簡単に言えば、

受け継がれてきた伝統建築を

次世代に受け継いでいってもらいたい、

そんな願いを込めて いつも設計を考えているから

なのです☆

   

が、

これを書くとまた長くなるので、また今度の機会にしたいと思います!

  

(k.m)

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仕上げの色決め~タイルと和紙クロス

2010年06月20日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

長野市の土蔵再生工事の現場です。

P1090370

仕上げの色をそろそろ決めていく段階になりました。

設計段階である程度、仕上げは決めていますが、

工事見積りに影響の無い範囲

(いわゆる同等品扱いになる物)

の中から、

いくつか候補となるサンプルを取り寄せて

最後は現場で、実際の空間を見ながら

お施主さんに色サンプルを確認してもらいます。

P1090377

こちらは台所となる部分です。

天井は、和紙クロス(玉紙)で

壁の一部は、モザイクタイル(三協製陶)で、

他の壁は左官仕上げの わらスサ入りカルクフィール(プラネットジャパン)です。

  

タイルを選ぶ際、

ちょうど良くタイルが割り付けられるように設計するのですが、

真壁(柱の見える壁)の場合、

柱間という制約の中で

いかに綺麗にタイルを張り付けるか

とても神経を使います。

  

必然的に、タイルが綺麗に割りつけられる寸法の

商品を選びがちになりまして、

その一つが三協製陶のタイルなのです。

このタイルの寸法は

中途半端(?)な23角の3㎜目地なのですけど、

これが真壁には割と上手くいくのです。

ので、ここ最近

このタイルを良く使っています 

  

今回、決定した仕上げはこちら↓

(うちの玄関のいろんな物も

一緒に写ってしまってますが 

P1090472

奥に写っているタイルが

若干、まだ検討中ではあるのですが、

先日、若い作り手さんにお願いした手づくりタイルです☆

 

月曜日から床暖房の施工が始まるとのことで、

現場が綺麗に片付いて

まだ廻縁や巾木は付いていませんが

こんな感じになってます。

P1090485

皮のついていた丸太梁、

そして虫食いの跡が無数にあった梁でしたが、

見事、お施主さん自らサンダーかけをして

なんとか綺麗になりました

お施主さん、頑張りましたデス。

  

現場にはどんどん(?)材料が搬入されてます。

最近、これもうちの定番の仕様と化している

タモの無垢板の階段材。

側板、踏板、蹴込板、全てタモ材です。

贅沢だと言われんばかりですが、

できるだけ通常より安くお施主さんに出せるよう、

仕入れまでいろいろと工夫しています。

P1090475_2

こちらはトイレのカウンター用のタモ材。

P1090480

  

こうやって、どんどん現場が進行していくので

また断熱材の話が書けなくなってしまう~(焦)

  

P1090397

さて少し話は変わりますが、

お施主さんのお子さん達と

すっかり仲良くなった5歳息子。

いつもいつも息子がお施主さん宅にお世話になっておりまして、

働く母としましては、ご理解あるお施主さんに

本当に感謝です!

子供達はというと、田んぼにいる おたまじゃくしを

すくって遊んでいました。

楽しそう~

  

(k.m)

 

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久々の現場♪

2010年06月12日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

やっと、やーっと

体調が回復しました☆

ブログをご覧になって下さっている皆さんから

たくさん、お見舞いのコメントやメールを頂きまして、

本当に有難うございました

とても嬉しかったです

  

さてーーー

久々に土蔵再生の現場へ行って参りました。

3週間ぶりの現場なので、

随分と工事が進んでおりました(焦)

  

本当は、断熱工事の様子をUPしようと思ってましたのに、

断熱材どころか、もう、ボードが張り終わる頃でした。

P1090200

2階の天井の様子です。

この天井の裏には、セルローズファイバー185ミリ

しっかり入っています。

既存の垂木の間の空間を通気層にして、

既存の瓦屋根の棟瓦のみ補修することになったので、

棟換気も出来るようにします。

  

実は、この屋根の構成については

随分と悩んだ部分でありまして、

透湿性のある断熱材を入れた場合、

その先には通気層がなければ

寒冷地の場合、内部結露が心配です。

ですが、既存の屋根をそのままという計画だったので、

通気層を設けることができないし、

どうしようかと。

古い土蔵ですから、

現代の建物のような気密性は無いと考え、

垂木の空間だけでも通気層とみなしても

恐らく大丈夫だろう、

そして、

いつか屋根を直すことになるだろうから、

その時に棟換気を付ければいいかな、

と思っていたところ、

その いつか屋根を直すだろう が

今回の工事で直すことに途中でなりまして、

見事、予想的中!

