藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
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藤井祥子ピアノスタジオには、確実に上達できる喜びがあります 

『楽しい!』『練習したくなる!』のはとにかくわかりやすい指導だから。一人ひとりの成長に徹底的に寄り添って、生徒さんと一緒に音楽を楽しんでいます。 【ピアノレッスン】ピアノの楽しさをとことんお伝えします!年齢問わず、スムーズで音楽的な演奏ができるよう、工夫の詰まった指導です。お子様のレッスンは、心の成長を大切に見守りながら、自信と自己肯定感を育てます。合唱伴奏・ピアノコンクール・進学、全てお引き受けします。大人のレッスンは、初心者・経験者ともじっくり取り組みたい方が多数通われています。 【バイオリンレッスン】憧れのバイオリンだからこそ、身につくまで丁寧にお教えしています。東京芸大卒業後ドイツにて学んだ先生による、分かりやすく楽しいレッスンです。初心者も大歓迎! お問合せTel.090-2301-4587まで。レッスン詳細は藤井祥子ピアノスタジオHPをご覧ください。

いい楽器、いいピアノ

2014年11月04日 | ピアノレッスン
いいピアノってどんな楽器でしょう?
究極は、演奏する人の声となり体の一部になるようなピアノ。
自分の手足に置き換えて考えてみるとわかりやすいかもしれません。

自分が鳴らしたいと思っている以上に鳴りすぎない。
かといって、あまりにも控えめで奥手で、じれったくなるほど鳴らなくても困りもの。
高い音・低い音、それぞれの音域ごとに色合いがあって、
弾いてみるとそのちがいが聞き取れるピアノはおしゃべり上手で、楽しさ倍増。

鍵盤も大切。
指先に沿って下りたり上がったりしてくれる鍵盤は、とてもありがたいです。
下げるためによっこらしょと+αの力が必要だったり、
指が上がっているのに、鍵盤がじわじわとしか上がってこなかったりすると、
ぎくしゃくとした演奏になってしまいます。
鍵盤が下りきるときの感触も、ピアノを弾く指先の大きな助けになります。
ピアノの鍵盤の奥にあるハンマーでピアノ線をたたくのですが、
どんな力加減でハンマーをたたいたのか、
それが指先にくっきりと伝わってくるピアノは、より上達へと導いてくれます。

そして相性も。
キラキラした輝くような音が気分をあげてくれる!
深みのある響きが心にしみる…。
自分の好きな音色を持った楽器だと、間違いなくずっと触っていたくなりますから。

楽器って、本当に不思議です。
いい楽器は演奏しやすいだけでなく、良い音楽を教えてくれます。
逆に言えば、使っている楽器の器(うつわ)に見合うように、ひとは育ちます。
いろいろな状況を考えるとなかなかそうはいかないことが多いですが、
上手になったらいい楽器に変えようという発想ではなくて、
上手になりたいからいい楽器を使おうという発想が、理想的なのでしょうね。