goo blog サービス終了のお知らせ 

京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

「おもしろく縫へる袋」

2014-08-03 22:22:38 | ちょっと立ち話
手縫いの可愛い袋、しかも中身の詰まった袋をいただきました。

        
        西瓜の柄の大小の袋。わざと出した脇縫いのラインが差し色。

        
        黒地の西瓜柄袋には赤い裏地、その裏地をわざと出してアクセントにしている。
        袋を開くと、キティちゃんの缶が。風月堂とサンリオがコラボした、キティちゃんの
        ゴーフルでした。

        
        巾着口を締める紐の先に柄と同じ西瓜が。細かい手間とアイデアに脱帽!

        
        白地の西瓜柄の小さな袋には、西瓜の飴!

        
        この袋の紐の先はもう一つの袋の紐とは違う西瓜がくっついている!

        
        添え手紙もちゃんと西瓜の便箋!

              
              極めつけは切手、西瓜の図柄です。

        手縫いの袋というだけでも心籠るオリジナルなのに、何から何まで行き届いた細心の
        アイデア尽くし。袋と共に贈られたきたグッズも面白いので明日披露しますネ。

生ける世に吾(あ)はいまだ見ず 言絶えて かくおもしろく縫へる袋は   大伴家持(万葉集)

   (この世に生まれてこのかた、私はまだ見たこともないよ。言葉には表せないくらいこんなに
    素敵に縫ってある袋は!)
    ――大伴家持の恋人、のちに妻となった坂上大譲(おおいらつめ)が家持に手縫いの袋を贈った
      時に、家持から大嬢に贈ったお礼の歌です。現代と全く変わらない贈り物とお礼の言葉が
      1000年以上も前の万葉集にちゃんと残っているのがすごいでしょ!