ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




マスダ生花店。千葉県野田市中野台188。2006(平成18)年3月18日

欅のホールの交差点から南へいく通りは「音女通り」の標示がついた街灯が並ぶ商店街で、昭和40年頃の造作と思われる商店が並んでいる。商店の密度はけやき夢ロードよりよほど濃い。じきに街灯は「幸会」のものに変る四つ角に出る。この四つ角は四つの商店街が出会うすごい地点である。北が「音女通り」、南が「幸会」、東は狭い一方通行の出口で「野田一番街」、西は「野 銀座会」(「田」が取れている)のゲートまである商店街だ。街灯もそれぞれ別のものだ。現在では商店街という言葉から思い浮かぶような繁華街ではないが、流山街道の後背地に、とにかく四つの商店街が成立したのは、やはり醤油の力なのだろうか。
写真の店は野田銀座会に入ってすぐのところにある。古い出桁造りの商家が二軒ならんでいる。左の家はどんな商売をしていたのだろう。写真左端の平屋の家は「お好み焼・もんじゃ・焼ソバ/あかし」の看板が残っている。
撮影時には野田銀座は歩かなかったのだが、ストリートビューで先に進むと、戦前に建てられた家が何棟か見られる。「スナック姫」がある看板建築風の建物の横に「野田銀座商店 」(「会」が取れてしまったようだ)のもう一方のゲートがある。

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