さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

霜降

2016年10月25日 | ◆実践:室内温熱環境・暖房・結露

霜降

今朝、目覚めと同時に、首、肩周りが、いつもより寒い!

(ここ最近は床暖房入れっぱなしの生活しているのですが、それでも外気の変化に気付きます。。。)

 

起きてすぐ、玄関外に置いてある温度計みると

わぉ!

0℃近い!

  
 

今朝の最低気温を調べると、東御市0℃と出てた

(2016.10.25)

  

  

そして庭へ出て、我が家の屋根をみると

霜が、、、

陽の当たってきたところから融け始め、雨だれのように、あちこちでポツポツ音がしています。

 

二十四節気とおり「霜降」だわ~

な、朝でした^^;;

  

 

さて、話少し変わりますが、 

ちょうど一昨日くらいに

2014年に竣工した上田市の古民家改修案件のお施主さんK様より

こんなメールを頂きました

 
 茂木様
 
 いつもお世話になっております。
 寒くなってまいりましたがお蔭様で家の中が暖かく、
 快適に過すごさせていただいております。
 朝晩には北の間の電気カーペットを入れるようになりましたが、
 昨夜まで床暖房は入れておりませんでした。
 今朝みたら床暖は切れておりましたので、家全体の断熱性が高い、
 ということなのだと思います。
 薪ストーブにいたってはまだ薪すら手配しておりません(笑)。

 

床暖房完備しているのに、電気カーペット?!で、ちょっと微笑んでしまったのですが、

床暖房を入れるにはまだ早いという躊躇いがあったのかもしれませんね。

でも「暖かい」のお言葉を頂けて嬉しい。

断熱性の高さも実感して頂けてるご様子で何より。

  

このような嬉しい声を聞くたびに

医者の不養生ではないですが

我が家(昭和の家リフォーム)の断熱性が低いということが歴然とします。

だって、うちは10/12から床暖房を稼働しているんですから、、、(笑)

そうは言いましても、負け惜しみじゃないですが(笑) 自宅の改善方法は分かっています。

ただ我が家の場合は、単純に改善するための資金がナイだけ。。。

 

ま、それは置いときまして、

こうも急に寒くなった時に、明日から息子は修学旅行へ出掛けます。

関東と信州の温度差を考えると、風邪引きそうで心配になりますね

 

うちの旦那さんも、先週末には名古屋まで、とある試験を受けに出掛けまして

やはり信州との温度差にやられた模様、、、

あーあ。

 

これで息子まで風邪ひいちゃったらどうしましょう・・・

 

ブログをご覧になっている皆様も、急な寒さで体調崩さぬよう、

どうぞお気をつけくださいませ

 

 

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我が家にヒカリゴケ?!そして床暖房ON^^;;

2016年10月13日 | ◆実践:室内温熱環境・暖房・結露

10月になりました

庭先では、ちらほらと菊が咲き始めました♪ 

夏の山口旅行の時に買ってきた萩焼の一輪ざしに小菊をちょこっと活けましたョ♪ 

あ!そう言えば、山口旅行の続き(4日目、5日目の萩の町並みめぐり)、まだ書いてませんでした! 

ま、それは置いといて、、、

重陽の節句は、旧暦でいくと今年は10月9日。

やっぱり旧暦の方がしっくりきますね~。 ちゃんと菊が咲き始めるんですもの

  

さて、もう朝晩は寒さを感じる季節になりました。

寒くなってくれば、寒冷地ではそろそろ暖房の準備。

そう、ここ長野県東御市も寒冷地ですからね。(う~ さぶさぶ)

 

一応参考までに、寒冷地とはどこまでを指すのか。

いわゆる平成25年省エネルギー基準に照らし合わせて考えると

全国を 断熱地域8区分 されたうちの、1~4地域まで寒冷地という事ができます。

*冷房期の平均日射取得率の基準値が定められている区域が温暖地

 

この区域、一見、県単位でざっくり分けられていますけども、

実はちゃんと細かく市町村単位で分けられています。

東御市は地域なので、やっぱり寒い訳なんです。

私の体感では、この区分、あながち外れていない感じがします。

*参考までに、断熱建材を作ってるアキレスのHPに断熱区分が纏まってます。

 

    

で、

灯油やガス、電気でスイッチポン!な暖房設備でしたら、特に準備という程もないですが

(灯油を熱源にしている場合は、灯油の備蓄確認はしておかないといけませんけど)

薪ストーブや我が家のような薪ボイラーを使っている場合は、煙突掃除薪の準備炉内の掃除などもしておかないといけません。

(薪を原木から調達している方は、薪割り、乾燥時間も含めて、2年前くらいから準備が必要)

 

で、我が家は、、、

夏から殆ど屋敷の手入れしてなかったため、雑草ジャングルぐるぐる

屋外に設置してある薪ボイラーが、すっかり竹藪と雑草に覆われてしまってたので

10月に入ればそろそろ床暖房のための薪ボイラーの出番になるかもと、

まずは草取りから始めました

  

9月からずっと雨が多かったせいでしょうか。

草取りしていると、

鮮やかな苔が出現~

何て言う苔か分かりませんが、苔の絨毯~♪

 

 

タチゴケ♪ 

 

で、実は、これだけじゃなく、足場板の下から、気になる苔が!!!

そう、これはもしやもしやの、ヒカリゴケ?!

どうなの?どうなの?

これも、足場板の下にあった石。

本当にこれ、ヒカリゴケじゃないの?!

 

実は実は、長野県駒ヶ根市にある光前寺に山口旅行から帰る道中、立ち寄りまして、光前寺に自生するヒカリゴケを見てきたばかり!

光前寺で見たヒカリゴケはこちら ↓

(2016.8.16 光前寺 ヒカリゴケ)

  

なんか、うちのも似てません?!

キャー!

どうしようどうしよう

我が家にもヒカリゴケ?!(ちょっと興奮しちゃう~

 

と、まぁ、我が家では只今、ちょっとした苔ブームでして、

そうだ!苔ネズミくんの衣替えやるなら今でしょ!

という事で、

今回はタチゴケを着せてみる事にしました

 

 

わぉ~

 

 

こんなことになっちゃった

あは☆ 

  

  

さて、本当にここのところ寒くて

昨日(10/12)より我が家は今季初の床暖房ONしております

草取りして薪ボイラー救出していて良かった~ 

 

 

~我が家の床暖房に関連する記事~

 

2010.1.18 温湿度を測ってみる~結露のない住まいを目指して~ 

2011.2.02 我が家の冬の温湿度について

2015.4.15 薪ボイラー併用のハイブリッドな床暖房 

2016.1.16 ボイラー壊れて床暖房なしの年末年始・・・ 

2016.1.28 ヒーターガイド付きが役に立った! 

 

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ヒーターガイド付きが役に立った!

2016年01月28日 | ◆実践:室内温熱環境・暖房・結露

1月16日にブログをUPした時には

雪が無くて穏やかなお正月で助かった~(床暖ストップ中なので)

と書きましたけど

そのわずか2日後(18日)には、いきなりの大雪

2016.1.18

 

 

更に3日後の大寒の時には、文字通り大寒

一気に気温が下がり、我が家の玄関先の朝の外気温は-10℃を記録・・・

 

何度もくどいようですが床暖房ストップ中の我が家は

さみー さみー と

開放型ストーブ2台をやりくりしながら暖をとり

部屋は、ストーブを置いている実質2部屋しか使えなくなり(5部屋あるのに、、、)

今まで引戸は開けっぱなしで家全体をオープンにして使っていたのが(全館暖房だからなせる技)

引戸は締め切り、小さい部屋に皆で籠って、引戸をいちいち開け閉めしながら生活することに。。。

そうなると必然的に一部屋を多目的に使うようになりまして、食寝分離から食寝結合(?)となって

家族3人、身を寄せ合って暮らしておりました

(そんな昔ながらな暮らしも、小5息子にとってはとても楽しいらしいですケド♪)

 

で、低断熱なこの家は、ストーブが消えると途端に部屋は冷え、

夜から朝方にかけては特に外気が冷え込むので、窓ガラスに結露が生じ、それが凍ります。

そうなる事は分かっていたので、

夜通しストーブを点けっぱなしにして、部屋の温度と窓ガラスの表面温度を下げないようにしようと思ったのですが、、、

ストーブではそれすらも満足に出来ない!

