さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

油断ならない

2011年06月30日 | ◆いろんな事・・・

今朝、長野県松本市で地震がありました。

主人の実家のある松本市。

震度5強だということでしたので、

心配で電話をしてみると

あぁ・・・

食器の半分くらいは割れたとか

それはまだなんとかなるものの、

問題だったのは、

実家には主人のお兄さんの作った

鉄の彫刻 が沢山ありまして、

その彫刻が倒れて

動かすことも出来なくて玄関が使えない

という事態になっておりました。

  

(主人のお兄さん、、、

一応、美大で彫刻をやっていたそうなので

学生時代の作品が 実家に、ゴロゴロと・・・。)

 

とにかく、

鉄の彫刻で怪我をすることは無かったのが幸いでしたが、

地震後の片付けと、

彫刻の始末の手伝いに行かねば

です

 

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音楽会と散歩

2011年06月26日 | ◆海野宿での暮らし

先週の金曜日に

息子の音楽会がありました

P1150675

意外に学校の行事って多いのですね~

隔週ペースくらいでいろいろあります。

ですので、

旦那さんと交代制(?)で

学校の行事には参加するようにしています。

私はどちらかと言えば運動は苦手なので

運動系の行事には旦那さんに

文化系の行事には私が参加するように

しています。

   

共働きで自営業の私達にとっては

正直、こういう行事に参加するのは

結構ー辛い 

(有給休暇があるわけではないので・・・)

ぶつぶつ言ったりもしますが、

やはり、我が子の成長する姿を観るのは

嬉しいもの

 

音楽会では、

小学生でもこんなに出来るんだー

ちょっぴり感動して帰ってきました。

 

私も、むかしむかし

ブラスバンドを6年やってましたので

大勢で演奏する一体感や

皆と息を合わせ、合わさった時の

共振現象が起こったようなあの快感!

その雰囲気を思い出しました。

 

いやー

良かった!

息子もブラスやらないかな~

なーんて心では密かに想っていたりします。

  

さて、帰りは、

息子の通学路を一人歩いて帰りました。

  

いつも息子は学校帰りに

ママに~と

道端の花を摘んできます

そして

摘んできてくれたお花は

こうして出来るだけ飾っておきます♪

P1150650

どこでお花を摘んでくるのかな~

なんて、思い巡らせながら

通学路を歩いて帰ってきました。

   

 

P1150683

こちらは くるみの木 です。

実がついてます☆

  

東御市はくるみの産地

(日本一の生産量なのです!)

なので

海野宿の裏の畑のところにも

幾つものくるみの木を見ることが出来ます。

P1150686

海野宿の北側の風景。

蚕室造りの建物が建ち並んでいます。

そして

くるみの木と畑が広がってます。

 

海野宿の裏道をぐるっと回って

さて我が家まで辿り着くと

P1150701

おおっ

今日は観光客が多い~

こういう時は、さりげなく

観光客に紛れ込んで

皆さんの会話をちょっと盗み聞きしたりします。

エヘ。

  

よく耳にするのは

「店が無いねー」

とか、

「この先には、何もないねー」

とか・・・

 

  

うーむ

やっぱり伝建地区には店が必要なのだろうか・・・

思いつつ

うちでも、いつの日か

ギャラリー喫茶(?)付きの設計事務所

なるものを

夢見ていたりします。。。

  

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すだれの季節

2011年06月22日 | ◆海野宿での暮らし

今日は夏至。

早いものです。(焦

今朝、天気予報をみると

私達の暮らす東御市でも昼間は30℃を超えそうでしたので

主人に急遽、すだれを付けてもらいました

P1150662

南天の花がもうじき咲きそう。

  

P1150655

イチゴの葉が旺盛デス。

  

ちょうど小学1年生の息子が

学校で朝顔を育てているので

それならば

我が家でも朝顔すだれ挑戦しよう

ということになりまして、

ちょっと時期が遅かったのですが

種を蒔いておきました。

  

まだこんな感じ。。。

P1150664

スダレになるまでには

まだまだ時間がかかりそうです・・・。

  