屋根の棟換気が作れることになりました

(断熱材については、まだいろいろ書きたいことが

ありますが、また、改めてUPしようと思います!)

   

さてさて、本日、大工さんは

ボード張りを頑張っておりました!

古材に合わせてボードをカットして

微妙な曲線になるように

ボードヤスリで削って合わせます。

  

古材の梁を現わしにする天井ですので、

こんな感じになります。

(古材の梁と石膏ボード下地の様子↓)

P1090198

既存の古い梁に合わせて、

とても丁寧に石膏ボードを張ってました!

これ、結構大変なのです。

  

(知らなければ、ついつい、ボードが細切れじゃないか

とクレームにする方も、もしかするといるかもしれませんが、

そうではありません!)

  

今回の現場は、なかなか丁寧なボード張りの出来栄え

見えなくなる部分ではありますが、

こうした仕事を見ると嬉しくなります。

(時間は掛っておりますけれども。。。)

  

来週からは、内装の仕上げの色など

決めていかないといけません。

あと1ヶ月程で工事が終わるので

今月は慌ただしくなりそうです

  

現場の帰りには、

お施主さんから二十日大根を頂きました♪

P1090248

聞けば、

6歳のお子さんが作った(植えた)もの

だそうです☆

いただきますー

  

やっと体の調子が良くなってきたので

美味しいものたくさん食べて

体力つけたいと思います!

(k.m)

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自然塗料で施主施工を頑張ってもらってます!

2010年05月24日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

土蔵再生現場です。

工事も半ばになりました。

設計段階では予想していなかった事態が幾つかあり、

工事の見積もりに入っていない工事の必要が

出てきたりします。

できるだけ、増額にならないよう、

願わくば、減額になればラッキーっ

と、

お施主さんが自ら出来ることは

率先してやって頂いております

  

梁のサンダーかけに続きまして、

今度は、塗装にもチェレンジして頂いております

P1090092

外部足場を使って

野地板の塗装をやって頂いています

  

塗料は、ドイツの自然塗料。

私共ではプラネットジャパンの塗料を使っています。

古色の色は、既成の色番ではいい色にならないので、

調合して古色の色を出しています。

 

~使用した塗料~

株式会社プラネットジャパン 「ウッドコート」

成分:

亜麻仁油、精選桐油、精選亜麻仁油、バルサムテレピン油、天然樹脂、ミネラル(色粉)、無鉛乾燥剤

  

引き続き、

お施主さんには頑張ってもらいますー!

きっと、小さいお子さん達が大きくなった時、

この塗装はなっ この梁はなっ

お父さん、お母さんがやったんだぞ!

語り継がれていくのかもしれませんね 

  

(k.m)

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梁を削ってもらってます!

2010年05月08日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

土蔵再生の現場です。

2010.04.04の記事 梁 あらわる でも書きましたが、

天井の裏に隠れていた梁を

設計では現わしにして、

吹き抜け、と言いますか、

勾配天井にすることにしています。

  

既存の天井を壊してみると

木の皮がついたままの梁が出てきました。↓

P1070674

  

この木の皮を大工さんに剥いでもらうことになり、

剥いでもらったのですが、

こんな感じになってしまいました  ↓

P_1080605

やっぱり、梁が架けられている状態で

皮を剥ぐというのは難しい。

濃目の古色の塗装を施しても、

この斑は、、、気になるかもと懸念していました。

  

しかも、虫食いの跡もありまして ↓

P4213943

これが結構、目線に近いところにあるので

気になります。

お施主さんも、床組みが出来あがって

まじまじと梁を見たところ

やはり、虫食いの跡が気になるとのこと。

そうですよね。。。

 

工事の方では、

梁の皮剥ぎや、虫食いの補修までは

予想しておらず、

工事金額に含まれていなかったので、

急遽、お施主さん自ら梁を木工サンダーで削る

ことになりました

サンダーなどの道具は、

私共のものをお貸ししました

  

奥様が見守る中、お施主さん頑張ってます

P1080864

自分の家の建設に直接関わるということは

とても良い経験と思い出になると

私は思っています。

今回は、サンダーの他に塗装も

お施主さんにやってもらうことになってます。

  

さて、現場の帰りに

お施主さんのお父様からこごみを頂きました♪

有難うございます 

P1080883

早速、おひたしと天ぷらにして頂きました

御馳走さまでした

(k.m)

 

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