ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




都庁西2号庁舎。千代田区丸の内3-5。1986(昭和61)年5月18日

丸の内の国際フォーラムはかつては東京都庁の敷地で、丹下健三設計の第1本庁舎をはじめ幾つも庁舎が建っていた。写真は敷地のほぼ中央、JRの高架に近いほうに建っていた西2号庁舎。庁舎の建物は大正時代から昭和32年までのいろいろな時代に建てられていて、デザインもばらばらだが、西2号は戦前のモダン系、あるいはインターナショナル・スタイルである。1934(昭和9)年の竣工。タイル張りではないようだが、白い壁と大きい窓は吉田鉄郎設計の東京中央郵便局が思い浮かぶ。
このビルに入っていた部署は、案内板によると、「衛生局――総務部、公衆衛生部、環境衛生部、医務部、医療福祉部、薬務部、病院管理部、庁舎管理部(総務課分室)」。

西2号庁舎南側。都庁が新宿に移転したのは1991年4月1日だから、撮影したときはすでに都庁ではなくなっていた。1991(平成3)年4月21日

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コメント
 
 
 
西2号庁舎 (k-kai)
2009-08-29 01:20:52
こんばんは。

都庁西2号庁舎、私はタッチの差で見る事が出来ませんでした。こうしてWeb上で見せて頂きありがとうございます。
まるで学校の校舎のような建物ですね。
丸窓が大きすぎるアンバランスさがこの建物のポイントでしょうか。
国際フォーラムは長い期間工事してましたよね。
いったいいつ出来上がるんだろうと、側を通る度に思っていたのを思い出します。
 
 
 
>k-kai様 (流一)
2009-08-30 10:11:29
この庁舎は丸の内都庁の建物のなかでも気になっていたというか、気にいっていたものでした。角の張り出し部分とブロックガラスでしょうか、透明なアールの壁が独特だと思います。
建物の北や西側の面など、もう少し細かく撮っておけばよかった……
 
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