ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




宮前広場の洋館。文京区本郷6-8。2007(平成19)年10月24日

東京大学正門の本郷通りの向かいの横丁を入ると三角形の広場のような交差点がある。その広場の左(南)にあったモルタル仕上げの壁の洋館。先日ここを通ったら建替えられていた。ストリートビューではまだ旧邸がみられるので、わりと最近の変化である。写真では蔦だか藤だかの葉が茂って家を半ば隠している。ストリートビューのほうが見やすい。
三角広場は、どのくらい通用するのか知らないが「宮前広場」が通称らしい。戦後に廃止されるまで、広場の正面である西側に「映世神社」があった。神社の沿革や様子は 『文京の古本屋>読みもの>映世神社』に棚沢書店のご主人が解説されている。広場の中央に石の鳥居があったそうだ。明治16年測量の 『本郷元富士町近傍』を見ると、本殿の後ろにあったという小山も確認できる。


2000(平成12)年5月5日

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