ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




山長鮮魚店。文京区千駄木3-38。2007(平成19)年12月1日

写真は「よみせ通り」の南部から北の方角を見ている。住所は左(西)が文京区千駄木、右が台東区谷中。よみせ通りは藍染川の流路で、自然と本郷区と下谷区の境となったのが今に引き継がれている。藍染川は大正末には暗渠に替わり、幅8mの道路の商店街になった。
看板建築が並んでいる。「山長」の四軒長屋は、軒の下に雷文模様や円柱を模した仕切りがあって、昭和初期の建物かと見える。ただし周囲にある看板建築は戦後の建築と見えて、山長の長屋もあるいは、と思わせる。山長の創業は大正中期という。

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