さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

『逡巡』を読む

2012年03月04日 | ◆本と雑誌

祖母の葬儀のために

先月、北海道へ帰り

また、同じ頃、

高校時代の同級生から突然連絡があったり

祖母のこと、祖母との思い出、

自分の家族のこと、北海道のこと、

色々ありすぎて、

敢えて、思い出さないようとしていたことが

強制的に思い出される日々が続き

どうしても、まだ、私の中では

いろんなことが消化出来ずにいます。

 

そんな時、偶然に連絡をくれた同級生の方から

せきしろさんの事を聞きました。

せきしろさんは、私から見れば

同級生ではなく、同期生?(多分)。

 

私は、全く覚えていない方だったのですが、

せきしろさんは、私のこと覚えていてくれたそうです。

私自身、高校時代、

自分が何組だったかということすら

覚えていない始末で、

同級生、同期生、記憶に殆ど残っていない。。。

 

せきしろさんは

驚いたことに

文筆家になられていたとのこと。

ウィキペディアにも紹介されていました。

せきしろ

 

でも、私は全く知らなくて

どんな本を書かれているのか

ネットで調べてみたのですが、

すぐには読む気分にはなれませんでした。

  

ですが、

最近出版された『逡巡』という本の

ネットでの書籍紹介文をみて、

なんとなく、気になり

買って読んでみることにしました。

 

P1200264

 

この本を読んでの感想は

また改めて書こうと思っているのですが

  

まさに、今の私に

相応しい本でした。

 

手に取るべき時に取った本

という感じ。

 

不思議なものです。

 

思い出が役に立つと

同級生の方が言ってくれました。

 

でも、その意味が私にはまだわかりません。

 

けども

この本との巡り合いは

私にとって良かったと思えるものでした。

 

一人っ子の私は、一人で過ごす時間が多く、

どこか空想、妄想?

そういう部分も持ち合わせているせいか

せきしろさんの『逡巡』には

妙な共感を覚えました。

  

不思議な気分です。

 

この本についての感想は

また改めて書こうと思います。

 

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戻ってきた本~修理報告書~

2012年02月22日 | ◆本と雑誌

今日はワクワクする?本のお話です。

P1200114

  

とかく、本の多い私達です。

旦那さんも、私も、

大学時代からの本をはじめ

設計事務所を開業してからは、

設計に必要な本や雑誌、カタログで

もっのすごい量の書籍に囲まれています

 

海野宿に来る前は

アパートで事務所をやっていましたから

とても本を置ききれず、

実家や親戚に本を置かせてもらっておりました。

 

最近、その預けておいた本を

引き上げてきたのですが

なにしろ

10年くらいも

親戚の倉庫に眠っていた本なので

どんな本を預けていたかも忘れておりました。

 

昨日、引き上げてきた本の箱を開けましたら

わぉ~

ごっつい、修理報告書が出てきました。

(宝の持ち腐れです・・・まったくもぉ )

  

P1200108

復刻 長野県の国宝・重要文化財 建造物工事報告書。

  

P1200104

思わず、中をパラパラ見ていますと

もう、なんだかワクワクしてくる自分に気がつきます。

 

旦那さんも私も一応、建築史(歴史)から

この世界に入って来ているので

下手すると同じ本をお互い持っていたりするのですが、

この修理報告書は

旦那さんが大学時代に購入したものだそうで、

すっごーい、よく、こんな高い本、買えたねー

なんて言いながら、

私は、見入っておりました。

P1200111

P1200113

ワクワク☆

こういうのを見てワクワクする設計士は

多分、少数派でしょう。。。

 

大学の研究室にいれば

こういう報告書は図書館や研究室にあるものですが、

こうして自営で設計事務所をやっていると

研究まではなかなか出来ませんから

このような書籍に経費をかけるのは難しいものです。

  

でも、海野宿で暮らすようになったのですから、

また少しずつでも、建築史系の書籍をそろえて

民家再生の設計に役立てていければと

と思っています。

  

  