 

といいますのも

開放型の石油ファンヒーターは3時間で自動で消火してしまうし

小さめの対流型石油ストーブは、連続暖房しようと思っても14時間くらいで灯油切れをおこすので、燃料補給はこまめにしなければならないし、火災にも注意をしないといけない。

床暖房のように手間取らずに安心して連続暖房が出来ない!

 

そんな訳で、開放型ストーブを使った24時間暖房は難しく(いや、出来ない)

結果、室内の温熱環境は崩れ、部屋間、又は昼夜間で寒暖が生じ、

いよいよ恐れていた結露が窓ガラスに発生して、朝方にはそれが凍りつきはじめました。

我が家のサッシは40年前のシングルサッシのままですから、テキメンにやられます。 

(そんなシングルサッシでも全館24時間暖房の時は結露ゼロなんですよ~)

 
  

そして25日にはついに日本列島、沖縄まで大寒波が襲い

ここ東御市では最低気温が-14℃近くまで下がりました

(2016.1.25 http://weather.time-j.net/ 今朝の最低気温より)

 

いつもなら、これくらいまで気温が下がってもギャーギャー言わないんですけど

主暖房である床暖房がストップという非常事態中の我が家は

とうとう台所蛇口と洗濯機用蛇口がバリバリに凍結してしまいました

 

 

あぁ、、、こんなの初めてです(泣)

  

築40年の低気密低断熱で土壁の我が家は、全館24時間床暖房という強制設備によって、いかに楽で快適だったか、という事を改めて痛感しております。


台所と洗濯機の蛇口が凍って水が出なくなって

蛇口周りをドライヤーであぶったり、

シンク下に直接、ファンヒーターの温風を当ててみたりしたのですが、

一向に融けない

こんな事を25日から26日までの丸2日、続けたのですが

それでも水が一滴も出ない!

なんてこった!

大ピンチです。。。

でも幸いにも洗面所やお風呂、トイレは凍らなかったので、生活は出来ました。

  

水の出ない台所でも、食事は面倒ですけど作れますし

食器を洗うのは洗面所で出来ます

お風呂場は洗った食器の一時置き場になったりもする

 

洗濯は手洗いして、脱水だけ洗濯機。

洗濯板も何故かありますしね(笑)

大きい洗面器(TOTOのベビーバス。今は廃番)は、こうやっていろいろ使えるので何かと重宝してマス。

  

と、こんな感じで

ちょっとしたキャンプ生活

息子だけは「サバイバルみたい~」ってワクワクしてましたけど。

 

しかし

こんな生活していると

生活そのものに一日の大半の時間を費やすはめになり

仕事がな~んにも出来ません。。。


ところで何故、台所・洗濯だけが凍って、他は凍らなかったかと言いますと、

給水管の素材が、台所・洗濯部分だけ鉄管だったからなんです。

この通り・・・↓

2004年リフォーム時 台所給水配管

  

12年前にやったリフォームの時に、給水管を宅内、全部やり変えて、

サヤ管ヘッダー方式の給水にしたのに

何故か設備屋さんは台所廻りだけ 鉄管で壁給水配管 にしたのです。

なので、

何のためのサヤ管ヘッダー方式なのか?な、結果になってしまいました

(給水管を交換できるシステムなのに、出来ないじゃない)

  

そして今回のように凍結してしまった場合も、

折角、ヒーターガイド付きの部材を選んであったのに、

壁内の鉄管にはヒーターを後で送りこむ事ができない。

じゃ、凍った水道管をどうやって融かせば良いのか?

って事にもなってしまいました

  

もしも、壁内で凍結破裂でもしたらどうなるのでしょう。

壁を壊さないと直せません。

床暖房が稼働していた時は、もちろん凍結は無かったのですけど

今回のように床暖房が使えなくなった時に、壁内の鉄管をどのように凍結防止するのか。 

配管が露出していれば凍結防止ヒーターを巻きつける事もできますけど、それも出来ない。

  

保温材を鉄管に巻いてはありますが、今回のように、ある条件が揃えば凍る時は凍ります。

一度、凍ってしまったものを、どうやって解凍させるのか。

保温材を巻いてあって、更に壁内に配管されているものに対し、ダイレクトに外から熱を与える事が出来ない。

シンク下からファンヒーターの温風を当てても、外気から伝わる冷気と綱引きみたいな状況にもなっている。

という事は、

一旦、凍った管内の水は、そう簡単に融けないって事になるんじゃないでしょうか。

 

むむむ

 

なので、このまま凍結した状態で更に数日経ってしまったら

それこそ本当に管が破裂してしまうかもしれない、と思いまして、

急遽、樹脂配管用のヒーターを用意することにしました。

 

え?鉄管が凍っているのに?樹脂配管にヒーターを入れるの?

はい。そうです。

設備屋さんに聞いてみても、だいたい端と端が凍るというので、

鉄管部分にはヒーターは入れられませんが

鉄管と樹脂管の継ぎ目あたりに熱を与えてみよう、という事になりました。

で、管材屋さんにヒーターの在庫を確認してみると、あるっていうんですぐに取り寄せて。

  

ヒーターはコレです↓

 

そして、そう、やっと出番がやってきたのです!

ヒーターガイドの出番が!

私共の標準仕様で使っている部材。

(ブリジストン ヒーターガイド付きCD管)

 

保温材の中にCD管もあり、他にヒーターガイドもあるので

これだけの管が束になっていれば、管同士の隙間が空気層にもなって保温効果が増し

そう簡単には凍らないハズなんですね。

(ヒーター線は必要に応じて黒いヒーターガイドの中に入れますが、我が家では凍結の心配はないと判断し、ヒーター線は入れてませんでした)


実際、これら樹脂配管がきちんとされていた洗面所、お風呂、トイレは凍らなかったですしね。

しかし、一部鉄管を使われてしまった台所と洗濯機廻りは、、、凍った。。。

うん。樹脂管と鉄管の違いは歴然な感じです。

   

そして、凍結3日目(?!)にしてヒーターを入れてみたところです。↓

  

ヒーターガイド付きで良かった~

今まで設計した物件では、こんな凍結事態になった事は殆どなく(あ、いえ、とあるローコスト物件では凍結しましたけど

ヒーターガイドが役に立ったのは我が家が始めてです~

って、喜んでいいのだろうか???

   

今思えば、

鉄管の配管を止めさせられなかった当時の監理・管理不足っていうか知識不足というか、

進化していく設備に関しては、まだまだ私は勉強が足りなく、いつも旦那さん任せでもあり

なんだか複雑な心境ですけど

ともかくも、万が一、凍った時のためにと選んでいたヒーターガイド付き部材が

リフォーム12年目にして役に立って嬉しい。 

 

そしてヒーターを入れてから、およそ3時間後くらいに

やっと、やっと、3日目にして水が出るようになりました!

わーい!ばんざーい!

 

更に翌日には、仮ボイラーを設置して(新しい床暖房ボイラーの本設置はまだですけど)

取りあえず、床暖房復旧いたしましたー

 

これで台所の凍結の心配は無くなりましたし

何よりも何よりも

やっぱり床暖房、あったかーい

約一か月ぶりの床暖~~~

 

体が一気に楽になるのが分かります。

私が、あったかーい、あったかーい と連呼しながら

息子に

ほら、床暖房、ポカポカでしょう?

