ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




炭団坂下の路地。文京区本郷4-32
左:1989(平成1)年5月5日、右:2007(平成19)年2月17日

春日通りの真砂坂上から北へ入って菊坂へ降りる階段の坂道が炭団坂である。菊坂下道に出るので、菊坂へ出るにはどこかの階段を上がらなければならない。炭団坂の下に写真の路地がある。この旧真砂町が乗る台地と下道との間の谷底には、戦前から建っていたと思われる民家が、まだかなり残っている。



2007(平成19)年2月17

路地の奥に平屋の家があり、その向かいの家の前には井戸が。ポンプのコンクリートの台になにか注意書きが貼られている。その文字は読めないが、『東京路上再見1(林順信著、平凡社、1987年、1900円)』に載っている昭和62年撮影の写真には、「一、大きくしずかに/くんでください/二、子供さんはえんりょ/してください/井戸睦会」というボードが台に立てかけてある。

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