ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




釜屋(現・釜屋資料館)。千葉県夷隅郡大多喜町久保159。2003(平成15)年6月1日

いすみ鉄道の大多喜駅は線路が南北に引かれている箇所にあり、曲流している夷隅川(いすみがわ)も、大多喜駅付近では駅の東を南から北に流れている。その間を県道172号大多喜線が通っている。県道はこの辺りでは「城下町通り」と名付けられている。名前からして城下町の中心になる通りになるようだ。明治期に建てられた商家や旅籠が今も幾棟も見られて、観光の中心地となっている。
城下町通りの中央辺りにある「釜屋(旧江澤邸)」は、明治9年(1876)建築の土蔵造りの商家。釜屋は当初は質屋で後に金物屋になった。屋号の釜屋は金物店になってからのものに思える。庇屋根の上、中央に釜の字を書いた瓶が置かれている。中には味噌を入れておいて、火事になったときには建物開口部(窓の隙間)に味噌を塗り込めるわけだ。
2006(平成18)年に大多喜町へ寄贈され、2020(令和2)年に改修工事を終えて一般公開された。(『シティライフ>房総の小江戸によみがえる 土蔵造りの商家『釜屋』』)



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