ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




看板建築の長屋。墨田区東向島3-33。2008(平成20)年12月3日

地蔵坂通りの真ん中辺り。写真右端の木立は区立寺島図書館で、2013年4月にひきふね図書館が開館したのに伴い閉館した。その時に図書を整理して処分する本を放出したのだが、たまたまぼくはそれに出くわして、少しばかり頂いてきた。その中では、枝川公一『都市の体温』、東大建築学科香山研究室編『アメリカ建築案内』、林順信・他『東京下町JAZZ』などが収穫。
写真は戦後に建てられた四軒長屋かと思ったが昭和22年の航空写真に写っている。長屋の向かい、東向島1丁目は戦災での焼失を免れているので、ぎりぎり焼けずに済んだ建物かもしれない。



クリーニング太郎。東向島3-30。2013(平成25)年3月17日

地蔵坂通りの墨堤通りに近い辺り。高橋本社から右へ花甚生花店まで、3棟が戦前築の家である。路地との角にある看板建築の家は1985年の地図で「クリーニング太郎」、1968年の地図に「伊藤歯科」となっている。トタンを石積み風に見せているらしい。航空写真で見ただけだが、横の路地を入ると両側に戦前築らしい住宅が数軒残っているようだ。

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