ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




O邸。文京区千駄木3-5。1989(平成1)年2月26日

千駄木の高台の屋敷町は大正末から昭和初期にかけて分譲されたという。普通に分譲住宅というイメージからはかけ離れた規模であるが、今でも同じような敷地面積を持つ屋敷が広がっている。『東京路上細見1』(林順信著、平凡社、1987年、1900円)から引用すると、「もと駒込林町と称した一帯は林町の屋敷町といわれていた。今もなお、千駄木の屋敷町として知られており、以前よりは幾分区画が狭くなったところもあるが、都心にあって贅沢な面積をもつ家が続く」。
上写真は南北の道沿いの塀、下写真は東西の道沿い。屋敷の南側に広い庭がある。下の写真に写っている建物はO邸の隣のT邸らしい。現在は建て直されて、塀も新しい家に合わせたのか造り直された。


O邸。千駄木3-5。1990(平成2)年6月17日



Y邸。千駄木3-6。1989(平成1)年2月26日

日本家屋のお屋敷。玄関の脇に洋館が付属しているが、現在、それは取り払われた。また、ブロック塀は建物にふさわしいようなものに造り替えられている。

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