さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

仕上げの色決め~タイルと和紙クロス

2010年06月20日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

長野市の土蔵再生工事の現場です。

P1090370

仕上げの色をそろそろ決めていく段階になりました。

設計段階である程度、仕上げは決めていますが、

工事見積りに影響の無い範囲

(いわゆる同等品扱いになる物)

の中から、

いくつか候補となるサンプルを取り寄せて

最後は現場で、実際の空間を見ながら

お施主さんに色サンプルを確認してもらいます。

P1090377

こちらは台所となる部分です。

天井は、和紙クロス(玉紙)で

壁の一部は、モザイクタイル(三協製陶)で、

他の壁は左官仕上げの わらスサ入りカルクフィール(プラネットジャパン)です。

  

タイルを選ぶ際、

ちょうど良くタイルが割り付けられるように設計するのですが、

真壁(柱の見える壁)の場合、

柱間という制約の中で

いかに綺麗にタイルを張り付けるか

とても神経を使います。

  

必然的に、タイルが綺麗に割りつけられる寸法の

商品を選びがちになりまして、

その一つが三協製陶のタイルなのです。

このタイルの寸法は

中途半端(?)な23角の3㎜目地なのですけど、

これが真壁には割と上手くいくのです。

ので、ここ最近

このタイルを良く使っています 

  

今回、決定した仕上げはこちら↓

(うちの玄関のいろんな物も

一緒に写ってしまってますが 

P1090472

奥に写っているタイルが

若干、まだ検討中ではあるのですが、

先日、若い作り手さんにお願いした手づくりタイルです☆

 

月曜日から床暖房の施工が始まるとのことで、

現場が綺麗に片付いて

まだ廻縁や巾木は付いていませんが

こんな感じになってます。

P1090485

皮のついていた丸太梁、

そして虫食いの跡が無数にあった梁でしたが、

見事、お施主さん自らサンダーかけをして

なんとか綺麗になりました

お施主さん、頑張りましたデス。

  

現場にはどんどん(?)材料が搬入されてます。

最近、これもうちの定番の仕様と化している

タモの無垢板の階段材。

側板、踏板、蹴込板、全てタモ材です。

贅沢だと言われんばかりですが、

できるだけ通常より安くお施主さんに出せるよう、

仕入れまでいろいろと工夫しています。

P1090475_2

こちらはトイレのカウンター用のタモ材。

P1090480

  

こうやって、どんどん現場が進行していくので

また断熱材の話が書けなくなってしまう~(焦)

  

P1090397

さて少し話は変わりますが、

お施主さんのお子さん達と

すっかり仲良くなった5歳息子。

いつもいつも息子がお施主さん宅にお世話になっておりまして、

働く母としましては、ご理解あるお施主さんに

本当に感謝です!

子供達はというと、田んぼにいる おたまじゃくしを

すくって遊んでいました。

楽しそう~

  

(k.m)

 

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