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建築家 村野藤吾氏設計の蓼科別荘

2011年06月19日 | ◆古民家・伝統建築・その他見学

ちょうど一週間前の日曜日に

建築家 村野藤吾(1891-1984)<村野・森建築事務所>

の設計された蓼科の別荘を見学して参りました。

たまたまネットで

村野藤吾氏設計の別荘が売りに出ているという情報を得て、

これは、ちょっと見てみたい

という衝動に駆られて

家族と、所員nanaちゃんも誘って

蓼科まで行ってきました。

 

P1150531

持主さんと不動産屋さんのご厚意で

「文化的・芸術的価値を持つ別荘を、後世にその価値を伝える」ためにと

見学会が開催されていたわけですが、

なかなか、著名な建築家の設計された個人住宅(別荘)を

拝見する機会はそうはありません。

私みたいな建築士らしき方々も多く見学されていたようです。

不動産屋さんのご配慮で

設計図などの資料や、

村野藤吾氏の設計された他の物件の写真なども

用意されていました。

  

P1150561

聞くところによれば

こちらの蓼科別荘は、

昭和54年築(1979年)だそうです。

村野藤吾氏が設計された建物は長野県には

1978年 小山敬三美術館 (長野県小諸市)

1980年 八ヶ岳美術館 (長野県原村)

がありますが、

ちょうどその間に建てられた別荘ということになります。

そして、1984年に亡くなられる5年前にあたりますから

村野藤吾氏88歳頃の設計ということになります。

(おぉ・・・)

P1150560

 

(外観の写真のみブログに載せて良いとの承諾を得ております。)

  

建物の感想として、

昭和54年の建物ですので

それなりに老朽化はしておりましたが、

建材の使い方などは、とりたてて珍しい感じもなく

(多少、当時の時代性を感じましたが)

変な言い方ですが

いい意味で「普通」でした。

もちろん、「普通」と言っても

単なる一般的というのとは違うのですが

なんていうんでしょうか、、、

意外と普通なのです。

(あぁ、うまく表現出来ません!

その普通を感じる空間を作ることが

今や普通ではなくなっていると感じています)

 

現代の「自称」建築家達の方が

よっぽど奇をてらって雑誌映えするデザインが多いのに対し、

むしろ、この別荘は私には「普通」に映り

住まいとして好感が持てます。

(私にとって「普通」と感じるその普通ってなんぞや?

というと、話が逸れるので今日はやめます。)

一方、やはり外観のバランスはとても良かったです。

屋根の軽くみせる設計的配慮などは

参考になりました。

  

次は、うちから近い

小山敬三美術館にも行きたいなと思っています

 

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ジャムジャムいちご♪

2011年06月15日 | ◆おいしいもの

うちのお庭では、

下草の代わりにイチゴを這わしています。

P1080830

全く手入れをしていないわりには

よく実が付きます。

5月末頃から実が赤くなり始めて

P_1150397

6歳息子が一緒に収穫を手伝ってくれます。

今年も小粒なイチゴがたくさん採れました

  

うちのイチゴは

ものすごく 酸っぱい

ので

ジャムに最適

  

6月に入ってからは、

週に一度くらい

ジャムを煮てます。

   

旬のものの収穫というのは

一度にたくさん採れてしまうため

料理をするにも

保存食を作るにも

結構、忙しいことになります。。。

  

本当は、

そんなことをしている余裕は、

今は、

無い!

・・・

のですが、

赤くなっているイチゴを見ると

どうしても気になって

そのまま腐らせてしまうのも

もったいないし

結局、無理をしながら

夜中にジャム作り。

 

P1150619

木いちごジャムのような

甘酸っぱい仕上がり。

  

息子が

出来あがった沢山のジャムを見て

「ジャム屋さんになれそうだね」

な~んて。

(それは無理でしょー

    

しかし内心  

年老いて設計で生計が成り立たなくなったら

海野宿で

ジャムとか漬物とか地の物を売って

細々と暮らしていけないかなー

なんて、

考えることも、

たまに、

あります。

うふ。

  

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同業者さんからが多いこの頃

2011年06月13日 | こんな設計事務所です(^^)

P1090315  

どくだみの花が庭のあちこちで咲き始めました。

 