~ 追記 ~

「修理工事報告書」について

下山先生のブログにも記載がありましたので

是非、参考にしてもらいたいと思いまして

抜粋しておきます。

これらの「保存修理工事報告書」には、その建物の建設年代、使用材料や工法・技法、他の類似事例との関係などの解説が、詳細に調査され報告されています。
「保存修理工事報告書」から得られる「伝統的工法」についての知見は、具体的かつ実証的で、技術的な面に限ってもきわめて大きなものがあり、その考え方の多様さ、事例ごとの様々な問題に対する工夫などは、現在の設計・施工実務にも十分通用する、多くの示唆に富んでいます。

しかし、この「保存修理工事報告書」は一般に市販されていないため、大学の研究室や限られた大図書館以外では、直接手にとって見ることはできません(古書店で購入できる場合もありますが、すべてではなく、しかも高価です)。
その結果、この貴重な資料は、活用の機会を限定され埋もれてしまっていると言っても過言ではありません。「報告書」を閲覧する方は建築史学関係の方々が主で、現在設計・施工の実務に関わっている方は、ほとんど利用していないようです(むしろ、利用できない状況と言った方がよいでしょう)。
それゆえ、この貴重な資料が、より広く、共通の知見として活用される方策が考えられてよいのではないでしょうか。

全文をご覧になりたい方はこちら↓

木造建築と地震・・・・構造計算用データベース?

  

  

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絵本 百年の家

2011年02月03日 | ◆本と雑誌

P1130983

先日、主人が6歳息子にと

『百年の家』という絵本を買ってきました。

しかし、この絵本は子供向けというよりは

とても深い絵本で、是非、

現代を生きる大人

(言い回しがちょっと変かな)

の方にも読んでもらいたい

と思う絵本です。

  

絵本から少しだけ抜粋します。

  

いままでの暮らし方を継がない。それが新しい世代だ。

だが、若さだけで、この家の古い家は、とりかえられない。

・・・

 

ーおっそろしく古い家は、いまどこにある?

じぶんの新しい住所が、わたしはわからない。

過ぎたるは及ばざるだ。このうえないものは、どこへ消えたのか?

・・・

***************

  

この絵本を読んで、

なんともいえない、胸の底から ずん 

と くるものを感じ

  

百年という月日がどれだけなものか

  

遥か昔の

その昔の

どんどんと深い歴史の中へ

引き込まれていきそうになります。

  

私達も今、

凡そ140年以上も前に建った古民家と

向き合って暮らしています。

  

そして、

90歳になろうとしている祖母と

暮らしています。

  

百年は長い。

そして、

私達が想像する以上に

百年の間には

いろんなことがあったでしょう。

  

長期優良住宅(200年住宅)

とか、

100年持つとか、

200年持つとか、

そういう売り文句を並べた

住宅の営業用パンフレット等

言葉で簡単に

100年、200年と言う方達が

建築界にはたくさんいます。

  

本当に

百年という年月のこと

実感としてわかっているのだろうか

  

いつもどこかで

憤りを感じながら、

日々、設計という仕事をしています。

  

****************

 

先日の天神講の時、

海野宿のふれあいセンターに行きましたら、

昔の海野宿の各家々の写真がありました。

昔といっても、

昭和50年頃?の写真のようでした。

伝建地区に選定される前の

おそらく調査時の写真だろうと思われます。

  

P1130958

ここに写っているのが、

今、私達が所有している建物の昔の写真。

この当時は、前所有者の方が暮らされてました。

前所有者の方は、今はもう亡くなられたそうです。

ご近所の方から聞きました。

  

いろいろなことを想います。

建物を「モノ」としてみてしまえば

それまでですが、

私も、この古い家を所有して

いろんなことを想像しました。

この家で、どんな人が暮らし

どんな生活をし

どんなことが起こっていたのか、、、

などなど。

  

私がしていたそんな想像と、

この絵本「百年の家」のお話と、

とても重なります。。。

  

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建築の前夜

2010年12月14日 | ◆本と雑誌

P1130149

  

先週末から

モーレツに喉が痛くなり

水分が飲めない

あくびも出来ない

これは明らかに変だと

今日は病院へ行ってきました

なんとなく、診察に時間がかかりそうな

予感がしたので、バッグに

「建築の前夜 前川國男文集」を

入れて行きました。

  

