京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

はんだ山車まつり

2007-10-06 23:51:22 | 小さな旅
愛知県半田市の山車まつりに行ってきました。

朝5時に家を出発 家に帰り着いたのは午前0時
ただ今、日付が変わってしまいました。

         
         5年に一度、31台の山車が勢揃い。壮観


各地区から集合会場まで、市中を引いて行きます。
この山車は「福神車」といい弘化3年(1846年)に作られたもの。
大正時代に改修されていますが、七福神などの彫刻が見事。
脇に垂らした赤い幕(大幕)の上の部分を水引というみたいですが
この山車の水引は松に鷹の刺繍です。
追幕は緋羅紗に花鳥の刺繍

         
         ここが、山車が続々と終結する「さくら会場」
         一席6000円の桟敷席が正面に作られています。


亀崎地区の「青龍車」
獏の彫刻も彫られているとか。水引は朱雀。
紺地の大幕はめずらしい。重厚な感じ。

         
         「旭車」
         大幕は緋羅紗地に豪華に刺繍されているのは
         当地出身の新見南吉の童話のイメージ。

         山車の上段の後にかけられた幕を追幕という。
         この山車の追幕は奥という文字に波の刺繍
 

「花王車」
水引は鶴の刺繍、追幕は緋羅紗地に大湯組の文字。
本子車とこの花王車は昭和の作。

         
         「護王車」
         「護王の夢物語」の彫刻にちなんで「護王車」と名づけられて
         いるが、その他にも多数の彫刻が施されている。
         水引は鶴の群舞の刺繍。追幕は五色の几帳。


31台が勢揃い。これから、立ち入り禁止の縄がはずされます。
そばまで近づい見ることができます。

         
         パンフレットを片手に一台一台確認…
         なんて余裕はありません。
         何万人の人が集まったのでしょうか、
         カメラを構えるだけでも大変。


圧巻です。水引や大幕、追幕の刺繍も豪華ながら
前棚に飾られた人形やからくりも素晴らしいものです。


         
         間近でよくよく見たかったのがこの南吉の童話の刺繍
         牛は「牛をつないだ椿の木」かな。「おじいさんのランプ」
         勿論「ごんぎつね」もあります。
         華麗ながらかわいい


勢揃いした山車が2回に分かれてからくりが披露されます。
その後解散、山車は夜の集合場所2箇所に分かれて移動します。

         
         名鉄知多半田駅前。6台の山車が集まり
         またからくりを披露します。


その後、提灯の取り付け。中はろうそくでした。
脚立に乗って差し出される提灯を一本づつ取り
付ける作業も大変そう。
      
         
         ろうそくの灯が風にゆらゆら、
         幻想的な山車となりました。