さて、

何故だか分かりませんが

意外と

同じ建築関係の同業者さんから

設計のお問い合わせが多いような。。。

今日この頃デス。

  

何故なのかしら。

  

先週末にもそんな同業者のお客様から

お問い合わせを頂きまして

ざっくばらんにお話をさせてもらいました。

 

お客様がおっしゃっていたのですが、

同業者だと告げただけで会っても貰えないところがあった

とか。。。

  

ですので、

私共に問い合わせ下さった時も最初から

「同業者なのですが・・・」

と、

えらく申し訳なさそうに申し出られたので

  

「あらー それならばいいじゃないですかっ」

  

と私はお答えしたのですけども、

  

他のところは

同業者だ というだけで

やりにくいと

敬遠されるらしいのです。

  

何故、同業者だと敬遠されるのかな

後で改めて考えてみたのですが、

きっと、

誤魔化し が

効かないから?

とかじゃないのかな、なんて思いました。

   

私達の場合は

全くそんな風に感じたことはなく、

(むしろ逆かも)

今までに

同じ建築士の免許を持った方の家の設計をしたこともありましたし、

某ハウスメーカーの社員さんの家や

何件か、同業者さんの家づくりに

携わったことがありまして、

何故、同業者さんからの依頼や問合せが

なんとなく続くのかなーと

自分でも実は不思議なのです。

   

そして、今回、お問合せ下さった方は

某建設会社の社員さんで

私達の設計事例を見て

いいなと思って下さったとのことで、

(有難うございます☆)

わざわざ遠方から海野宿までお越し下さいました。

 

さて、事務所でお話をした後に、

一昨年に竣工した小諸の別荘(古民家再生)

お客様と、うちの所員さんも連れて

(あと うちの息子も

皆で行ってきました。

  

(こちら小諸の別荘は、お施主さんのご厚意で

いつでも見学させてもらえまして

本当に有り難いことです。)

P1150468

南側に広がる畑☆

(写真の脇で、変なポーズをとっているのは

6歳息子です ぅー)

   

さて、小諸の別荘を見て頂いて

お客様がどのように感じられるのかも

気になるところですが、

むしろ

身内的な所員nanaちゃんには

どう映るのかも気になるところで・・・

栖風采プランニング設計の建物を

初めて見学したnanaちゃんの様子を

ちらちら横目で見ていたワタシ。

  

nanaちゃんの第一声は

「写真で見てイメージしていた通りです!」

とのこと。

  

ほ ほぅ

  

ということは

写真で誤魔化されていない

ということで

えーと、そうね

うん☆ 良かった~

(どういう納得?)

  

一方、お客様の方は

お仕事で施工管理をしている方なので

納まりなども

良くご覧になられていたようです。

   

nanaちゃんの方も

目をキラキラさせて

「私はここの場所に座りたくなります~」

なんて言いながら

いろいろ空間分析しながら

小諸の別荘を見学していたようでした。 

うちの事務所に所員として来てくれていることもあって

建物の志向が近いせいでしょうか。

とても納得されていた様子。

よかったよかった

(内心 ホッとしていたりします)

  

さてさて、いろいろありますが、

これをご縁にお客様からまたお声を掛かて貰えればいいな、

と思いながら

この日は仕事に戻りました

 

関連記事

小諸の別荘~古民家再生~

 

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専門家ですら誤用が多くなってきた建築用語?!

2011年06月08日 | ◆建築に思うこと

建築用語について、

今日は少し書きたいと思います。

(ちょっと辛口かもしれませんがお許しを)

  

建築用語は、一般の方にしてみますと

建築の「専門用語」になるかと思うのですが、

どこからが、専門用語で

どこまでが、暮らしの中でお施主さんでも知っている用語なのか、

ということを、

最近、いろんな場面で考えさせられることがあり、

改めて初心にかえって考えておりました。

  

木造住宅における構造部材の名称の場合ですが、

柱(はしら) は、誰でも知っているかと思います。

でも、

梁(はり) は、どうでしょう?

