ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




窪田邸。文京区大塚6-11。2011(平成23)年7月10日

坂下通りの開運坂交差点のすぐ北にあった住宅。割と大きい住宅だが普通のものにも見える。窓の庇に瓦が乗っているのや正面の壁から出っ張っている4本の柱が変わっている。改装されてはいるが古い建物のような雰囲気もあって、とりあえず撮影して後日調べてみたら、『日本近代建築総覧』に「窪田恒夫邸、文京区大塚6-11-8、建築年=昭和18年、木造2階建、設計=窪田 恒、施工=窪田組、備考=当時内部和式,S40一部様式増築」というのがあった。
1986年の住宅地図では「窪田恒夫」で後ろの家が「窪田荘」。1974年の地図では「開運荘(窪田恒)」。古い航空写真で見ると窪田邸はコの字型の平面で、後ろのアパートは戦後に建てられたものらしい。窪田邸が竣工した昭和18年というと太平洋戦争が2年目に入った年だが、家を新築するどころではないといった状況まではいっていなかったのかもしれない。また、資材のストックがあったのだろう。竣工時の外観はどんなものだったのだろう?
現在は「新大塚駅前学生マンション(カレッジエスクエア文京大塚)」(7階建30戸、2013年築)というマンションに替わった。



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