ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




大東京火災海上保険。中央区日本橋3-1。1985(昭和60)年4月14日

中央通りの日本信託銀行本店から横丁を入って隣に並んで建っていた。設計:佐藤功一、施工:大倉土木、昭和6年の竣工。
金融関係のビルらしい古典様式の系列になる建物だ。「堅実、目立たない」が設計の指標だったか、と思うほどさりげない感じで、ぼくには好ましく思う。目立とうとするデザインや信頼感を通り過ぎて威嚇する感じのビルばかりでは疲れる。


大東京火災海上保険。1991(平成3)年8月4日

「ウィキペディア」によると、大東京火災は1918(大正7)年8月に東京動産火災保険の名称で設立された。月掛けの小口損害保険のことを「動産保険」といったが、その業務を扱う上位3社を動産三社といい、大東京火災はそのひとつ。1944(昭和19)年に東神火災保険を合併して大東京火災保険に改称。1949(昭和24)年に大東京火災海上保険と改称した。2001(平成13)年、千代田火災海上保険と合併して「あいおい損害保険」になった。



大東京火災海上保険と日本信託銀行本店の上部。1986(昭和61)年6月22日

大東京火災海上保険
1988(昭和63)年4月24日

日本信託銀行本店が解体され、ビルの側面が見えるようになっていた。

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (Unknown)
2019-03-16 11:03:13
懐かしい写真を拝見させて頂き有難うございます。
建築様式や技術的なことや建築物のコンセプト等に
ついては知識がないので分かりませんが、かつて
この企業に勤務していた者として脳裏の記憶が
蘇ってきます。
小生は本社社屋内での勤務はありませんが、榮太樓
ビル分室(テナント)勤務で日々本社ビルとの
行き来はしていました
 
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