ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




大和田本店。中央区日本橋人形町2-7。2004(平成16)年10月25日

人形町通りの人形町交差点の裏手にあったうなぎの「大和田本店」。2012年2月で閉店した。店主の健康上の問題という(『まさひろ瓦版>「大和田本店」が閉店』)。老舗のうなぎ屋なのに割と安価ということで繁盛していたようだ。その後、建物を修復、改装して「やきとん居酒屋 筑前屋人形町総本店」が2012年5月に開店した。

大和田本店の開業がいつなのか、また大和田といううなぎ屋は全国にあるようだがどういう関係になるのかは知らない。人形町の店が「本店」と名乗っていいのだろうか、とも思ってしまう。
建物は戦前築のようには見えない。周囲は空襲での焼失を免れた地区だが、戦後まもなく建てられたものかと思っていた。『 FOOD STADIUM>ニューオープン』に「(元のうなぎ店が)築80年が経過しており」とあり、それだと1932(昭和7)年頃の建築になる。昭和8年の火保図(当時の住所は浪花町8)では「スシヤ」だが、大和田の建物がその地図のものか微妙な時点だ。
昭和25年の「人形町全町詳細図」に広告を出していて、それには「大和田本店 人形町店のうなぎと新日本料理 人形町八百浅横丁電…」。八百浅は人形町通りにあった。

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