京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

助六のむらさき

2008-10-12 22:30:27 | ちょっと立ち話
目の覚めるような冴えた紫に会いました。

        
        花はオブコニカのような…
        葉っぱはノボタンを大きくしたような…


やっぱりオブコニカの仲間でしょうか?

        
        花の名前はわかりません。
        魅せられたのはこの色、いい紫色、江戸紫に近い色。
        (写真では色のよさが出し切れないけど…


もう一つ、魅せる紫を
花が大きいので、シコンノボタン(紫紺野牡丹)でしょうか。
シコンノボタン:ノボタン科熱帯アメリカ原産

        
        深い紫、助六の鉢巻を思い出しました。
        原産地の割には純日本的な色
        芸術的な蘂がいいネ

ちなみに:

「助六由緒江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)]
そうそうこの助六が結んでいるトレードマークの鉢巻の色です。

        
        この「助六由緒江戸桜」は歌舞伎十八番の中でも
        多彩な登場人物の多い華やかな舞台です。
        
        というわけで華やかな歌舞伎場面にちなんで
        まだ元気に咲いていた華やかなモミジアオイをおまけに
        

下町のフレンチレストラン

2008-10-11 23:25:56 | 美味しい♪
千駄木にある「ブラッセリー・フレール」のランチ。

        
        外観はフランスの田舎にあるレストランのよう。見過ごして
        しまいそうだけど、ぬくもりを感じる。
        


オードブル1:海老のサラダ

        
        オードブル2:魚貝のテリーヌ


メイン料理1:黒むつのムニエル

        
        メイン料理2:ポークフィレソテー


デザート:くるみのケーキ・バニラアイス・フルーツカクテル

ちなみに二人分のメニューですから

        
        フレールはこじんまりとしたアットホームなお店。
        シェフがご主人、接客は奥様のようです。友人の
        家を訪問したような気安さが魅力の一つ、勿論
        味は保障付き、くつろぎの食事タイムでした。

道ばたの猫

2008-10-10 23:11:40 | ギャラリー
佐竹茉莉子さんの道ばた猫の写真展です。

         
         案内状のアンニュイな猫には「ひまなの。遊んで」と
         セリフが付けられていますが、「ひまあ?そんなら見に
         来てよ」なあんて言ってるみたい。


           
           会場は谷中の喫茶店「乱歩゜(らんぽ)」
           入り口のドアーに案内ポスターがガムテープで貼られて

           
           街を歩くと猫たちがやたら話しかけてくるのだそうです。
           そんなわけで、写真展のタイトルも「猫が言うには…。」
           猫たちのセリフにニヤッ


道ばたの猫はカメラに収めにくいんです。私もよくご近所ノラにカメラを向けますが
ものすごく身構えられたり、すぐ逃げ出されたり、遠くからズーム専門。
佐竹さんは猫族に顔が利くらしく、どの猫も全然警戒していない、それどころか
猫たちと会話していたんですねえ、すごいことです


    
   谷中といえば江戸情緒の残る東京の下町。いい雰囲気の店が建ち並びます。
   左の店は「いせ辰」という有名な千代紙屋さん。

         
         老舗のお煎餅屋さんで、素朴なお煎餅を買いました。

         物言う猫たちに会って、古き良き下町風情を垣間見て
         楽しい写真展と街歩きでした。        
        

金と銀と薄黄色

2008-10-09 21:41:28 | 季節のことば
今、街中がキンモクセイの甘い香りに包まれています

    
    神代植物公園には大きな大きなモクセイの木がありました。
    甘い香りが高い空から降ってくるようです

         
         こんなにいっぱいの花を付けて、まだ開く少し前、
         でもむせるような香りです。

         
         キンモクセイと並んでギンモクセイ…と思ったら    
         「ウスキモクセイ」と書かれた名札が立っている。

         
         そういえば少し黄色味を帯びているかも。
         薄黄木犀という名前を初めて知りました。
         木犀は金と銀だと思っていた…

         
         近所を一回りするだけでもどれだけのオレンジのスプレー
         を吹きかけられたことだろう。

         
         キンモクセイ:モクセイ科中国原産

         木犀の金の着崩れはじまりぬ  加倉井秋を

天竺牡丹(てんじくぼたん)

