ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




釣岩。中央区勝どき3-16。2005(平成17)年3月25日

新月島川に架かる清澄通りの新島(にいじま)橋の際にあった三軒長屋。手前は「新島橋北西児童遊園」というが、小さな緑地のようなものだ。今、ストリートビューを見たら長屋は取り壊されて水道管の布設替え工事の車両が入っている。航空写真にはまだ写っているからごく最近のことらしい。
三軒長屋の左のお宅が1986年の住宅地図では「釣岩」で、その名前から舟宿だと思われる。戦前から続いている家だ。当ブログの『新月島川、亜伊堂留亭』に、長屋の新月島川に面した側の写真がある。その1989年の写真では釣岩専用と思われる桟橋があって東京湾の奥にまで行くような釣船を含めて3艘が係留されているが、2001年の写真では桟橋が撤去されている。ネット検索にもかからないので廃業したのかもしれない。



斉藤鮮魚店、戸津雑貨店。勝どき3-16。2005(平成17)年3月25日

三軒長屋の横を入ったところで、左端にちょっと写っているのが1枚目の三軒長屋。屋根に段があるがこちらも三軒長屋で、やはり最近取り壊されて工事用のプレハブハウスが置いてある。写真の様子では撮影時に営業していたかどうか怪しい感じだ。

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