やはり予感的中。

病院は駐車場も満車で、

近くの福祉センターに案内される始末。

診察の結果、

点滴を受けることになり、

同時にいろんな検査も受け

結局、4時間も病院にいました

  

点滴を受けている間、

「建築の前夜」を読んでました

この本は大学時代に買ったもの。

私のバイブル的な本の一つ。

何度も、何度も繰り返し読んでいます。

  

またもや建築的 自問自答。

日本の近代建築家である前川國男の言葉の中に

こういうのがあります。

「ホンモノ建築は結局社会全体にホンモノを愛する心の醸成された時である。すなわち社会全体がホンモノとなって足を地につけた有機体として活動する時である。思えば遥かな途である。」

「日本精神の伝統は結局『ホンモノ』を愛する心であったのではないか」

「我々は日本古来の芸術を尊敬すればこそ敢えて似而非日本建築に必死の反対をなし」

  

考えさせられる事ばかりです。

  

実は、私達が手がける「古民家再生」も

(文化庁による保存事業ですら)

一見、伝統工法による伝統建築の修理・再生のように見えますが、

現行の建築基準法に立ち阻まれた、在来工法による修理・再生であることに、

どれだけの同胞達が気が付いているのだろうか、

と。

その時に、古民家再生も(文化財ですらも)

「似而非日本建築」の部類に含まれてしまう場合が

あるのではないかと。

「ホンモノ」という言葉も、

どれだけ真に捉える事が出来ているだろうかと、

苦悩するわけです。

  

これは、自問自答です。

  

こんなことばかり頭の中で考えていて

全然、体は休まりませんー

これも職業病・・・かも。。。

  

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保育園の新園舎~さくら・さくらんぼ保育~

2010年11月17日 | ◆本と雑誌

6歳息子が通っている海野保育園では

新しい園舎を建設中です

P1120527

(前にも書きましたが)

設計をしたのは、私共ではありません。

ので

建築関係者として、園舎に興味津々なワタクシ達は 

息子の登園の時に、

あたかも、

園児の親です~ 

建築関係者ではないです~ 

的な振りをして・・・

建設中の様子を見学したり写真を撮ったりしてます

(別に堂々と見学させてもらってもいいのですけども

なんとなく面倒なので・・・)

   

ところで、

海野保育園の新しい園舎の設計は、

「小川建築工房」

という埼玉県の設計事務所がされておりまして

なんと

うちの所員、nanaさんの母校である日本女子大学とも

関係があるようでした。

(おぉっー

 

nanaさんに聞くところによれば、

日本女子大学の1期生に

著名な女性建築家 林雅子氏がおられたそうで

(知りませんでした・・・)

2期生に名誉教授の小川信子先生が

いらっしゃるとの事。

  

小川信子先生は

子供の生活や保育施設についての著書などありますし、

小川先生と小川建築工房さんの

共同設計による保育園も幾つかあるようですので、

単に施設設計をされているということではなくて、

子供の生活や空間、

そういう子供を含めた環境の施設というものを

専門にされて設計されているのだろうと思うのです。

 

ですので、

今回の、小川建築工房さんの設計された

この海野保育園の園舎には

とても興味があるわけなのです

 

P1120508

  

前にも書きましたが、

海野保育園は、

さくら・さくらんぼ保育を実践している保育園です。

  

ちょうど、『チルチンびとkids』

(チルチンびと別冊33 2010年11月号)に、

さくら・さくらんぼ保育園についてのルポが

ありました。 ↓ ↓ ↓

P1120557

  

そして、

息子の通う海野保育園も、

全国保育実践交流連絡会の団体加盟園有志の中に

載ってました☆ ↓ ↓ ↓

P1120505

  

さくら・さくらんぼ保育とは

どんなことをしているのかと言いますと、

特徴的なのがリズム体操です。

  

6歳息子が保育園で覚えてくる

とリズム体操 を

家で披露してくれるのですが、

私には知らない歌が多かったので 

『さくら・さくらんぼのリズムとうた』斎藤公子著

を買いまして、

楽譜を見ながら一緒に家で歌ってます♪♪

 ↓ ↓ ↓

P1120560

  

こちらの本の中には、このような

さくら・さくらんぼのリズムあそび

の写真がいろいろ載ってまして

P1120561

これも、

  

