京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

スペインの旅 ― №1 ガウディ

2008-10-27 21:12:22 | 
スペイン第一歩はバルセロナ。
バルセロナと言えばガウディ。まずはおなじみのサグラダ・ファミリア(聖家族教会)へ。

        
        ガウディが教会の建設に係ったのは1891年頃100年を
        費やす計画ではあったが、途中でガウディが事故死。
        経済的理由もあって、一時中断していたため、未だに完成せず
        今でも工事中。入場料を払う工事現場は世界にここ一箇所とか


クレーンが塔の一部かオブジェのように林立している。

        
        正面入口は誕生の門。キリスト誕生の物語を彫刻で表現。
        ここの楽器を奏でる天使6体は日本人彫刻家外尾悦郎氏の
        作品だそうです。

 
内部も勿論工事中。奥に見える格子は鉄骨が組んであります。祭壇のステンドグラスの前にも
工事用フェンスがあって、近くまでは行けません。

           
           これはガウディの発想の原理。中心に重りをつけた紐を
           放物線様に垂らして形を作った。それを逆さまにした
           状態に積み上げていったとか(上部に鏡を垂直に取り付け
           てあり、発想の原理が目視できるようになっていた)

        
        正面から入って内部を廻って左手奥に出てくると受難の門。
        勿論ガウディの死後に作られたもので、誕生の門とは全く
        趣を異にして、直線的。

サグラダ・ファミリアに続き、ガウディ作の、これも世界遺産のグエル公園へ。  
  ガウディのパトロンであったグエル公爵がバルセロナの山手に分譲住宅として
  ガウディに設計を依頼。しかし住宅は2軒しか売れなかったとか。
  公爵はここを市に寄贈、グエル公園となったということである。


波打つ壁の向こうはベンチです。

        
        コレが内側のモザイクのタイルをはめ込んだベンチ。
        広場を囲んだ長~いぐねぐねベンチ。
        タイルがキレイ

            
            公園の入り口を見下ろすと、おとぎの国のような建物。

        
        このベンチの下は入口から階段を登った正面ホール。
        天井にもモザイク画。

 
        
石ころがごつごつ貼り付けられたアンバランスな傾き、
椰子の木のイメージなんだそうです。
廊下というか、橋…

もう一つ、世界遺産の集合住宅、カサ・ミラ。
  モンセラットの山の曲線をヒントにガウディがデザイン。

        
        車窓からなので、うまくカメラに納まりませんが
        波打つ壁面は解ると思います。
        中もユニークらしい

ガウディが手がけた建物はまだありますが、くだんのグエル公爵邸も
  勿論ガウディの作品。初期の頃だそうで、外観は普通に見える。
  現在は劇場博物館になっており中は見られませんが、やはり世界遺産です。

  公園は楽しかったけれど、くにゃくにゃの家の住み心地はどうでしょうか