って声かけると

「ママの心もポカポカだね!」

ですって

 

 

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ボイラー壊れて床暖房なしの年末年始・・・

2016年01月16日 | ◆実践:室内温熱環境・暖房・結露

2016.1.15 の我が家

まとまった雪を未だ目にしておりません。 

穏やかなお正月で助かってます。

 

ちなみに昨年の同じ時期はこうでした↓

2015.1.15 です。

   

 

さて、半月前の大晦日の事。

  

慌ただしく片付けやらお正月の準備やらでバッタバタな時に

おや? 床が冷たいような。

(上の写真の古民家とは別に、昭和建築の離れで、全館24時間床暖房な暮らしをしているのですが)

ん?

薪ボイラーの湯温が下がったのかな?

薪と灯油のハイブリッドな床暖房をやってます)

薪ボイラーの様子を見に行ったら、

ん? 何がいつもと違う。

 

し~ん

・・・

 

あっ!

ポンプが動いていない!

灯油ボイラーの。

 

耳を澄ませ、

よくよく灯油ボイラーを確認しても

し~~~ん

・・・

 

室内へ戻って

リモコンの表示を確認する。

何も変わっておらず

エラーメッセージも出てない・・・ぞ

  

ん?ん?んんん????!!!

 

これは、もしや、壊れたのかも!

知り合いの設備屋さんに、大晦日な時に電話して聞いてみると

うん、間違いなく

壊れた模様。

 

・・・

 

床暖房用の灯油ボイラー

2005年1月21日より使用しておりまして、

2015年12月31日午後2時くらいに止まりました。はい。

ほぼ丸11年使用した事になります。はい。

 

実は2014年10月24日にもボイラーの調子が悪く、メーカーさんに修理をしてもらっておりまして

灯油ボイラー、だいたい10年で壊れるという事は知ってましたので

(携わった建物では、早いお宅で7,8年くらいで壊れたところもあります。)

いよいよ我が家のボイラーもそろそろか、、、とは覚悟はしておりました。 はい。

 

で、

2015年の10月、床暖房を稼働する時、ボイラーが動かないのではないかと覚悟していたのですが

その時は無事に動いたので、やれやれと胸をなでおろしていたものの

そろそろ交換の準備をしなくてはね、と主人と話をしてはおりました。

ら、

年末時分にポンプの音がいつもより大きくなり

ボイラーの異変に気がついていたのですが、

年の瀬の慌ただしい時に修理手配している余裕がなく、、、

取りあえず、年が明けたら~

なんてそのまま様子をみていたらっ

 

大晦日に

見事に

こんな時に?!!!なタイミングで

止まりました

 

よりによって、大晦日ですよ。

メーカーもどこも皆、お休みじゃないですか~~~~

 

なんでよりによって、とブツブツ言ってたら

主人は、

「そんなもんだよ~」ってケロッとしてるし!

 

もう、開き直って笑うしかなかったデス。

  

 

で、また追い打ちをかけるように笑える?のがですね

 

「あー 床暖房止まってどうしよう~ お正月寒いよう~」

って私が泣き事いっている大晦日にですね

 

ちょうどお引き渡しを済ませたばかりのお施主さんからメッセージが入りまして

ありがとうございます!すごい!すごい!いいね~いいね~とみんなで連発しています。暖かいし、きれいだし、本当に最高の大晦日です

と嬉しいメッセージが!(嬉泣)

更に

最後の最後まできれいにお掃除して頂いて、泊まるにも本当にお陰さまでした。ありがとうございました。床暖、最高です。

と!

 

    

だよね

だよね

気密の低い古民家、やっぱり床暖なのだよね

最高なんだよね

そうなのよ

 

だから、我が家も床暖。

 

だからおススメしているのよ。

 

 

その床暖が~~~ 

・・・ 

同じ大晦日でも

最高な大晦日なお施主さん に対しまして 最悪な我が家

天国と地獄みたいなこの状況。

更に笑える始末でございました。 あはは・・・

 

そんな我が家の事はどーでも

お施主さんには喜んでもらえて良かったです☆

  

 

そんな訳で、、、

海野宿で暮らしてから、始めて全館床暖房なし!な冬を過ごすはめになり

今もまだその状態が続いておりまして・・・

熱交換用の薪ボイラーは、内部の水を凍らせないためにたまに火を入れながら、

取りあえず新しい灯油ボイラーの手配はしました。

 

 

熱源をどうするか、予算など含め

色々考えた結果、

ヒートポンプもいいなと思ったのですが(実績をみても)

ヒートポンプを導入するとなれば、我が家の場合は電気工事が必要になって結構まとまった費用になりそうだったので、

昨年から稼働している薪ボイラーもあることですし、

廃材を薪にしている間は光熱費の事はあまり考えなくてもいいので

今回も灯油ボイラーにしました。

(灯油は災害時の事を考えても、常備しておきたいという考えもありました。エネルギー分散で)

 

ただ、補助暖房として今まで床暖房プラス、開放型石油ファンヒーターを使っておりまして

この「開放型暖房器具」を止めたい!

と、常に考えておりましたので

これを機会に、床暖房の他に、温水ルームヒーターも出来る灯油ボイラー(2温度式)を導入する事に。

(ルームヒーターの配管は来年を目途にやりたいと思ってます)

 

とはいえ、2温度式のボイラーで床暖とルームヒーターの組み合わせで暖房をやった前例が私共には無く、

設備屋さんに聞いてみても、やった事が無いそうで。。。

温水の温度が、床暖房の温水と、ルームヒーターの温水と、温度が違うし

更に、我が家は薪ボイラーも使っている訳で、

うちの主人も相当悩んでおりました。

で、私も横で、あれこれ思いついた事をテキトーに言ってみる。

 

取りあえず、我が家は実験住宅みたいなもの。(←設計に活かせますし!)

薪と灯油のハイブリットな熱源で、全館床暖房+温水ルームヒーターで

さてどこまでどうなるやら。

賭けみたいな部分も正直ありまして(薪と灯油の消費量が)

結局は、やってみないとわからないや! となりましたデス

 

という事で、

新しいボイラー待ちな状況ですが

今年は本当に暖冬で、床暖房ストップでも取りあえず楽しく?(特に息子)暮らしています

<板の間生活>から一変して<畳・炬燵生活>が、息子にとっては楽しいみたいです。

  

さて、床暖房が復旧した暁には

全館連続暖房の光熱費&暮らし方と、

昔ながらの局所間欠暖房の比較が改めて出来るかなと思います。(復習)

そう、いつでも

転んでもただでは起きないのであります

 

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薪ボイラー併用のハイブリッドな床暖房

2015年04月15日 | ◆実践:室内温熱環境・暖房・結露

季節は春でございますが、

今頃、床暖房といいますか、床暖房に使っているボイラーについてです

 

暖房についてはこれまでも何度か書いてきましたが

私達家族は、昭和51年築の離れを平成16年に全面リフォームして暮らしていまして

暖房は全館(1階も2階も土間も)24時間床暖房(温水式) という贅沢にも思われるような暖房方式をとっております

(伝統的建造物である江戸時代末の主屋には暮らしていません。外観の保存修理工事は一応やりましたけど、まだ内部は未工事なので事務所として仮設的に使用してるだけ

 

暮らしている昭和の家  取りあえずビフォーアフター↓

 

リフォーム前のパーケットフロアーの上に

温水床暖房パネルを敷設し、その上に新たな床を張りました。

  

実は玄関土間にも床暖房を入れています。

 

と言う事で、我が家は

物入れとお風呂以外は、全てに床暖房が入っているのでした

各部屋、こんな感じでね。 

  

なんでそこまでやるんだ、、、と思われる方もいらっしゃるでしょう。

私達の暮らす長野県東御市は、H25年省エネ基準地域区分からみると3地域(H11年基準時はⅡ地域)で

函館や盛岡と同じくらい寒い地域。

で、

北国育ちの私、(H25年省エネ基準 1地域)

元々、暖房に対する考え方が本州とは違うかもしれません。

とてもじゃないけども、この寒い3地域の東御市で、

伝統的な(昭和も入る)住まいに、炬燵とちょっとの暖房器具だけでは

寒い寒いとウルサイ根性無しでございます

 