2008-10-08 22:19:22 | 季節のことば
ダリアのことです。神代植物公園のダリア園。
ダリアにもさまざまな種類があるんですねえ。

        
        福美人
         外側の花びらは紅色になるみたい。


ザクロボール
 いわれてみればザクロのイメージ。ポンポン咲き。

          
        ヒフミ
         中心が黄色、外側がピンクのツートングラデーション。


ミズノアール
 黒が買った臙脂色が大人っぽい。

        
        浮気心
         開ききっていない中心部と外側の大きな花びらの
         雰囲気が違うからかな、珍しい命名。


ミセスハロルドクーパー
 なんと見事な紅白の染め分け 絞り染めのよう。

        
        超人
         どこが超人なのかなあ、繊細に見えるけど。


キューティ
 確かに元気はつらつで可愛い

        
        ラベンダージャイアンツ
         ホントに大きい、花びらが流れ落ちるみたい。

ダリア:キク科メキシコ原産。メキシコの国花だそうです。
  世界中に2~3万を越える品種があるそうで、品種数は花の中でNo.1と言われています。

ダリア見し目の華やかに見返しぬ  稲畑汀子        

秋バラ

2008-10-07 22:29:15 | 季節のことば
神代植物公園の秋バラが咲き始めました。

秋バラは花は小さいけれど、色鮮やかで香りも強いそうです。

        
        マリアカラス
         春より花は確かに小さいけれどその分たくさんの花
        

神代植物公園では今日7日からバラフェスタが始まりました。
そのせいか、名札のない株が多々あって、全く名前がわからなくて…

        
        イントリーク


フレンチレース

        
        涙のような水玉を一粒たたえて…名前わかりません


オールドローズのような咲き方、紫のバラ、名札なし。

        
        名札はなかったけれど、わが乏しい知識でシカゴピースかな?


ムーンライトセレナーデ 


        
        最後はミスターリンカーン で〆てもらいました。

10月後半の方が花が咲き揃っていることでしょう。
  それでもたくさん写真を撮りすぎて整理がつかないくらい。何度も
  見ているのに名前が覚えられません。名札頼りですから、全部に
  名札を立てて欲しいナ

たかがドーナッツ、されど…

2008-10-06 22:19:37 | 美味しい♪
「クリスピークリームドーナッツ」が15分位並べば買えるようになりました。

          
          2006年12月、新宿サザンテラスに日本1号店がオープン。
          当初はいつ行っても長蛇の列、1時間半位並ばないと買えませんでした。
          この頃は夜6時頃に行くせいもあるのか、10~15分位でOK。

        
        基本のドーナッツ、「オリジナルグレーズド」
        順番を待っている間に出来立てのこのドーナッツを一つ
        試食させてくれます。出来立てってすごいです。
        口の中に入れるとシュワ~と溶けちゃう感じ

        
        「チョコレートグレイズド」と「チョコレートアーモンドクランチ」
        新宿サザンテラス店には14種類のドーナッツがあって、どれに
        しようか…

        
        「グレーズドクルーラー」
        チョコレートのクルーラーもありますョ。

        
        「シナモンアップル」
        リンゴ大好きな私としてはほおって置けない。
        リンゴ部分にちょっとがっかり。
      
        やっぱり基本の「オリジナルグレイズド」がシンプルで
        飽きがこない美味しさだと思う

レモン哀歌

2008-10-05 21:57:15 | 季節のことば
私の大事な、そして大好きな蔵書の一冊に「智恵子抄」がある

        
        「智恵子抄」は1941年(昭和和16年)8月20日に
        龍星閣から第一刷が出版された。
        私の手元にあるこの「智恵子抄」は昭和33年に出された
        五十一刷目の決定保存版である。

