ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




二軒長屋。荒川区南千住1-39。2013(平成25)年11月6日

写真奥で突き当りになる道路は、ジョイフル三ノ輪商店街の2本北の裏通り。まっすぐな道なので近年整備されたもののようにも見えるが、江戸期からある田圃と武家地(江戸切絵図の右上に見える「百姓地」と「石川日向守」の屋敷)の境の道かもしれない。この裏通りに北から斜めに入ってくる道は昔の農道の名残なのだろう。写真の古い長屋の向かい側も、2本の路地が左右からぶつかって「K」形の交差点になっている。
写真の長屋は、外装は替えられているが、形はそう変わっていないように見える。屋根に瓦を戻してトタン葺きの壁を下見板にすれば原形に復するような感じがする。防火用水は戦時中から同じ位置に置かれていたものだろうか。



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