そういう事もありまして、寒冷地における家づくり、特に古民家の改修、リフォームにおいて

出来るだけ効率良く、そして温かく感じる家を作ろうと、自宅でいろいろ試みている訳なのです。

(贅沢しているのではなく、投資という事で!お許しを

 

そうこうしているうち、暮らし始めてもう10年近く経ちますが

室内環境はバッチグー で、

結露もほぼ皆無 (お風呂は結露しますケド)

カビなどに悩まされる事もなく、快適ではあるのですが、

床暖房に関しては、燃費が、、、

我が家に関しては、断熱改修が甘かったので

私たちの設計事例のお宅に比べると、格段に燃費が悪いのでした

(医者の不養生みたいなものね

 

温水を作るボイラーは初期投資の少ない灯油ボイラーでして、、、

灯油の消費量が・・・

更に、ボイラーも10年経つと

そろそろ調子が、、、(1回修理しました)

いつ壊れてもおかしくない状況です。。。

  

それで、という訳ではないのですが、

昨年2014年の1月に

実は床暖房用として薪ボイラーを購入

  

したものの、、、

   

設備屋さんが忙しがって、なかなか来てくれなれず、(我が家だけでなく現場もでしたがっ

結局、未接続なまま2015年まで丸1年過ぎてしまったのです

  

今年もまた使えないのか、と諦めモードだったところ、今年に入って間もなくした頃、

ようやく接続してもらう事が出来まして

2015年1月30日には念願の火入れとなりました

 

取りあえず、

ボイラー室を作る費用もスペースも無いため雨ざらしで設置。

ですが、

これはおススメしません!ボイラー室は作った方が絶対にいいです!

(既に経験談となってしまった

 

  

ボイラーの上部を開けてみると、こんな感じ。

ここに水が入ります。

熱交換コイル2つ。

一つは床暖用、もう一つは給湯用。

取りあえず、床暖房用のみ使えるようにして

給湯用は後日という事に、、、(←今年の夏までに接続できるのかしらん

 

で、いよいよ火入れ☆(2015.1.30)

こんな裏庭にボイラー設置したので床暖温水の行き帰りの管の保温性をどうするかってことになり

いつも設計で採用しているブリジストンのヒーターガイド付きCD管を使い、

更にそれを排水用の塩ビ管に納める、というのを考えた旦那さんでした。

見た目が悪くていけないんですが、やりようもないし、費用も無いので

取りあえず良しとしましたデス。

  

このように今年から灯油ボイラー薪ボイラー併用のハイブリッドな床暖房システムになった訳なんですが

一番気になる燃費は? です。

 

まず、今まで灯油だけで全館24時間暖房をしている時は、

灯油の消費量 凡そ1日 9ℓから12ℓくらいでした。

(敷設面積 約25.5坪の床暖房)

  ↓

それが

薪ボイラーを稼働すると 

床暖房に使った灯油の消費量は、1日平均、凡そ0.7リットルになりました!わーい!

(灯油量が分かるように計測器をつけているので、だいたい合っています)

 

一日中、薪ボイラーの火の番が可能ならば、

灯油量は0になるのでしょうが、

就寝中は薪をくべる事が出来ないため、薪ボイラーの熱交換用のお湯の温度が下がってしまい、

灯油ボイラーが稼働。
  
そのため、どうしても一日0.5~1リットルくらいの灯油を使ってしまいます。

 

これが日中、現場へ出掛けたりして

火の番が出来ない場合も、湯温が下がり

灯油ボイラーが自動に稼働します。

つまりは

手動薪ボイラー と 電気制御されてる自動灯油ボイラー のハイブリッドシステムで24時間暖房を可能にしているという状態なんですね。

  

実際、薪ボイラー側の湯温が40℃を下回った時に、灯油ボイラーが稼働してしまいますので(設定上)

湯温を40℃以上にキープするように薪くべしないといけません。

 

しかし、屋外露出で設置しているので、湯温が長時間保てない。。。

3~4時間で40℃を切るくらいまで冷めてしまうのでした。(2月頃の極寒気の場合)

  

この2ヵ月間程使ってみて(慣れてきた

だいたい湯温を60~70℃程にしておくくらいが丁度良い感じでした。

でも寝る前は、出来るだけ湯温を長く保たせるために100℃近くまで焚き上げる事もあります・・・

あーなんか薪が勿体ない感じ

 

それでも結局は、就寝中に湯温は下がり、どうしても灯油ボイラーが動いてしまいます

このくらい湯温が下がってしまうと、灯油ボイラー稼働します。

  

夜中、-5℃~-9℃くらいの寒い外気にさらされて

早朝に温度計を見ると、

33~34℃を下回る事が何故か一度もありませんでした。

 

この薪ボイラーの中には水が入っているので

火を焚かなければ湯温は下がり続け、

屋外ではいずれ水が凍ってしまうのでは!という懸念が最初ありました。

 

でも実際にこの2ヵ月間程、使ってみて

34℃くらいまでしか下がらない。

??? あれ?

  

後でよーくよく考えると、

床暖房の温水(不凍液)がこの薪ボイラーの中を循環しているのですが

逆の熱交換になっているのではないか

という事に気が付きました

つまり・・・

温水(不凍液)の熱が、薪ボイラーの湯温より高ければ熱が奪われる。

アタター

それじゃ本末転倒。

だって、薪ボイラーの湯温が、灯油ボイラーによって温められた温水に助けられてる(凍結防止的に?)ようなもの。

・・・

やっぱり、ボイラー室は必要って事ですね

ボイラー室があれば、ボイラーそのものが保温できるし、湯温ももっと保てるでしょう。

そして薪くべの間隔も長くなり、湯温も管理しやすくなる。

・・・

こんな寒冷地でボイラーの屋外露出設置は、、、ちと無謀だったかもです


  
しかし、取りあえず、実質として灯油が相当量浮いたので嬉しい!!!

(この冬、1000リットルは間違いなく浮いた!←というと温暖地の方はかなり驚かれると思いますが)

とはいえ、灯油の代わりに薪を相当消費しているので

省エネって訳ではありません。←これ重要。
 

灯油だろうが薪だろうが電気だろうが、

エネルギーはあまり使わない方がいいに決まってる。
  
我が家の場合は、家そのものはとても快適にはなっているものの、

床下の断熱をしっかりやらずに床暖房にしてしまったので、

熱の損失も多く、、、(泣)
  
つくづく自宅で思い知らされましたデス。(だから設計では断熱にうるさいのでした)

 
  
取りあえず、薪ボイラー導入により

我が家的には、灯油1日8ℓ~11ℓくらいは浮いたので

懐はとっても嬉しいのでした☆
  
  
しかも薪は、この屋敷にある色々な木を薪にしているので

当面はタダ! 

これでこの荒れた屋敷も、少しは片付くかしら?(悲願!)

これが薪にしている木です。

2008年頃に、いよいよ倒れ掛かっていた付属屋を解体しまして、その時の廃材です。。。

我が家は短冊型の敷地で、しかも袋小路状態になっているので、屋敷内から搬出することが容易でなく、

とりあえず、そのまま屋敷内に山積にしてました。

どうやってこの廃材を屋敷から出すか、は、頭の痛い問題だったのですけど

(資金さえあれば、業者さんにお願いして人海戦術でやればいいのですケドね

8年間も雨ざらしになっていた廃材を、これを機に薪にしている訳です

(だいぶ、廃材も朽ちてはいましたが、それでも意外に腐っていない木もありました。)

 

ちなみに、極寒気時の、薪の消費量ですが

一応ざっくり計量してみましたら、

1日、5~6回の薪くべ 1回につき15㎏~20㎏くらい燃やしている感じでした。 となると、1日、100㎏近く燃やしているかもしれないのです。1ヵ月で3トンも燃やしているのかも!・・・

うちにある古い廃材。

  

こんなでかい木も入っちゃいます。(直径8寸から1尺くらいの丸太)

ちょっと燃えにくいですけどね。

  

長さに関しては、細いものなら70センチ~90センチくらいまで楽々投入できます。

お陰であまり薪割りしなくて済みます(←それがまた魅力でもあったのでした。薪割りやるのが面倒なので!)

