南アフリカW杯 / 2010年05月30日


W杯南ア大会展望(上)


「岡田ジャパン」は勝てるか
あえて3連敗を予想する

★べスト16の確率は20%程度
 ワールドカップ南アフリカ大会で日本代表チームは3連敗する。ぼくは、あえて最悪の予想をしている。
 もともと、日本が勝てる見込みは、数字的にも高くない。
 4チームずつのグループリーグで2チームがベスト16に進出する。4チームの実力がまったく同じで運不運で勝負が決まると仮定すれば、進出できる確率は4つのうちの2つだから、各チーム50%ずつである。合計200%だ。
 E組のなかで、FIFAランク通りオランダが断然上で確率90%だとすれば、残り110%を他の3チームが分け合うことになる。そのなかでデンマークが抜けていて確率70%だとすれば、日本とカメルーンが決勝トーナメントに進出する確率は20%ずつということになる。つまり5度に1度の番狂わせを起こさなければベスト16には進出できない。

★初戦の対カメルーンが勝負
 こういう計算法が正しいかどうか、確率と呼んでいいのかどうかには自信がない。数学の得意な人に教えてもらいたい。ここでは、ただの「たとえ」として見てもらいたい。
 ともあれ、日本はカメルーンに勝たなければ話にならない。だから6月14日の初戦が勝負である。
 日本とカメルーンの勝機は五分五分というところだろう。
 カメルーンの選手は、ほとんどが欧州でプレーしている。一人一人の力量と経験では、日本選手より上である。チームとしてまとまるかどうか、選手の士気(モラール)が高いかどうかがカギである。
 日本は一人一人の力量では劣るが、十分な準備とチームプレーで勝負することができる。それには、サッカー協会の施策と監督の能力がものをいう。

★「ペルドン岡ちゃん」と謝りたい
 しかし、ぼくは協会の方針と岡田監督の方策に疑問を感じている。だからカメルーンにも勝てないだろうと予想するわけである。あとになって結果論で批判したくはないので、あらかじめ「3連敗」の予想を公表しておくことにする。
 1986年ワールドカップ・メキシコ大会の前に、アルゼンチンのビジャルド監督は、マスコミから手厳しく批判されていた。しかしマラドーナを生かしてアルゼンチンは優勝した。アルゼンチンの新聞は「ペルドン、ビジャルド。グラシアス」と見出しを掲げた。「ビジャルド監督(批判して)ごめんなさい。(優勝してくれて)ありがとう」という意味である。
 日本がベスト16に進出したら、ぼくは「グラシアス」と感謝したい。岡田監督の目標通りベスト4に進出したら「ペルドン岡ちゃん」と謝りたい。そういう事態になることを希望してはいるが、そういうケースを予想してはいない。

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