P1120562

こんなんも、

  

P1120564

これも、

  

やってた、やってたー

同じような姿の子供達の運動風景、

ぐるぐる走りまわったり

海野保育園でもやってましたー。

以前に一度、

園でリズム体操の様子を見学していた時、

「お母さんもご一緒にどうぞー」

と誘われ

子供達と一緒にやってみたことがありましたが、

かなーりの運動量で

鈍っている体に堪えました・・・。

アタタタ。。。

  

さくら・さくらんぼ保育の本をよくよく見てますと、

本当は、

決して特別な保育論ということではないと

私は感じるのですが、

(私の小さい頃 やってたものも沢山ありましたので)

逆に、昔は当たり前だったことが

いつの頃からか、当たり前でなくなり、

なんていうんでしょうか・・・

当たり前だったことを、

敢えて提唱しなければならない時代なのだな、

思う訳なのです。。。

(なんだか建築にも同じようなことを感じたりします)

   

   

P1110980

P1120016

↑ の写真は、海野保育園の運動会の様子です。

日頃、園でやっているリズム体操の成果の

お披露目です

今年は、新園舎の建設で園庭が使えず、

田中小学校の体育館を借りての運動会でした。

  

このように

ぐるぐる思いっきり走り回る

リズム体操のためにも、

8角形の遊戯室が計画されているのですね

P1120518

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「白州正子"ほんもの”の生活」を読む

2010年07月03日 | ◆本と雑誌

またもや

5歳息子が保育園で 

性質のわるーい風邪ウイルスに感染し、

4日間も高熱が続き、、、

ついに、またーーー私も感染

(もう、勘弁して!)

  

保育園って

保護者が働いているなどの何らかの理由によって保育に欠ける児童を一日ごとに預り養育することを目的とする通所の施設。(ウィキペディアより)

なのに、

保育園に通い始めたばかりの息子は、

次々と病気にかかり、

働く母としては、非常に困ります。

保育園に通っていないときの方が、

仕事ができたかも 

  

そんな愚痴はともかく、

私も昨夜から発熱し、、、

今日は現場監理をお休みさせてもらい、

おうちで休んでいます。

こういう時は、また大好きな本を読みます

建築関係の本は読みません~

あれこれ考えすぎてリラックスできないので。

  

今日は、

私の中で只今流行っている 白州正子さんの本を

読んでました。

「白州正子“ほんもの”の生活」(とんぼの本)

P1090723

  

この本の中で

「どうすれば“もの”がわかりますか」

という問いに対して、

白州正子さんは次のように答えています。

   

「白州正子“ほんもの”の生活」(とんぼの本)より抜粋

まず長い間それに付き合うこと。人のものを見てばかり、人に訊いてばかりはダメ。自分が“もの”と付き合うこと。それには身銭を切って買うことです。博物館で解説を読み読み、眺めているだけは、いつまでたっても“もの”はわからない。買う時には人の意見に頼らず、選ぶ基準は自分に置くこと。

  

“もの”の部分を、

私の場合、

“建築”或いは“古民家”

と言い換えて読むと

全く同感だと思うのです。

  

(しかし、建築は モノ=動産に対して、

建築=不動産 でありますから、

モノとして捉えるべきではないですね)

  

私の場合はー

身銭を切る どころか

はるかに身の丈を超えながら、

古民家を取得し、改修し続け

毎日、古民家と向き合ってます。

  

設計をしていて、いつも想うことは、

自分が目指すところの建物に、

やはり自分自身がとことん付き合ってみないと

わからないことがいろいろとあります。

  

いつも、目の前に、その“もの(建築・古民家)“がある。

雑誌や、設計手法など本でいくら眺めていても、

もちろん、知識・情報として得るものはありますが、

もう一歩、何かが足りない。

本当のところ、実のところ、

そこのところが知りたい

  

たくさんの知識を身につけたいと思う一方、

一つのことにじっくりと向き合いながら

考え続けたい

  

建築を取り巻く状況の変化が激しいからこそ、

ものの見方、舵取りをしっかりしていないと 

  