 

  

凡そ1ヵ月かけて出来た木灰

荒熱を取るために、甕に一時的に入れておく事にしました。

1ヵ月でちょうど一杯分くらい。

重さを量ってみると、凡そ10㎏くらいです。

 

これくらいの木灰が冬場、毎月出る、という事です。。。

 

 

我が家で薪ボイラーにせっせと薪くべするようになると

うちの息子が学校帰りに、いろんな木を拾ってくるようになりました

こんな長いのやら

こんな太いのやら。。。

この木、どうしたの?

と息子に聞くと

お友達と長い木を叩き割って、秘密基地に隠してあるのを持ってきたそうな☆

うふふ。

秘密基地ねぇ~

この木も計量してみると、6㎏近くあって、

それを色々工夫して持ち帰ってきた息子。

やっぱり男の子だね~

 

今はもう4月になりまして、気温も高くなってきましたけれども、

まだ雪がちらついたり、雨が続くと肌寒く、

床暖房は未だに稼働していますが、

最近は 1日 4~5回の薪くべ 1回につき 10㎏弱くらいに減りまして、1日 40~50㎏くらいになったかな?

 

お陰で

屋敷内に溜まっていた色んな木がどんどん無くなり

それらの処分費を考えれば、

浮いた灯油代と、掛かるはずだった処分費で、2年も薪ボイラーを使えば

ボイラーの投資費用の元は取れてしまう計算です

(問題は、燃やす木が無くなった後、どうするかなんですけどね。。。ご近所さんから薪になるような木を分けてもらえないかなーとか、考え中)

 

しかし、

ボイラーの元をとれたとしても、エネルギーとしてどうなのか?

 

薪の消費量をカロリー計算し

灯油ボイラーだけで床暖房を稼働した時のカロリーを計算して比較してみると

大雑把な概算ではありますが、

凡そ、2/3の薪燃焼エネルギーを捨ててしまっている計算になりました

ので、ほぼ焼却炉状態って訳です だめだこりゃ。

 

なので、間違っても

薪を買ってまでやってはいけない、という事ですな

 

という事で

この通り、自宅でいろいろな事を試みている訳なんですが

こういう経験はすべて設計に活かされるハズですので

今後の設計に乞うご期待 ?

 

 

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我慢できずに床暖房ON

2014年10月22日 | ◆実践:室内温熱環境・暖房・結露

先週14日の台風が過ぎ去ってから

日増しに寒くなり

それでも

火鉢なんぞで手を焙り

床暖房(或いは石油ストーブ)は

まだ使うまい!と

頑張っておりました。

P1110448

炭の年輪が白くなって綺麗だわ~

なーんてね

 

今年はボケの実が15個くらい実りまして

P1110264

(9月29日収穫♪)

  

色々調べてみると

この木瓜の実はとても美味しいのだとか。

効能もあるそうでボケ酒にしたり、

また、

ジャムなどにもされているようでした。

  

実際に木瓜の実を始めて採ってみると

堅くてカリンみたいな感じ。

ネットでレシピを色々調べて

今回は砂糖漬けシロップを

作ってみることにしました。

P1110363

左は生姜りんごジャム。

右はボケの実の砂糖漬け。 

  

季節の変わり目で

体調を崩しやすいこの時期だからこそ

こういったものを飲みながら

喉を守りたい!

と思いまして

頑張って夜鍋して作りました

(これらは息子の運動会前日に作ったもの)

  

   

木瓜の実を漬け込んでから

2週間程経ちシロップが出来上がったところで

実を取り出しますが、

そのまま捨てるのも勿体無い。

食べてみると

出し殻ですからゴワゴワして

美味しいとは言えない。

んー でも

何かに出来ないものかと

あれこれ考えて閃いたのが

そーだ!ピールにしてみよう。

P1110538

出し殻の実に

更にグラニュー糖をまぶして

乾燥させたのですが

これがめっちゃ美味い!

P1110525

木瓜の実のピールが出来上がりました

 

そして

木瓜の実シロップも

梅シロップみたいな美味しさで

お~ど~ろ~き~

あまりの美味しさに感動してしまいました。

P1110535

木瓜の実シロップ♪  

うっしっし

これは誰にもあげられませ~ん!

   

と、まぁ、

10月はずっと忙しくて

買い物に出掛ける時間も惜しく

家にあるものを食べ繋ぎながら

終わらない仕事をやっていたのですが、

 

日増しに寒くなる中、

小4息子は頑固として半袖を着続けるもんで

さすがに風邪を引きまして

それでも風の子で

外で遊び続けた結果、

昨日の月曜日には

発熱&頭痛&嘔吐でダウン

で、

学校は当然お休み。

 

ついでに

私もつられてダウン

 

やっちまいました。 

 

しかしっ

子どもってホント凄い回復力。

あんなに

「頭痛いよぉ~」って泣いていた息子だったのに

今朝になったらケロッとして

登校してました

 

しかし、私はそうはいきませんデス・・・

完全に体調を崩してしまいました。

  

先週は本当に寒かったなぁと思い

東御市の気温を調べてみると

15日から18日まで

一日の平均気温が7℃~9℃くらいしかなく

18日(金)の最低気温が-0.3℃だったそうです。

道理で

さ、寒かったわけです。

 

この寒さを火鉢なんぞで

耐えようとしたのが無謀というか、

やせ我慢でした。。。

灯油をケチって床暖房を我慢して

体調崩すくらいなら

さっさと暖房入れておけば良かった、、、

今更後悔しても遅いんですが

息子と二人でダウンした日より

ようやく床暖房ON! 

 

やっぱり

床が温かいと身体が一気に楽になりますネ。

(床でゴロゴロゴロゴロ

 

木瓜の実シロップや

生姜りんごシャムを

お湯割りして飲んでいても

寒さには勝てませんー。

 

ということで

我慢していた床暖房も

風邪をきっかけに

あっさりスイッチONにして

暖房の有り難みを感じつつ

火鉢を片付けましたデス(笑)

(火鉢はいずれ補助暖としてまた登場しますけどもネ

 

こうやって具合が悪くなると

健康な時とは違いますから

薪だ、炭だ、なんて言っていられなくなるので

やはり電気やガス、灯油など

スイッチポンで稼働する設備は

有り難いものです

 

なんでも便利で楽になればいい

ってものでもありませんが、

具合の悪い時などに

家が牙を向くようではやはり困ります。

  

いろんな場面場面で

時には厳しく

でも優しく守ってくれる家であって欲しいなぁ

なんて思ってしまいますね。

 

って

どんな家?

 

具合悪い時も職業病的に

家はどうあるといいのかなって

考え続けてしまって

全然、脳みそも身体も休まらないです

 

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今年もまた火鉢で補助暖♪

2012年12月20日 | ◆実践:室内温熱環境・暖房・結露

今年もまた火鉢生活はじめました。

12月14日には朝-10℃を観測。

そして今日もまた-10℃

P1260256

12月にこんなに冷え込むのは

我が家の観測史上はじめてです。

1月、2月なら、これくらい寒くてもいいのですけども。

 

そこで今年も

補助暖房として火鉢を出してきました。

P1260185

炭が無かったので

ホームセンターに売っていた岩手の切炭6㎏を購入。

P1260240

岩手の切炭。

これはいい炭です。

炭にも質、技術があることが

こうして実際に室内で炭火を熾してみると

よくよく判りました。

  

昨年使っていた炭と、臭気が全然違うんですもの!