  

思い起こせば、私が大学に入学したばかりの時、

 という用語は知りませんでした。

(お恥ずかしい話ですが。)

    

同じように、

最近、お施主さんとやりとりをしている時に

気が付いたのですが、

梁などの横架材 のことを  

と表現された方がおりまして、

その時、はっ と思ったのです。

そうかー、、、

部材の名称は、専門用語でもあるのだから

まずは、その名称をきちんと説明してから

設計に入らないといけなかったな

今更、反省。

 

今の現代の住宅は、

柱の見えない大壁の建物ばかりですから

そのうち

 という用語すらも

専門用語になってしまうのかも。。。

  

更に、   

最近、震災関係のTV放送で

基礎(きそ)と土台(どだい)

の用語が間違って使われていたり、

  

更に更に

鴨居(かもい)のことを 上敷居?!

と言っていたTVもあったとか。

その言い方ってあるのでしょうか?

(どなたかご存知でしたら教えて下さい!)

   

ちなみに、うちにある建築関係書籍には

そのような用語が見当たらず、 

ネットで「上敷居」を検索すると、

フックの商品に上敷居用などど記載しているものが

ありました・・・(誰かが勝手に作った造語?)

   

更に更に更に、たまたまではあるのですが、

一般の方 向けに発行されている「古民家検定本」

という本を見ていましたら、これまた なんとっ

「本当は服をかける目的ではない長押(なげし)の種類」

という見出しがあるではないですか!

  

ど、ど、どういう意味?

  

いきなり、洋服を掛ける目的ではない、という見出しは

まるで一般の方の大半が本当にそう思っているのかのような

或いは、 

思っていない人にも、そう思わせてしまうような書き方で

私の頭はくらくらです

 

確かに、ハンガーなどを掛けてしまうことも多々ありますけども

その書き方って、どうなのでしょうか?

逆に一般の方に対して、大変失礼だと私は思いました。

  

*「古民家検定本」に記載されている“古民家の各部について”の文章には問題がかなりあると思いましたので、私は直接、執筆した方に、改訂本を出すようにと要請をしました。なんの返答も今のところありませんが・・・。

     

まだあります!

東関東大震災では

長野県の栄村も大きな被害を受けましたが、

栄村で被災された古民家を

応急的に安全性を判定する応急危険度判定士さんが、

(ボランティアとして協力している建築士さんです)

TVで、堂々と、

差(指)鴨居(さしがもい)のことを

二重梁(にじゅうばり) と説明されてました・・・

(その説明はまずいでしょう。。。焦)

  

多分、この建築士さんは伝統構法に馴染みがなく、

名称を御存知なかったと思われます。

  

でも、そういう方でも倒壊の危険性を判定してしまうんだと

んー

応急危険度判定士の講習の内容が気になります。

    

差鴨居という用語は

建築界の内においても、

分野別の専門用語?の部類になってしまっているのかも。

うーむ。

(しかし、私の学んだ大学では、

講義に使われた一般的な建築構法の教本に、

差鴨居の図解と説明が載っていましたから・・・

一応、基礎的な用語であるような気がするのですが。)

        

日本の伝統的な家屋が急速に失われ

今の新築住宅には和室すらない家も増え、

一昔前なら 多分、

多くの方が知っていたであろう用語が

これからは

「専門用語」になってしまうのか?!

  

という衝撃

   

このような時代になってしまったのだと

受け止めながらも、

このままでは非常にマズイ

と思いまして

急遽、

お施主さん向けにではありますけれども、

在来構法の構造の図解を描きまして

現在計画進行中のお施主さんには

図解をお渡しするようにしました。

  

(*既に竣工したお施主さんにも

ご希望でしたら今からでもお渡し致しますので

お知らせ下さい)

    

いろんな本、資料を探しましたが

意外に私達の求める図解が無い!

ことが わかりましたので、   

いずれ、造作材の名称や、

伝統構法の図解なども用意したいなと思ってます!

