ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




セブンヘアー。千代田区神田神保町1-13。2006(平成18)年5月4日

白山通りとすずらん通りの交差点角にあった床屋。隣の「東明徽章」と一緒の、たぶん戦前築の看板建築。
東明徽章は昭和25-30年火保図に「バッチ東明社」と出ているので、戦前からあるバッジ・トロフィーの店かもしれない。『月光>神保町 救世軍』に、1976年に撮られた写真が載っていて、看板に「東明徽章工藝社」とある。
角の床屋は昭和50・60年代では、同じ床屋だが「理髪一番」だった。
ストリートビューからだが、建物は2019年に取り壊されて、2020年頃に2棟の3階建の家に建て替わった。

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コメント
 
 
 
Unknown (定マニア)
2023-01-16 09:33:36
映画吉原炎上に、故根津甚八さんが「♪救世軍 進め 進め ハレルヤ」と歌いながら行進するシーンが出てきますね。最初は単なる営業妨害?と思っていたのですが、救世軍は過去に廃娼運動を行っていたのだと大人になってから知りました。改めて映画を見ると、財閥の御曹司は、まだ遊女になりたてのひさのを助けたかったが本音。なのに、一度も自分を抱いてくれないと言うひさのに失望してしまったのですね。それでも身分と地位を投げ捨てて、身請けしてくる御曹司をそでにしてしまったひさのは愚かです。こういったすれ違いによる悲劇を少しでも無くそうとした救世軍の活動には頭が下がります。反面、成人式に「勉強してない花魁」の格好をしてくる新成人には、「♪私、バカよね〜」ってアピールですか?と突っ込みたくなります。私、年末には必ず救世軍に募金してます。
 
 
 
>定マニア様 (流一)
2023-01-17 09:55:22
日本では救世軍といえば「社会鍋」ですね。キリスト教徒でなくては、それ以上の関心は持たないのではないでしょうか。廃娼運動まで遡ってその活動を支えるのは、なかなかできないことです。
新成人はまだ子供ですね。もう20年は見守る必要がありそうです。
 
 
 
山田洋傘店 (高蔵)
2023-01-18 15:15:13
このヘアーサロンの場所は大正8年に開店した山田屋洋傘店神保町支店があった所です。建物自体がその頃の物かは判りませんが、戦後の昭和の写真を見ると同じ建物と思われます。山田屋は昭和23年に鎌倉に移転していますが昭和26年の町内地図には山田屋の文字があります。
下記のサイトに昭和26年の町内地図。スズラン通りかどに山田屋の文字があります。
http://www.gonzoshouts.com/place/7200/
 
 
 
>高蔵様 (流一)
2023-01-20 11:02:35
戦後まもなく(昭和25-30年)の火保図に「山田洋傘S(店)/細田昇弘」とあるのを見てはいましたが、なにも知るところがないので本文には記してありません。「山田屋洋傘店」が正しい店名のようですね。大正8年開店とすると、関東大震災で焼失した後、建て直したのが写真の建物かもしれません。昭和23年には鎌倉へ移転ですか。昭和44年の地図では「日本交通公社」となっています。
 
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