  

この岩手の切炭はほとんど臭気が気になりません。

昨年までは、

うちの旦那さんは炭火にあまりいい顔しませんでしたが、

今年は文句を言いません。(ヤッター

P1260247

 

私達が実際に住んでいる家は

江戸時代の建物である主屋ではなく、

離れとして建っていた昭和の家をリフォームして暮らしています。

離れを全面リフォームして全室床暖房をして

且つ、24時間暖房をしていまして

安定した室内環境(しかも結露もほぼ無い)を

床暖房システムで実現はしていますけども、

低気密低断熱がゆえに

床暖房だけではやはり少し寒いです。

 

石油ファンヒーターも使っていますが

体はあまり暖まらない割に

不快な暖気。

 

そこで昨年から火鉢生活をはじめてみたのですが

この炭火が案外と心地よく

朝から炭火熾しをしているだけで

体がぽかぽか

もう止められません。

 

電化製品のように

スイッチを押すだけで着火するものに比べれば

炭火は火を熾さなければなりませんから

とても面倒なのに

この炭火の暖かさを知ってしまったら

やめられなくなってしまいました。

  

床暖房 プラス 火鉢

新旧暖房装置のコラボ。

どちらも輻射熱。いいかも。

 

火の取り扱いや、換気には十分注意が必要なので

安易にオススメ出来るものではありませんが

  

薪ストーブのような火とはまた違う炭火の良さに

ちょっと感動しています。

例えば、焚火は持ち歩けませんけども、

炭火は持ち歩けるとか。

 

薪ストーブの暖かさも経験があるので

その良さももちろん知っていますが

炭火は私にとっては新たな発見でした。

 

ということで、

今年は更に火鉢を増やそうと思ってます

  

P1260317

 

これまでに頂いた火鉢が

なんだかんだと5個くらいあり

この屋敷に元々あったものも合わせると

8~10個くらいもありますので

各部屋に置いておこうかな~と思いまして

P1260326

座敷用にと、でっかい火鉢を出してきました☆

この火鉢も頂いたものですが

よく見ると、底にこんな記載がありました!

P1260320

昭和17年11月購入

代金16円

信24号 

  

へぇ~ 信楽焼ね。 

   

16円って、今の金額に換算すると幾らくらいなんでしょう。

昭和初期の農家住宅が

信州ではよく2000円と聞きますが。

 

さて、ここまでくると

火鉢周りの道具を揃えたくなってきますね

まだ五徳もまだありませんし。

うふふ。

楽しみがまた一つ増えました♪

 

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火鉢生活2日目~事務所編~

2011年12月15日 | ◆実践:室内温熱環境・暖房・結露

昨日に引き続き、

今日は古民家の事務所に

火鉢を導入してみました☆ 

P1180833

 

更に、私のデスクの足元にも!

P1180844

うふふ☆

 

こちらの火鉢は両方とも、

昨年竣工した土蔵再生工事の時に、

お施主さんより

土蔵の中の物を処分されるというので

頂いてきた火鉢です♪

(その節はありがとうございました。

活用させてもらってます。)

 

私が、いそいそと

火鉢を用意していると

うちの旦那さんがとても心配そうにしておりまして

もし、海野宿で火災なんぞ

起すものなら

それこそ、大変なことになりますから、

万が一のことを考えて、

消火スプレーを用意。

P1180847

  

本物の火を直接

建物の内部に持ち込むというのは

やはり危険を伴うもの。

密閉式の薪ストーブとは違います。

  

用心用心 火の用心。

   

さて、

昨日、今日と火鉢を使ってみて

なるほど、

いろいろ感じることがありました。

 

火を起こすというのは

結構、煙も出ますし

空気も必要です。

室内で火を起こすのは

今の気密性の高い住宅でやるには

換気扇を回し、給気口を確保し、

その上でやらないと

危ないなと実感しました。

 

昭和の家の離れで炭火を起こす時は、

外へ出てやりました。

炭火がきちんと起きて

安定したところで

室内へ戻す

というのが、やってみて良さそうでした。

  

一方、主屋の古民家では、

我が家の場合は

保存建物ということもありまして

外壁の開口部は、気密性の高いサッシではなく

昔ながらの木製建具のため(木製サッシでもありません)

昭和の家の離れよりも、格段に気密が低いですから

難なく、

通り土間で炭火を起こせました。

煙は小屋裏の茅の方へ適当に流れて行くので

気になりません。

炭火が安定したところで、

事務所内へ入れました。

 

そうしましたら

所員nanaちゃんは、

「豆炭自殺って・・・」

なんて、物騒な話をし始めるではありませんか。。。

 

なんとなく、心配だったのでしょうね。

酸欠とか一酸化炭素中毒とか。

 

私も、炭火を見ながら

空気足りているだろうか

となんとなく、思いましたもん。

でも事務所は、確実に空気が流れているので

(揺れる暖簾でわかります)

大丈夫なはず。。。

 

そこで、思ったのは、

古民家の気密の低さゆえに

寒冷地の場合、

冬は半端ない寒さで

とても暮らすのが大変なのですが、

  

良く考えますと、もしかすると、

本物の火と共に暮らすには

この気密の低さ(つまり隙間)は必需なのではないか

ふと

思いました。

 

夏のためにも、冬のためにも

開放的で、隙間だらけの古民家は

実は、理にかなっていたのではないかと。

(もちろん、煙出しもありましたし)

 

しかし、

その本物の火を

暮らしの中から追いやってしまったがゆえに、

夏にはいいけども

冬はとてつもなく寒い

ということになってしまったのではないのだろうか?

 

うーん・・・でも、

囲炉裏やかまど、火鉢があっても

やっぱり冬は寒いかな?

 

本当のところ、

経験していないので、わかりませんが、

 

火のある暮らしと古民家は、

本当は切っても切れない関係であったのではないか。

 

火を追いやってしまったから、

暮らしが変わり、

建物も変わってきたと。

 

頭の中で

いろいろと

繋がって

 

そもそも

暮らしあっての

建物なのだと。

 

当たり前なのですが、

この「火」と共に

人間の暮らしがあったからこその

古民家。

 

今頃、気がついた(遅い!)。

  

あー!

火鉢のお陰で

私の中で、何かが、繋がったような気がします。

 

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火鉢のある生活☆

2011年12月14日 | ◆実践:室内温熱環境・暖房・結露

寒さが身にしみる季節になってきました。

  

私達が暮らしている家は、

昭和の家をリフォームした家(離れ)です。

  

そして、

  

仕事場の設計事務所は

水回りもなく、

断熱材も未施工の

未完成の古民家の主屋で

仕事してます。

  

離れは、

玄関から2階まで、全室床暖房完備

しておりまして、

弱で24時間運転しています。

それでも、

昭和の家ですから、気密も低く、

床暖房だけでは少々寒いです。

(比較的快適ではあるのですが)

  

そこで、

補助暖房にファンヒーターを1台、

朝と夜だけ使っています。

 

離れは、

もともと開戸のあったところをとっぱらい、

引戸だけの殆どオープンな空間として

使用しています。

それも、

全館暖房の発想により実現しているものです。

なので、

床暖房と、1台のファンヒーターだけで

とりあえず、なんとかなっているのです。

   

一方、

主屋の事務所ですが、、、

これが、結構、寒い。

まあ、未施工な部分が多いことに

起因しているもの、

ファンヒーター1台だけでは

耐えられず、

電気マットを各自用に足元に敷き、

膝かけをかけて

皆で

「さぶー さぶー」言いながら

仕事してマス。

 

ちなみに、

今朝の東御市の気温は、零下だったようで、

朝の主屋の事務所の室温は

1℃でした

  

毎年、冬を迎えるたび

この寒さを どーにかしないと

と思うばかりで、

かと言って

主屋を工事するのは

今は無理だしー

  

と、そんな時、

私、

ひらめいてしまいました

 

そーだ!

手あぶり(小さい火鉢)!

 

我が家には、

手あぶりから火鉢まで

たくさん、あった☆

炭も、

沢山在庫がある!

 

よぉーし

手あぶりで暖をとってみよう!

 

ということで、

土蔵から手あぶりを出してきまして、

炭火をおこして、

とりあえず、離れの家で試してみました!

