ー美しき女性印象派画家ー
ベルト・モリゾ展
モリゾのみの作品展は本邦初です。
今年初めに東京都美術館で開かれた
オルセー美術館展のポスターで
ベルト・モリゾの名と絵を知ってから
モリゾの絵を見たいと思っていました。
その時の絵はこれ。「菫のブーケをつけたベルト・モリゾ」
師であるマネがモリゾをモデルにして描いた作品。
モリゾってきれいな人だったんだなあという印象。
「夢見るジュリー」 「桜(さくらんぼ)の木]
ジュリーはモリゾの一人娘。モリゾは師・マネの実弟ウージェーヌ・マネと
結婚しました。ジュリーの姿をたくさん描いています。これはジュリーが
16歳の時。この翌年、モリゾは54歳で亡くなりました。
「桜の木」はルノアールやモネの絵を思い出させます。
「今までにない独自の展覧会を開く」というスローガンのもとに
それまでのサロン主義に対抗して、ルノアール、モネ、シスレー、ドガなどが、
集結しました。モリゾもそこに参加し、1874年第一回印象派展に出品。
ジュリーを出産した年の一回だけを除き、全回出品を続けたのです。
モネやルノアールとの交流を通してお互いに影響し合っていたことは
想像にかたくありません。
「ブローニュの森の湖にて」
モリゾの姉のエドマもモリゾと一緒に絵を学び結婚
するまで画家として活躍していました。
エドガの二人の娘、ブランシュとジャンヌを、また
庭や散歩道や、日常的な風景を描いています。
上流階級の女性が教養として絵を習うことは認められ
ていても、職業として画家になることは許されない
時代に、印象派画家として確かな足跡を残していた
ベルト・モリゾ。穏やかで、しかも強いタッチの
作品に出会えました。
個人所蔵の作品が多いので容易には次というわけには
いかないようですから、興味のある方はお見逃しなく
ベルト・モリゾ展
モリゾのみの作品展は本邦初です。
今年初めに東京都美術館で開かれた
オルセー美術館展のポスターで
ベルト・モリゾの名と絵を知ってから
モリゾの絵を見たいと思っていました。
その時の絵はこれ。「菫のブーケをつけたベルト・モリゾ」
師であるマネがモリゾをモデルにして描いた作品。
モリゾってきれいな人だったんだなあという印象。
「夢見るジュリー」 「桜(さくらんぼ)の木]
ジュリーはモリゾの一人娘。モリゾは師・マネの実弟ウージェーヌ・マネと
結婚しました。ジュリーの姿をたくさん描いています。これはジュリーが
16歳の時。この翌年、モリゾは54歳で亡くなりました。
「桜の木」はルノアールやモネの絵を思い出させます。
「今までにない独自の展覧会を開く」というスローガンのもとに
それまでのサロン主義に対抗して、ルノアール、モネ、シスレー、ドガなどが、
集結しました。モリゾもそこに参加し、1874年第一回印象派展に出品。
ジュリーを出産した年の一回だけを除き、全回出品を続けたのです。
モネやルノアールとの交流を通してお互いに影響し合っていたことは
想像にかたくありません。
「ブローニュの森の湖にて」
モリゾの姉のエドマもモリゾと一緒に絵を学び結婚
するまで画家として活躍していました。
エドガの二人の娘、ブランシュとジャンヌを、また
庭や散歩道や、日常的な風景を描いています。
上流階級の女性が教養として絵を習うことは認められ
ていても、職業として画家になることは許されない
時代に、印象派画家として確かな足跡を残していた
ベルト・モリゾ。穏やかで、しかも強いタッチの
作品に出会えました。
個人所蔵の作品が多いので容易には次というわけには
いかないようですから、興味のある方はお見逃しなく