  

 

◆本記事に使った建築用語 (「建築大辞典」より)

 

柱(はしら):①屋根や床の荷重を支え、基礎に伝える役目を果たす鉛直部材をいう。<後略>

梁(はり) 柱頭の位置にある水平材で小屋組を支えるもの。側柱上にあって垂木を受けるものは特に桁(けた)という。<後略>

二重梁(にじゅうばり):①和小屋において大小の梁を上下に2本以上渡している場合、下から2番目の梁をいう。②大小の梁が上下二重に渡してある梁組み。

土台(どだい) 木造建築の柱の下部に配置して、柱から伝えられる荷重を基礎に伝える役割を果たす横材。<後略>

基礎(きそ) 上部構造からの荷重を地盤に伝える下部構造の総称。<後略>

鴨居(かもい) 和風建築の開口部で内法高に入る横材。引戸、引違戸を建て込むための溝が彫られる。<後略>

敷居(しきい):門の内外を限り、また部屋の区画を設けるために敷く横木で、建具を受ける横木を含む。<後略>

指(差)鴨居(さしかもい):通常の鴨居のせいは2寸ほどであるが、特にそのせいが7寸以上2尺ほどまでの鴨居をいう。<中略> 普通の鴨居が造作材であるのに対してこれは構造材でもあり、1間半以上3間ほどまでの柱間内の内法高の位置に入れられる。<後略>

長押(なげし):①長が押しの略。柱を両面から挟み付けて大釘で打留めて固定した横材の総称。<後略>②内法(うちのり)長押のこと。貫が使用され長押の構造的役割が減退するに従い、内法長押のみが残り意匠化し、室の格式を示す指標と化した。<後略> ③.④.省略

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旧横田家住宅の見学

2011年06月06日 | ◆古民家・伝統建築・その他見学

P1150365

昔の松代焼 のこね鉢に

水草や息子のおもちゃを浮かべて楽しんでます。

現在の復興された松代焼とは少々趣が違って

昔の松代焼は、淡い緑色の釉薬が掛かっていて

その優しい感じが、私は大好きです♪

  

さて、少し前の事なのですが

長野市松代にあります重要文化財「旧横田家住宅」の見学に行ってきました

旧横田家住宅は、城下町松代に残る中級武士の武家住宅です。

  

P1140964

こちら表門。

屋根勾配が急なので

一見、大きな門のように写真では見えるかもしれませんが

これが意外と低めで可愛らしい門でした。 

      

P1140966

表門を潜ろうとすると

すぐに茅葺の主屋が目に入ります。

農家型の民家とは違う趣。

惹き込まれます。

    

P1140969

式台から建物に上がります。  

*式台(しきだい):住宅における公式の出入口、すなわち玄関の前に設けられた板敷の部分。

        

P1140985

(玄関の間から表門をみる。)

建物に上がった瞬間にすぐに感じたのは、

簡素で品格を感じる空間。

何故かな、と室内を見まわすと、

柱が細めなのです。

柱が細いと柱の太さとのバランスで

他の造作材も細めになりますので

瀟洒な感じになります。

 

     

P1140978

こちらは土間。

    

P1140977

土間の上部。

  

農家型の民家とは違って

設計する上で、自分に何かヒントになりそうな予感。

それは、改めてじっくり観察しながら考えることにします。

     

P1140980

こちらは茶の間。

畳に炉が切られています。

   

P1150005

こちらは、座敷から見る北側のお庭です。

    

P1140992

座敷。

    

P1150027

そして座敷の南側のお庭。

   

P1150019

ちょうど、管理人さんから鯉の餌やりを

やらせてもらった息子☆

息子が鯉の餌やりに夢中になっている間に

お陰さまで私は

じっくり建物を見学することができました。

     

P1150023

南の間。

茶の間の隣の部屋です。

箱階段がありまして、

ここの部分だけ2階があります。

      

P1150045

外から眺めるとこんな感じです!

2階から庭園を眺めたかったな。

   

どこかで

こんな雰囲気の建物を見たことがあるような気がして

家に帰ってから探してみましたら

ありました。

群馬県の養蚕農家の「神楽口造り」と呼ばれている民家。

P1150441

こういう2階部分って

なんとなくワクワクします。

    

さて、今回の見学「旧横田家住宅」は、

私にとって久々に

心に残るいいなと思った建物でした。

やっぱり建築は足を運んで実際に空間を感じるところから

始めないといけないなと

改めて思いました。

(ここ数年、子供が小さかったりで

なかなか見学に出掛けられなかったので)

   

松代には今までも何回か訪れていますが、

まだまだ何度も訪れたいと思う町です。 

  

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