具合悪くて休んでいるのに

結局、建築のことを考えてしまう。。。

はぁ~

こういう時は大好きな陶磁器の写真や

庭の草花を眺めているのがいいのかも。

P1090719

こちらは、トイレに飾ってある銭葵。

やっぱりお花はいいなー

  

(k.m)

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「風姿抄」を読む

2010年05月16日 | ◆本と雑誌

以前、現場の帰りに本屋さんで

何気なく手に取った本2冊

白州正子さんの随筆集 「風姿抄」と

「白州正子のすべて」(和楽ムック)。

読み始めたら 面白くてとまらない。

何度も繰り返し読んでいます。

P1090024

 

白州正子さんのことを今まで知らなかったのが

本当に悔しい  

ともかく、本が面白いというよりかは、

なんていうんでしょう。

まだ2冊の本しか読んでいませんが、

白州正子さんの物の見方、美意識に

私自身を重ねてみると、

何か近いものを感じるのです。

私自身だけでなく、私の母や祖母までも。

当然、レベルは白州正子さんの比ではない

ですけれども!!!

   

例えば、「風姿抄」というタイトルは

あとがきによると

世阿弥の『風姿花伝』に則ったものである

とのこと。

私のデスクの近くには

バイブル的な本を何冊か積み上げているのですが、

それら本の中の一つに

風姿花伝の本もあります。

P1090026

風姿花伝は、能の芸道論、芸術論であろうかと

思いますが、

私にしてみますと、

人が段階を経て物事を習得していく

手引きになるものの一つとして

バイブル的な本になっています。

   

この「風姿抄」と「白州正子のすべて」を読んでからというもの、

焼きもの、骨董、きもの、茶の湯、お花に

火が付きそう、、、

やはりそこら辺は程々にしておかないと、

時間もお金も今は全く無いし(泣)

それよりもなによりも

仕事に支障をきたすので 

しばらくは白州正子さんの本を読んで

楽しみたいと思います 

(今日もアマゾンで2冊注文してしまったー)

   

先週は、5歳息子が感染性胃腸炎にかかり、

息子の看病が終わった途端、

今度は私が感染、主人も感染。

散々な週でしたが、

具合が悪いことをいいことに

白州正子さんの本を読みながら

養生させてもらいました。

  

(k.m)

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伝統的建造物等保存の記録

2010年02月26日 | ◆本と雑誌

今日、東御市の教育委員会から

“海野宿重要伝統的建造物群保存地区 伝統的建造物等保存の記録Ⅱ 1997~2008”

が届きました。

P1070204

海野宿の修理事業の概要が掲載されています。

  

うちの主屋も平成17年度~19年度にかけて

修理をしましたので、載っています↓

P1070197

競売で買った海野宿の民家。 

廃屋同然 崩壊寸前 そしてゴミ屋敷だった主屋が、

よくここまで蘇ったものだと、

しみじみと

思い出されます。

辛かった~ 

そしてまだまだ続く、「屋敷の再生」

・・・

丸々3、4年は、この屋敷に時間をとられ

なんだかんだと

取得してからもう8年も経ってしまった。

!!!

なのに、まだ屋敷は荒れています 

時間はかかれど、

この屋敷をなんとかしてから

死にたいです。

(もう、死ぬんかいっ )

 

(k.m)

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「利休にたずねよ」 を読み終えて。

2009年05月23日 | ◆本と雑誌

第140回 直木賞受賞作 山本兼一著 『利休にたずねよ』

を、ようやく読み終えました。

始終、小説を読んでいるというより、

利休の美意識を感じながら、

自分に置き替え、設計に置き替えながら読んでいました。

最後の恋にまつわる節からは、

小説として惹き込まれて一気に読み終えましたが、

もう一度、最初の節の”死を賜る”を読み返して

本を閉じました。

   

侘び と 艶。

”艶”という表現が何度もありましたが、

建築設計を考える上で何かの ヒント になりそうで

私の中で、もやもやしています。

   

学生時代には、利休好みの遺構である 国宝の茶室

「待庵」に2度ばかり見学したことがあります。

そして今は、海野宿の江戸時代末頃の建物である

歴史的建造物に暮らしながら

古民家といつも向き合っています。

    