 

P1180815

ちょっと炭火をおこすのは

慣れていなかったので

苦戦しましたが

(でも、一度できれば、コツはつかめます)

 

いやー

これは、かなりいいです!!!

 

やっぱり、

本物の火は

暖かさが全然違います。

 

薪ストーブの経験も私は実家であるのですが、

あの、暖かさは忘れられません。

 

こんな身近に

火鉢という手段があったなんて

かなり感動モノ

 

いやー

これ、いいです!

ホント。

持ち運びできるし。

 

明日は

事務所に、2つ手あぶりを

導入してみようと思います。

 

火鉢に鉄瓶~

火鉢で餅焼~

 

なんだか 

ワクワクしてきました☆

 

鉄瓶も、

そーいえば、20代の頃に買った鉄瓶がありました。

(あぁ、もうそんなに時が経ってしまったか・・・)

  

南部鉄のちょっと値の張る鉄瓶を

当時大したお金も無いのに

大奮発して買ったものが

押し入れで眠っています

いよいよ

出番かも!!!

キャー

 

只今、PCの隣に

手あぶりを置いてみているのですが

P1180832

その側で、

息子が宿題やっています♪

 

手あぶり、

あったかーい☆

いや、

暑いくらいです~

   

いいぞぉ

 

ファンヒーター

いらないかも。

 

いいかも

いいかも

 

早く、火鉢のある生活に

気がつけば良かった。。。

 

いいぞぉ~

 

妙に

いろいろ

納得してしまいました。

 

要するに

手と足さえ温まれば

暖かいんですものね。

 

しばらくの間、

床暖房+手あぶり(火鉢)生活

続けてみようとおもいます!

 

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我が家の冬の温湿度について

2011年02月02日 | ◆実践:室内温熱環境・暖房・結露

只今、夜中の二時過ぎ。

やらねばならない雑仕事(一応仕事)のため

夜な夜な 書類の印刷をしたり

ちょっと休憩に と

ブログなど書いて息抜きです。

  

こんな夜中ですが

祖母が トイレに起きた様子。。。

(夜中のトイレは、また転倒などしないかと心配です

  

今晩は、そんなにまだ冷えておらず、

一番運転している床暖房だけで、

室温がまだ20℃保っています。

よし よし

まだ仕事できそう~。

  

一方、古民家の主屋の方は

まだ未完成の状態のまま

仮設的に部屋を作って

事務所として使っているのですが、、、

かなーり寒いです

  

朝方の7時半頃の暖房を着ける前は、

室温が-2℃くらい

一応、ファンヒーターだけで

午後には18℃くらいまでは上がるのですが

足元が、、、さむーい

まあ、床は仮留め状態の床なので、

当たり前ではあるのですが。。。

  

昨日2月1日の外気温は、朝方の午前8時頃で

-10℃

P1130987

 

この時期は、こんなもんでしょう。

昨年は暖冬だったけれども、

今年は普通に寒いです。

   

床暖房を一日中つけっぱなしにしている

居間の室温は

P1130985

午前7時頃で、14℃くらいです。

問題なのは、相対湿度20%。。。

どうしてこんなに我が家は過乾燥なのか、

考えてみたいと思います。

  

*******************

  

夜間でも、ある程度の室温が保てる状態が続くと、

室内の空気中に

常に多くの水蒸気を含むことが出来ます。

(例えば、お湯に塩とか砂糖が良く溶けるのと

同じような感じです)

  

ですので、室温がある程度高ければ、

室内で発生する水蒸気をはじめ、

空気が乾燥していれば、

建物自体(柱や壁、床など)、そして家具等からも

水分が放湿され、

空気中に水蒸気が含まれた状態が続きます。

  

そして、我が家は

昭和の土壁の家 で、

気密が低い家でもあります。

玄関ドアは、どうしてもアルミサッシが嫌でしたので

木製建具にしたりしていまして、

隙間が少しあります。

ですから、自然換気が良好

  

と、どうなるかと言いますと、

外気の絶対湿度に近い

室内の空気になるわけです。

  

外気は、冬はとても乾燥しています。

室内の暖かい空気(生活上の水蒸気も含んだ空気)

そのまま換気によって排出され、

乾燥した外気と入れ替わることで、

室内は乾燥した外気に近くなります。

    

絶対湿度とは

乾き空気1㎏に対しての水蒸気量x[㎏]として

表示します。

 

一般的に湿度といえば相対湿度を言います。

専門的に言えば、

湿り空気の水蒸気分圧の、同じ温度における飽和空気の水蒸気分圧に対する割合を百分率で表したもの

ということになりますが、

これでは、なんのことだか

一般の方には分かりにくいですね。

  

例えば、

昨日の朝の温度で説明しますと、

外気が-10℃で相対湿度72.5%ぐらいでした。

これを絶対湿度で表しますと、

凡そ0.0012[㎏/㎏(DA)]

この外気を、そのまま室温と同じ14℃に暖めたとすると、

相対湿度は 凡そ12.5%くらいになるのです。

 

次に室温で考えてみますと、

室温14℃ 相対湿度が20%くらいでした。

その場合、絶対湿度は 凡そ0.002[㎏/㎏(DA)]。

この室内の空気を、外気温の-10℃まで冷やしたとすると

相対湿度100%、(露点温度)を超え

水蒸気の一部が凝縮し露を生じます。

(これを結露といいます)

実際には、室温14℃ 相対湿度20%の場合、

結露する温度は-7℃くらいです。

  

サッシの表面結露を考えてみますと、

サッシの表面温度を測ってみて

-7℃より下回っていれば、サッシの表面で結露する

ということになります。

  

我が家の場合は

一日中床暖房を入れている状態なので、

サッシのガラス面の表面温度は7℃くらい。

なので30年前のシングルサッシでも

結露しないわけなのです

  

逆に、

14℃の室温で、サッシガラス表面温度7℃の場合、

相対湿度凡そ62%くらいで結露します。

我が家の場合、相対湿度20%でしたから、

もっと加湿しても大丈夫ということになります。

  

しかし、いくら加湿しても、せっかく加湿した

水蒸気の含んだ暖かい室内の空気が

我が家の場合は気密が低い家のため、

どんどん外へ排出されてしまうので、

なかなか湿度は上がりません。

(加湿器を1台 稼働してやっと40%前後になるくらい)

       

ですので、換気をコントロールできるように

ある程度、気密性のある建物にすることが

実は、こういう理由で必要でもあるのです。

   

何℃で結露するのか、を知りたい時は、

湿り空気線図 というものを見れば

だいたいわかります。

私もこの湿り空気線図から

若干アバウトですけれども

絶対湿度等を調べて書いております。

  

話を元に戻しまして

何故、冬場の我が家は過乾燥なのか

といいますと、結局のところ、

  

1日中を通して(夜間も)室温が暖かで

気密が低く換気が良好だから

  

でした。

  

このような低気密、低断熱(?)住宅でありながら

全館床暖房且つ24時間暖房の我が家と

同じ環境になりやすいのは、

実は高断熱住宅で、換気管理されている家です。

  

高断熱の家であれば、

日中暖房をすれば夜間、暖房を止めたとしても

温度があまり下がらず、

我が家と同じ状況になるわけです。

  

高断熱の家と、我が家との差は

同じ環境を実現するために消費される

エネルギーの差です。

つまり、我が家は省エネではない、ということ。

  

省エネということを除けば、

別段、高断熱でなくても、

温度差の少ない住環境は

設備等の考え方次第で作れるのです。

    

よく高断熱の家は、過乾燥だとか、

はたまた

セルローズファイバー断熱は、

吸湿して過乾燥だとか、聞いたことがありますが、

ちょっと違うと思います。

断熱材の素材のせい ではないし、

高断熱だから、だけ でもないのです。

換気も重要な要因なのです。

  

それと、断熱関係の本を読んでいて

よく書かれていることが、

 

昔の気密の低い住宅で、

室内で水蒸気をたくさん出す生活をし、

そして、非断熱住宅の場合

結露する、

  

というような感じで書かれています。

  

