京恋し

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スペインの旅 ― №3 憧れのアルハンブラ宮殿

2008-10-29 23:31:06 | 
ン十年前には行けなかったアルハンブラ宮殿、憧れでした




      
      13世紀中ごろ~2世紀に渡って、グラナダ王国の宮殿として
      作られたアルハンブラ宮殿はイスラム建築の最高傑作と言われている。
      
           
           イザベラ女王の孫であるカルロス5世の宮殿
           グラナダ王国を制圧した彼はイスラムの宮殿の
           ど真ん中にルネッサンス様式で自分の宮殿を
           立ててしまった。四角い建物の円い中庭。

       
     ライオンの中庭と呼ばれる部分。まんなかの噴水のまわりに
     12頭のライオンが据えられており、一時間ごとに一頭づつ
     ライオンの口から水が出る、時計の役割をしていたという。
     ただ今修理中、ライオンはここには一頭もいませんでした。


この中庭のあるライオン宮は王様の住居。
124本の大理石の細い柱には緻密な装飾が施され、なんと優美で豪華なこと。


柱の模様が全部異なっている


しかも大理石も白大理石というから透明感のある輝きさえ感じさせる


             
             まるでレースのような繊細な豪華さ




宮殿内の道にも色石で模様が描かれている。
左下は階段。右下のモチーフはザクロ。グラナダはザクロのことなんだそうです。

               
               アラヤネスの中庭。 
               真ん中にある池の両サイドに植えられている
               天人花という木をアラヤネスという。
               鏡のような池に映る正面の建物は大使の間。

          
          へネラリフェ離宮という夏のための王様の住まい。
          アセキアの中庭。アセキアは真ん中の堀のこと。
          両脇は噴水。

          この噴水の水音に心魅かれたフランシスコ・タルレガが
          作曲したギターの名曲が「アルハンブラの思い出」である。
          ギターを始める動機のひとつがこの曲への憧れである人は
          たくさんいることだろう。
          誰もがすぐにあの哀調を帯びたトレモロを思い浮かべること
          ができるに違いない。
          何を隠そう、私もこの曲あってアルハンブラに憧れていた
          のだから。ギターはフォークのみで没だったけど。

               

とうとうアルハンブラに来た足取りルンルン、酔いました