ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




第一勧業銀行浅草支店。台東区蔵前3-21。1987(昭和62)年10月4日

春日通り(写真右)と江戸通り(写真左)の厩橋交差点の角にある。現在のみずほ銀行浅草支店で、別に蔵前支店が蔵前4丁目にある。
銀行建築は古典主義様式の系統が多いが、こちらはロマネスク風といえるだろうか。『日本近代建築総覧』では「建築年:S5、構造:RC3、設計・施工:清水組、S30,44改築」。



江戸通り側の側面。1992(平成4)年5月2日


みずほ銀行浅草支店
2008年(平成19)年3月2日

これが建物の現状。表面をパネルで覆って古いファサードを隠している。みずほ銀行になった時に改装されたのだろうか。大江戸線の蔵前駅の出入り口をこのビルに造ったから、そのときに外壁の改装もしたのかもしれない。建替えに備えて、保存運動が起こらないようにカムフラージュしたのかと疑っている。

コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
今日通りました (とおる。)
2010-01-16 18:57:59
お久しぶりです。

今日散歩でこの前を通りました。
解体されたわけではなく、隠れているだけなんですね。
こんなにかわいらしいものが隠れているなんて想像もつきませんね、現状では。
 
 
 
>とおる。様 (流一)
2010-01-17 10:33:24
改装されたビルをよく見ると、なかなかの仕上がりで外壁の色も旧ビルのものを継承したようで、まじめに現代的に改装しようとしたのかもしれません。この次に改装するなら昭和5年の建設時のファサードを復元したら、と思っています。最近は明治の建物を復元したり復刻する例も出てきましたか。
 
 
 
Unknown (とおりすがり)
2013-05-22 19:25:36
ああなつかしい 確かにこんな感じの建物だったなあ
 
 
 
懐かしい・・・ (元DKBマン)
2014-04-03 14:39:10
ちょうど、一番上の写真のころ、新卒でここに勤めていました。中も非常にレトロで、手動扉のエレベーターがあり、地下も迷路のようになっていました。
鍵当番の日、深夜最後に一人で3階を見回るのが非常に怖かったのを思い出しました。
 
 
 
>元DKBマン様 (流一)
2014-04-04 18:27:03
コメントありがとうございます。昭和の時代に存在した銀行が今のように変わってしまうとは! 元DKBマンさんは今も銀行マンなのでしょうか? そんな詮索はどうでもいいですね。
写真の建物は戦前の「第一銀行」として建てられたものと思います。3階のアーチ窓が並ぶ外観に建設時の面影が残っています。1・2階の外観はかなり改装されているのではないでしょうか。現在のみずほ銀行の中に入れば、元DKBマンさんが務めていた頃の内部と同じなにかがあるのかもしれませんね。
 
 
 
Unknown (のなやん)
2020-07-10 11:13:59
2枚目の写真の頃、この支店で口座を作りましたが、雷門支店内に移転すると連絡ハガキが届いたのがきっかけで、こちらのページに出会いました。昭和5年の建造でしたか。移転後は、取り壊しなのでしょうかね…。
 
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