これもちょっとおかしいな

と思っていました。

  

かなり気密の低い家

(隙間が目でみてわかるような家)

は、

室内で水蒸気をたくさん出る生活をしていても

気密の低さから自然に換気され、

室内が外気に近い状態なり、

絶対湿度が低いはず。

余程、暖房をガンガン焚いて消す

というような温度差を生じる暮らし方をしない限り

結露しないはずなのです。

  

むしろ、 

結露している家は、

中途半端な気密の家で、

(古くても見た目にあまり隙間を感じない

比較的気密がとれてしまっている家)

換気が出来ていない、していない家、

そして、断熱性の低い家(特に寒冷地では)

  

だと思うのです。

   

そこのところ

結構、いいかげんな解説をしている

一般向け断熱関係の本が実に多いし、

また設計士・建築家であっても、

適当なことを言っている方も多い。。。

断熱材の「材料ありき」の論や、

「高断熱高気密ありき」の方法論も

どこか皆、営業トーク。

次世代省エネ基準は、基準であって

それはそれ。

 

きちんと、原理さえわかっていれば

あとは応用、考え方なので、

それを考えるのが

設計者の役割でもあるかと思うのです。

    

最近、散歩などしていると、     

築 十数年くらいのごく普通の木造住宅で、

内部結露しているだろうな、、、

と思われる外壁を見ることがあります。

よーくみると

間柱のところだけ白くなっていて、

間柱間が、黒ずんでいるような外壁です。

(リフォームする時、カビて黒ずんだ

グラスウールが出来てきそうな感じ

   

断熱材のこと、

湿度のこと、

換気のこと、

そこのところをきちんと理解をしていなければ、

表面結露だけではなく、

内部結露を引き起こし、

ついには、建物を腐らせてしまう

という危機感を私は持っているので、

かなーり断熱材などには

神経質になっています。

  

構造躯体が腐ってしまっていては、

耐震どころではありませんし、

それこそ、デザインどころでもない。

ついでに、古民家再生どころでもない。

  

そして、

自然素材だから適当に吸湿して放湿してくれるだろう

というような、安易な、自然素材信仰も

よくない

と思っています。

  

それは、それこそ

本物の自然素材100%で成り立っていた

古民家ですら、

カビや湿気に悩まされている建物だってあったのですし、

腐ることもある。

  

そういう歴史的に経験してきたことを踏まえずに、

ただ自然素材だからと、安心してはいけないと

思うのです。

  

今日も長々になってしまいました。

ちょっと休憩のつもりが

つい、力んでしまいました~

  

そして、また祖母がトイレに行きました。。。

只今、午前3時半頃です。。。

やっぱり、祖母のトイレの回数が気になります。

むむむ 

 

  

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温湿度を測ってみる~結露のない住まいを目指して~

2010年01月18日 | ◆実践:室内温熱環境・暖房・結露

私達は昭和の家を改修して暮らしています。

こちらは住まい↓ でも私の仕事場でもあります。

Dscn7079

  

江戸時代の古民家の方は事務所として改修中です。

古民家の仮事務所です。↓

壁とか合板下地のままです。。。

Photo_4

  

昭和の家の方は、

壁は土壁で、断熱材は壁には入っていません。

天井と床には少しだけですが断熱材は入れてあります。

サッシは、昔のままで単板ガラスです。

そういうわけで、我が家は断熱性能も気密も低い昔の家です。

室内の仕上げは、壁は全て左官仕上げなので、

調湿性はいいです。

しかも土壁なので、

年中を通して、変な湿り気を感じたことはないです。

  

 

ところで我が家は、断熱性能が低い家だからこそ、

暖房設備は床暖房の全館暖房、そして24時間暖房をしています。

そうすることで、

ほとんど結露のしない家が実現しています

  

 

さて、今朝はいつもより少し寒い感じでしたので、

あちこちに置いてある温湿度計を見てみました。

P1060349

うちの庭のつつじも凍みてます。

  

朝8時頃で、

外気温 -7℃、相対湿度73%

Photo_2

   

室内温度は 居間 14℃ 24%

(床暖房は最低の弱で運転した状態)

2010118

うわ~ 過乾燥!!!

加湿器が止まっていて、こんなにも湿度が低くなってました。

その他の部屋は、

座敷 12℃ 28%

2階寝室 10℃ 38%

でした。

 

実は、各部屋の温度と湿度の関係は、

絶対湿度で比較しますと、ほとんど同じなのです。

つまり、室内の水蒸気はどこの部屋も

凡そ0.0025㎏/㎏(DA)なのです。

(湿り空気線図から読み取った数値なので、

正確な数値ではありませんが)

  

ちなみに、外気の絶対湿度は、

凡そ0.0017㎏/㎏(DA)でしたので、

外気の方が乾燥していることになります。

 

    

実は、古民家の方にも

温湿度計を置いてありまして、

そちらは、、、、、

!!!

室内-2℃ 湿度43% 

Photo_3

室内はマイナス。。。です。氷点下。。。

古民家の方は、まだ改修中ということもあって、

外気温と5℃しか差がありませんでした。

そんな寒い部屋で、仮事務所をやっているので、

そろそろ限界。

(と所員クンは思っているでしょう)

実は、寒さも問題ですが、

室温を上げるために暖房をすると、

機器類が結露するんですね。

仕事的にまずい。

   

古民家の方はともかく、

昭和の家の方は、シングルサッシでも、

全く結露していません。

湿度が低いせいでもあるのですが、

基本的には、全館暖房の24時間暖房のお陰です。

つまり、

ガラス面を冷やさなければ結露はしないので、

全館暖房の24時間暖房により、

ガラス面が冷える時間が無いのです。

  

今朝は、外気温と室内温度の差は21℃もありました。

結露していれば、ガラス面が凍っているはずです。

寒冷地では良くある現象。

でもうちのガラスは結露は全くなく、

清々してます。

Photo

  

朝は室温は14℃でしたけれども、

補助暖房のストーブを付けて日中は20℃くらいで

過ごしています。

古民家の方も、-2℃からストーブを付けて

日中は同じく20℃まで上がります。

  

結露する、しないは、

断熱化する、しない、とか、

断熱性能の高いサッシにする、しない、とか、

それだけではないのです。

逆を言えば、

断熱性能の高い家でも、結露はします。

   

結露でも、表面結露、壁内部でおこる内部結露

といろいろありますが、

うちのように、土壁で壁に断熱材が全く入っていない場合は、

内部結露の心配はほとんどありません。

また、土壁は蓄熱性があるので、

ガラス面と同じように、壁を冷やさないようにすると、

その蓄熱性が発揮されますが、

輻射熱を期待するほどの蓄熱は無理ですね。

  

自分の家の性能を良く知り、

それに合う暖房の仕方、

湿度のコントロールのための換気、

そして、温度湿度に関心を持って、

暮らし方を工夫することが大事です。

 

そうは言いましても、

やはり、効果の出る家を最初から計画しませんと

上手くいきませんね。

なんがなんでも高断熱高気密である必要はなくても、

断熱、暖房設備、換気、

更にイニシャルコスト、ランニングコスト、

などなど、

総合的な知識が欠かせません。

  

そのためにも、私達のような設計士が、

営業トーク的な宣伝に惑わされがちなお客様に代わって、

様々なことをトータル的に判断し、まとめていくわけです。

(ここが大事です!)

  

更に一歩進んで、建物の完成後も、

お客様と一緒に、家の様子を伺いながら、

暖房の仕方や結露のことなど、

ご相談に乗りながら、

より快適な暮らしを実現してもらえるよう、

お付き合いしていきたいと

いつも考えています  

   

追記  

過去の関連記事も宜しかったらご覧ください。

古民家の断熱材~当事務所の場合~(2009.2.17)

続 古民家の断熱材~当事務所の場合~(2017.2.5)

  

我が家の昭和の家のリフォームの様子については

こちら↓

昭和の建物 リフォーム

  

 

 

 

(k.m)

 

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