なんでしょう。。。

古民家には、侘び 寂び 枯れた 

そういう風情が元々あるわけですが、

それを、単に、保存的に再生するのとも違い、

また、その風情をいたずらに強調しすぎて

いかにもらしく 再生するのもどうかと思いますし、

かと言って、建築家のデザインの餌食になるのも

見ていられないし、

私達は、できるだけ不自然のないようにまとめようと

思うものの、それだけでは何かが足りない。

小説の言葉を借りて言えば

”艶” に通じるようなもの

そういうものが感じられればいいのかな、

と思ったわけですが、

それが一体、なんなのかは

暫く、私の中で思い巡らせることになりそうです 

  

(k.m)

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「利休にたずねよ」 2

2009年03月22日 | ◆本と雑誌

まだ、「利休にたずねよ」という小説を、

一文一句読み落とさないよう、毎日少しずつ読んでいる。

ちょうど、”三毒の焔” という節を読み終えた。

三毒 とは、仏法と説く害毒で、

貪欲=むさぼり、瞋恚(しんに)=いかり、愚痴=おろかさ

の三つを言うらしいのだが、

人が道を誤るのは、この三毒が原因だと、言う。

この節のお話は、古渓宗陳について書かれているが、

最後に、利休が宗陳に、

人は誰しも毒をもっており、

毒あればこそ、生きる力も湧いてくるのではないか、

肝要なのは毒をいかに、志にまで高めるかではないか、

と説く。

その言葉が、とても私の心に響いた。

高きをめざして貪り、凡庸でることに怒り、

愚かなまでに励まば、毒が志に高まる、

ということである。

                                 

この数年、

設計という仕事に対し、

出産、育児、そして、屋敷のことなどで、

少しのブランクを感じていたところだったので、

この利休の言葉に、鞭打たれたような、

そして、何か心の奥底から奮い立たせてくれるような、

そんな衝撃が走った。

                         

以前、何かの雑誌かなにかで、

年寄りの三種の神器というものがあって、

自慢、説教、愚痴 だという。

なるほどなーと思い、

三毒とは意味が違うのかもしれないが、

それも生きる力(もしかして毒?)なのかもしれない、

とふと思った。

年寄りの三種の神器は、

あまり気持ちの良いものではないが、

生きる力 だと思えば、

その毒も、受け手側が高めることができれば、

それが一番よいことなのかもしれない。

                        

ともかく

「利休にたずねよ」が、単なる小説の域を超え、

私の中で、いろんな想いがめぐり、

大切に読み続けている。。。

(k.m)

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「利休にたずねよ」

2009年01月31日 | ◆本と雑誌

ここ数カ月、時間をみつけては小説を読んでいる。

設計という職業柄、専門書、建築系雑誌、カタログなど

本に目を通すことは日常的であるけれど、

小説を読むことは学生以来、なかったような。。。

それだけ大学を卒業して以来、

建築という仕事にどっぷり漬かり、

ただただ現実を生きてきたような気がしている。

海野宿の屋敷を手に入れ、

子供を授かり、あれよあれよと過ぎ去った数年間。。。

それまで多くの時間とエネルギーを設計という仕事に

捧げてきたものが、一変して

日々、煩瑣なことをこなし、子供にも時間を捧げ、

気がつけば、

大好きなお酒も、映画も、趣味も、みんな一時休止。

そろそろ、息も続かなくなってきた昨年、

新人所員を雇ったりしながら、

ようやく最近、こまぎれであっても

自分の時間をほんのわずか持てるようになった。

映画こそまだ見れる時間はないが、

小説なら こまぎれの時間で楽しめる。

ほんのひと時の楽しみだ。

今、「利休にたずねよ」 という小説を読んでいる。

すっかり大学時代に学んだことを忘れかけていただけに、

この小説は、京都にいた頃のことを思い出させてくれる。

その描写は素晴らしく、

あちこち見学して歩いた名刹や町並み、

そして大学院で学んだゼミのことなど、

案外、思い出せることに自分でも驚く。

昔撮った写真を押入れからぴっぱり出したり、

昔読んだ建築専門書を読みたくなったり、

私自身の初心、原点に戻る、

そんな気分にさせられた小説でした。

(k.m)

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