        
        朱染特織絹布製で、見返の切り絵は智恵子の作品である。

           
           「ウサギの餅搗き」

        高村光太郎は妻・智恵子が心を病んで入院している時に、
        折り紙を折る事を勧めた。折り紙は智恵子の芸術感性に
        ぴったりはまって、次々と色紙を使って絵を描き始めた。
        勧めた光太郎自身が智恵子の見事な作品に驚いて、紙絵と
        名づけたのである。

        
        「ガラス器の中の野菜」
        紙絵の一枚一枚に光太郎への愛が満ちている。
        たくさんの作品を生み出したが、それは光太郎にしか
        見せなかったという。目に入るものを次々と紙絵にして
        いったのではないだろうか。紙絵で光太郎と会話をして
        いたのだと感じた。

        
        3年ほど前に智恵子の紙絵の作品展を見に行ったことがあった。
        かくもたくさんの作品を残していたことに驚いた。
        この「コーヒー挽きとコーヒー豆」が私は好きだ。
        コーヒーをがりがりと挽いたのは智恵子なのか、香りが
        漂ってくる。3粒のコーヒー豆が可愛い。

 そんなにもあなたはレモンを待ってゐた  
 かなしく白くあかるい死の床で
 わたしの手からとった一つのレモンを
 あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ
       :
       :          
              「レモン哀歌」高村光太郎 より

 光太郎の持ってきたレモンをトパァズ色の香気をたてて噛んだ智恵子は 
 一瞬正気に戻り、数時間後に静かに息を引き取った。
 1938年(昭和13年)10月5日のことである。レモン忌と呼ばれている。            

横浜物語

2008-10-04 23:14:41 | 小さな旅
横浜美術館で「源氏物語の1000年」を観たあと、横浜をぶらぶら。

        
        山手でまずランチ。
        港を見下ろす「十番館」でレトロな雰囲気を味わって。


その名も「黒船カレー」
器の下にご飯がはいって、上から牛挽カレーがかけてあります。
薄焼きのお煎餅のようなものをパリパリ割って上に乗せるのだそうです。

        
        デザートはクラシックなプリン、その名も「プリン・ロワイヤル」       
        盛り合わせてあるアイスクリームもコクがあって美味しかった

       

「港の見える丘公園」からベイブリッジを眺めて。

        
        日向ぼっこをしている猫をからかって


山下公園前のホテル・ニューグランドへ。
ホテルニューグランドは今年80周年のアニバーサリーだそうです。

        
        ホテル・ニューグランドに寄ったのはこれ
        テイクアウトのみ、1日50個限定の「ビーフパイ」
        サクサクのパイの中にコンビーフ状の国産牛がたっぷり
        詰まっています。

        古くて新しくて、いつでもエキゾチックな開港の街。
        横浜の独特なカラーがいい雰囲気で、好きなんです。
       

「源氏物語の1000年」

2008-10-03 22:00:41 | ギャラリー
横浜美術館で王朝のロマンに浸ってきました。


    
 紫式部が源氏物語を書いたのが1008年。今年は丁度1000年目になります。
 記念のイベントがいろいろ行われているようですが、この特別展では源氏物語を
 ベースにした源氏絵や、写本、道具などが展示され、豪華絢爛です。

       
       源氏物語扇面散屏風・土佐光信に近い画人(←) 室町時代後期
      
      
       源氏物語図屏風・狩野春川院養信 1826年

鎌倉から近世にいたるまで実に多くの源氏絵があるのに驚かされた。
江戸以降の作品は色も鮮やかで一層の華やかさです。
源氏物語が1000年の間、さまざまな形で読み、描かれ続けてきた系譜が
よくわかる展示でした。

            
            源氏物語の世界をうろうろと2時間
            ちょっと疲れました。